今思い出しても、子犬のような少年スポットは可愛かった~という「ひとこと感想」その10。
「もしも、地球に隕石がぶつからず、恐竜が絶滅していなかったら・・・?」という設定で、その後進化して言語を獲得した恐竜たちの繁栄する地球を舞台に、「怖がりの草食恐竜」アーロと、身体は小さくても怖いもの知らずの、(言語獲得以前の人間の)少年スポットとの友情物語。(人間はまだ四足歩行の方が自然・・・という状態で、スポットもマジ子犬に見える(^^))
傑作なのは、映画全体の雰囲気がまるで「西部劇」のようだということ。草食恐竜は農業を、肉食恐竜は牧畜を・・・という具合で、カウボーイ(カウガールもいる)恐竜とのエピソードもあれば、空からの”ならず者”たちも登場する。
ストーリーとしては、王道を行くようなアドベンチャー・ファンタジーで、2人の子ども(片方は恐竜)の成長を描くロード・ムービーなのだけれど・・・私がひとつだけ納得がいかなかったのは、映画のラスト。
少年は、同じ人間の家族に出会う。アーロといくか、知り合った家族と行くか、少年(アーロも)は決断を迫られるのだけれど・・・私には、あの時のアーロの判断は「出来すぎ」?の気がしてならないのだ。そこまでアーロが成長し、少年は少年で「何か」に目覚めたのだとしたら・・・そういうことは、前もってもう少し気づかせておいてほしかったな~と。
でも、ま、それはそれとして、「もしも」の世界の地球の風景は美しく、それを観ているだけでも、私は心地よく楽しかった。(私も「怖がり」なので、弱っちい恐竜少年の成長物語は、ちょっと親近感もあったのかも(^^;)
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