安寿さんから頂いたコメントが皆さんにもとても参考になるものでしたので、改めて記事にさせていただきました。
↓こちらが安寿さんからのコメントです。
インプラント後 (安壽)
2008-06-02 00:47:20
はじめまして。
松見歯科の皆様には、ブログを通してお世話になっております。
実は今回、10年来誰にも聞けなかったことを相談したいと思っております。
私は小さい頃から八重歯があり外見を気にしていたので、結婚を機に当時はやっていたインプラントを歯医者さんの勧めもあり、しました。
ところが痛いししみるしということで何度目かの治療のあとその歯医者さんに行くと、私の担当の方は離職されていて代わりに院長先生が診て下さったのですが、一言「俺ならこんな下手にはしないな」と。
ひどくショックで、簡単にインプラントを選んだ自分を後悔し、反省しました。
その後、ほかの歯医者さんに行くことはありましたが、できるだけその点には触れないでほしくて自分の汚点のように思ってきました。
しかし、インプラントをした部分が黒ずんできて治療を必要だと感じるにつれて、いかに今までこの歯さんたちががんばってくれていたのかに気づかされ、感謝の念がわいてきました。
できることなら、私のけなげな歯さんたちにとって良い治療をさせてあげたいと願っています。
歯を抜くことは避けることだったのにそうしないでごめんなさい。でもこの状況の中で最善の方法を選びたい、と思っています。
松見歯科さんでは、インプラント後の治療や対処などは行っているのでしょうか。また、歯を抜いてしまった場合は、生活面でどのような点に注意したほうがよいとお考えでしょうか。
はぁ。初めて相談したので、力が抜けました・・・
ありがとうございました。
安寿さん、コメントありがとうございます。
その後、インプラントの調子はいかがですか?
黒ずんでこられたということですが、
その件につきましては
この後、歯科衛生士のほうからもう少し情報をいただいてお返事を書かせていただきますね。
さて、歯科業界では、保健医療における診療報酬の圧縮から、自費治療となるインプラントは重要な収入源となっているようです。
ですから、インプラントをすすめる歯医者が増えてまいりました。
実は当院では、インプラント治療は行っておりません。
出来るだけ歯を残していこうとしていますし、仮にインプラントを入れても歯周病が起きると悲しいことにインプラントも抜け落ちていきます。
ただ、交通事故などで前歯を失ったりした場合など、ご本人が精神的にもインプラントにより明るい生活を送れるというようなときには、無闇に反対するものでもありません。
安寿さんの場合は、気になっていた八重歯を審美的にインプラントで治療されたんですね。この時の選択肢として、インプラント以外に何が出来たかは、その時のご様子(歯並びや歯の本数、顎の大きさなどなど)がわからないので判断が付きませんが、元気な歯を抜いてしまったっという罪悪感のようなもので苦しんでこられたことは充分にお察しいたします。
出来るだけ歯を抜かない診療方針の当院でも、八重歯が邪魔をして、隣同士の歯に悪影響を及ぼす(虫歯やかみ合わせなど)場合に限って、八重歯のみ抜歯、矯正という判断をする場合もあります。(八重歯が元気で横が虫歯ならば虫歯の方を犠牲にして八重歯を残すことも・・・)
安寿さんの場合は八重歯以外隣同士を抜歯してインプラントにされたのでしょうか?
いずれにしても無闇に抜歯というのはいかがかな?と思います。
しかし、それは安寿さんに対してではなく、その処置を行った歯科医師に対しての怒りです。また、院長である医師の無責任な言動にもとても腹立たしく思います。
あってはならないことですね。
安寿さんが今歯をとても大切に思ってくださっていて、とても嬉しく思います。
インプラントも、他の歯と同様に歯を支えている骨を溶かさないように食生活に充分に気をつけてブラッシングを丁寧にされていけばいいと思います。
大切なのは、安寿さんが仰るとおり今までがどうだったということではなく、これからどうしていくかなのだと思います。
少し調子が悪いようなのですが、歯周病を発症しているようでしたら、対処としてはインプラントもご自身の歯も同じような処置となるでしょう。
以前に重度歯槽膿漏でインプラントも抜けそうだった方が、他の歯の歯周病治療を進めるうちにインプラントも助かったという症例があります。
一度、ご来院いただいて検診のうえでの判断となりますが、もし遠いのでしたら初診だけでも受けられて、その結果を持ってお近くのご対応してくださる歯医者さんに通うことも出来るのではないかと思います。現状と治療方法も含めての依頼書(紹介状)を出すこともできますよ。
インプラントは、歯科医師であれば、実践経験がなくともすぐにできるのが現状です。そういう意味でも、よほど、歯医者を選ばないといけないようですね。
抜かずにすむ場合もありますので、安寿さんだけでなく、ぜひ、一度ご相談ください。
安寿さんの例をださせていただきまして、感謝いたします。
どうぞ、今の歯をちゃんと維持して素敵なおばあちゃんになってくださいね。
そうすれば、インプラントを入れたこともプラスとなりますね。
元気をだしてください。
たま
↓こちらが安寿さんからのコメントです。
インプラント後 (安壽)
2008-06-02 00:47:20
はじめまして。
松見歯科の皆様には、ブログを通してお世話になっております。
実は今回、10年来誰にも聞けなかったことを相談したいと思っております。
私は小さい頃から八重歯があり外見を気にしていたので、結婚を機に当時はやっていたインプラントを歯医者さんの勧めもあり、しました。
ところが痛いししみるしということで何度目かの治療のあとその歯医者さんに行くと、私の担当の方は離職されていて代わりに院長先生が診て下さったのですが、一言「俺ならこんな下手にはしないな」と。
ひどくショックで、簡単にインプラントを選んだ自分を後悔し、反省しました。
その後、ほかの歯医者さんに行くことはありましたが、できるだけその点には触れないでほしくて自分の汚点のように思ってきました。
しかし、インプラントをした部分が黒ずんできて治療を必要だと感じるにつれて、いかに今までこの歯さんたちががんばってくれていたのかに気づかされ、感謝の念がわいてきました。
できることなら、私のけなげな歯さんたちにとって良い治療をさせてあげたいと願っています。
歯を抜くことは避けることだったのにそうしないでごめんなさい。でもこの状況の中で最善の方法を選びたい、と思っています。
松見歯科さんでは、インプラント後の治療や対処などは行っているのでしょうか。また、歯を抜いてしまった場合は、生活面でどのような点に注意したほうがよいとお考えでしょうか。
はぁ。初めて相談したので、力が抜けました・・・
ありがとうございました。
安寿さん、コメントありがとうございます。
その後、インプラントの調子はいかがですか?
黒ずんでこられたということですが、
その件につきましては
この後、歯科衛生士のほうからもう少し情報をいただいてお返事を書かせていただきますね。
さて、歯科業界では、保健医療における診療報酬の圧縮から、自費治療となるインプラントは重要な収入源となっているようです。
ですから、インプラントをすすめる歯医者が増えてまいりました。
実は当院では、インプラント治療は行っておりません。
出来るだけ歯を残していこうとしていますし、仮にインプラントを入れても歯周病が起きると悲しいことにインプラントも抜け落ちていきます。
ただ、交通事故などで前歯を失ったりした場合など、ご本人が精神的にもインプラントにより明るい生活を送れるというようなときには、無闇に反対するものでもありません。
安寿さんの場合は、気になっていた八重歯を審美的にインプラントで治療されたんですね。この時の選択肢として、インプラント以外に何が出来たかは、その時のご様子(歯並びや歯の本数、顎の大きさなどなど)がわからないので判断が付きませんが、元気な歯を抜いてしまったっという罪悪感のようなもので苦しんでこられたことは充分にお察しいたします。
出来るだけ歯を抜かない診療方針の当院でも、八重歯が邪魔をして、隣同士の歯に悪影響を及ぼす(虫歯やかみ合わせなど)場合に限って、八重歯のみ抜歯、矯正という判断をする場合もあります。(八重歯が元気で横が虫歯ならば虫歯の方を犠牲にして八重歯を残すことも・・・)
安寿さんの場合は八重歯以外隣同士を抜歯してインプラントにされたのでしょうか?
いずれにしても無闇に抜歯というのはいかがかな?と思います。
しかし、それは安寿さんに対してではなく、その処置を行った歯科医師に対しての怒りです。また、院長である医師の無責任な言動にもとても腹立たしく思います。
あってはならないことですね。
安寿さんが今歯をとても大切に思ってくださっていて、とても嬉しく思います。
インプラントも、他の歯と同様に歯を支えている骨を溶かさないように食生活に充分に気をつけてブラッシングを丁寧にされていけばいいと思います。
大切なのは、安寿さんが仰るとおり今までがどうだったということではなく、これからどうしていくかなのだと思います。
少し調子が悪いようなのですが、歯周病を発症しているようでしたら、対処としてはインプラントもご自身の歯も同じような処置となるでしょう。
以前に重度歯槽膿漏でインプラントも抜けそうだった方が、他の歯の歯周病治療を進めるうちにインプラントも助かったという症例があります。
一度、ご来院いただいて検診のうえでの判断となりますが、もし遠いのでしたら初診だけでも受けられて、その結果を持ってお近くのご対応してくださる歯医者さんに通うことも出来るのではないかと思います。現状と治療方法も含めての依頼書(紹介状)を出すこともできますよ。
インプラントは、歯科医師であれば、実践経験がなくともすぐにできるのが現状です。そういう意味でも、よほど、歯医者を選ばないといけないようですね。
抜かずにすむ場合もありますので、安寿さんだけでなく、ぜひ、一度ご相談ください。
安寿さんの例をださせていただきまして、感謝いたします。
どうぞ、今の歯をちゃんと維持して素敵なおばあちゃんになってくださいね。
そうすれば、インプラントを入れたこともプラスとなりますね。
元気をだしてください。
たま