ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

603話  心に留めておけ (深海の冒険-1)

2017年03月03日 | 魚人島編



本物の”麦わらの一味”を取り逃がした海軍は、偽麦わらの呼びかけで集まった海賊達を一網打尽にしていたが、カリブー兄弟とその一味と、偽麦わらの一味数名が海軍の手をすり抜けて逃走していた。

「戦桃丸」は状況を海軍へと連絡した。
「立ち塞がったのは冥王レイリー、わいらにどうしろと?本物の”麦わらの一味”によってパシフィスタ2名を深く損傷、2年前に奴らを追いつめたのと同じ「プロトタイプ(試作品)」だ、変わったのはあいつらだ!!この2年間でめまぐるしい成長を遂げている!!新世界の海軍本部によーく伝えておけ!!!”麦わらの一味”は完全に復活したとな!!!」



海軍から逃走したカリブー兄弟の兄「カリブー」は、【ロギア(自然)系】の悪魔の実の能力者であり、その体を変化自在にドロドロに変化させることが出来、またロギア系らしくいかなる攻撃も効かない。



その男が、本物の”麦わらの一味”を追って、海底へと沈んで行った。





サニー号は海中をどんどん沈みながら、進んでいた。コーティング帆船は海流を風のように受けて進んでいく。


ナミから海中での進み方と、コーティングの注意点の話しがあった。
だが、ナミを見た瞬間、サンジが鼻血を大噴出させてシャボンを突き抜けて海中に出てしまった。



このように、シャボンディ諸島のシャボンと特製はかわらず、ある程度まで伸びて、それ以上は尽き抜ける。なので銃や砲弾を使ってもシャボンは割れないのだが、海獣の牙などで一度に多数の穴が開いたり、岩などにぶつかって中の船そのものが壊れてもアウト。魚人島に到達する前に7割沈没するので注意するように、と説明書には書かれてあった。

次に、フランキーから皆に話しがあった。
まずは、海底案内を約束していた「ハチ」は、「トビウオライダーズのデュバル」同様に、サニー号の存在を知った海軍と、サニー号を守る為に激しい戦闘となり、そこで重症を負って1年程前に魚人島へ戻って療養をしていること。

それでもサニー号が無傷で無事だったのは、2年前に一味を各地へ飛ばした張本人の「バーソロミュー・くま」がたった一人で守り続けていてくれたからであること。



フランキーの姿を確認すると「・・・任務完了だ・・・」とそのボロボロの体を引きずって、どこかへ立ち去って行った。
フランキーはレイリーに話を聞くと、実は一味が敗走したあの戦いの最中、くまはレイリーに「おれは革命軍の幹部、縁あってこの一味をここから逃がしたい」と耳打ちをしていたとのことだった。

そして一味を飛ばした後にレイリーを尋ねて「おれにはもう時間がない」と告げて、サニー号を死守していたのだと言う。
「どんな弱みを握られたのか知らねぇが、奴は”実験体”として海軍によって少しずつ体をサイボーグ化され・・・頂上戦争の前には、完全に人格を奪われる契約を交わしたいた。」

話しを聞いたチョッパーは違和感を感じた。
「バラバラに飛ばしても、その後おれ達がどうするかは、あいつにわかるハズない!!それでも船で待っていたのか!?人格を失ったのに!?」

フランキーは話しを続けた。
「執刀医Dr.ベガパンクとの間に1つだけ任務をプログラムする約束をしていたらしい。『麦わらの一味の誰かが再び船に戻る日まで海賊船を死守せよ』と。だから2年間、奴は本来の記憶もなく、”人間兵器”として過去の自分の命令を全うし、おれ達を待っていた」



皆はこの話しに「革命軍」「縁」となるとルフィの父親との関係を疑ったが、真相はわからない。
革命軍と行動を共にしていたロビンだけは、黙ってくまの事を考えていた。

最後にフランキーがまとめた。
「実際おれ達にとって意味のある2年間を生み出してくれたのはあの男だって事は間違いない。今となっては本人に真意を尋ねることも出来ねェが、心に留めておけ。
この一味にとって、パーソロミュー・くまは”大恩人”だって事をな。そしていつか出遭う日が来ても、くまはもう心無き”人間兵器”だ。」




くまに思うところのあるゾロは「ありがてェが疑問が残る・・・、いつかくまの真意がわかればいいな・・・」とつぶやいた。



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