マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

秋の気配・・・。

2013年08月26日 13時03分33秒 | 庵主の日記
今朝は雨音で目が覚めました。

どことなく、秋の気配が部屋に充満し始めて、クーラーをかけると寒いくらいになってきました。

雨が上がったと同時に、ご近所でお家が新築されているのですが、大工さんの金槌の音やのこぎりで木を切る音が、いつになく響いてきて、空気が透明になっている感じがすごくします。

暑かった夏も8月はラストの週に入り、もうすぐ夏休みも終わりですね。
子どもさんは宿題もう終わりましたか?
毎年、子どもたちの自由研究を歯科衛生士がサポートして、いろいろな研究を子どもたちがするのですが、さてさて、結果が楽しみです。
お母さんたちは、もうすぐ、夏休みから解放されてホッとできそうでしょうか(笑)
私も毎年「夏休みが終わった~!バンザ~イ\(^o^)/」って思ってましたよ。
すごく気持ちわかります。
子どもたちにとっては大切な夏休みだから、やっぱりお母さんがんばっちゃいますもんね。

悲喜交々(笑)の夏休みですが、秋の気配とともに終わろうとしています。




さてさて、松見歯科では、夏前くらいから初診の患者さまがとても多くて、目が回るような忙しさになっています。

初診検査は2時間半かかりますが、一日にお二人、お三人と立て続けに初診の患者さまを診させていただくことも珍しくなく、休職中だった歯科衛生士のさえちゃんもまだまだ完全リセットではないですが、背中を押されるように、試運転を兼ねて診療室に出てくれて助けてくれています。

初診が多いということは、初診のカウンセリングも多く、こちらも、お一人最低でも2時間くらい時間がかかりますので時間のやりくりに苦心しています。

検査結果のご報告、病状、治療内容、治療方針、治療方法、歯科材料の説明、全身との関わり、そして、食事の指導などなど初診カウンセリングは、担当歯科衛生士と私の受け持ちになります。

歯科衛生士は、他の患者さまを診させていただく時間が足りなくなりますので、歯科的な説明以外は私だけでお話させていただくことも多いのですが、マンツーマンになると、少し緊張が解けるのか、ご家庭や職場でのことをたくさんお話くださいます。

私は、初診カウンセリングの折に、中医学でいう診断方法の四診のうち、望診、聞診、問診を参考にカラダやココロのことを観させていただきます。

中医学での四つの診断法

望診:目(視覚)によって相手の状況を観察する診断方法
聞診:耳(聴力)と鼻(臭覚)によって相手の音声と匂いの異常を観察する診断方法
問診:相手あるいはその家族から症状を詳しく尋ねる診断方法
切診:相手の脈あるいは局部を触診する診断方法


私は医療者ではないので、診断することもできませんし、切診のように患者さまを触診することもできません。ですから、観る・聞く・問うの方法で、患者さまを知ることから始めます。

患者さまの今を観て、過去と未来を、現状と背景を予測し、どうあるべきかを考えます。

そして、不調の許になっている原因を探りながら、感じたことをお伝えすると、多くの方がココロの奥に貯めていた感情があふれだすのか、涙とともにさまざまなココロのつかえを洗い流されるかのように、しばらく静かな時間を共有させていただきます。

歯科衛生士の筒井が「泣かれる方が多いですねぇ」と驚きます。
そして、多くの方が、日々の暮らしで我慢することが多いことを知る機会にもなっています。衛生士が患者さまに寄り添い支える気持ちのスイッチが入る瞬間でもあります。

人前で涙を流すということは、多くの方が恥ずかしいことと思っておられるので、思わずあふれた涙に動揺されながらも、涙が流せたことのココロとカラダの喜びにハッと気がつかれる方も多いように思います。頭では、泣くなんてって思っていたわけですね。
人は、頭だけでは生きていけません。なのに多くの方が常識や一般論や普通や当たり前という概念によって生かされて、ココロとカラダを置き去りにして生きている方がいかに多いかと感じます。

でも、涙は、何よりの向精神薬ですね。
みなさん、必ず笑顔になられてお帰りになられます。
これ、自己治癒力っていうんですかね。




そろそろ秋ですが、ロマンチックな秋は悲しみを誘う季節でもあります。
悲しみは肺を傷めやすく、感情からカラダの不調を生むこともあります。
ため息は、幸せを逃がしますよ(笑)
ほら、乾燥の季節なので、ため息ばかりぢゃ、乾燥を嫌う肺がダメージを受けますからね。
肺や呼吸器をいたわって過ごしてください。

季節の味は辛味で、香辛料などはカラダを乾燥させますのでいつもの季節よりも辛味に対する感受性が高い時期でもありますから、使いすぎには十分注意してくださいね。
また、肺と大腸は表裏一体と言われます。
確かに大腸癌の方は肺に転移することが多いですね。
飲食の不節から大腸に不調が起きると、風邪を引き起こしたりします。
風邪をひいて下痢になったり。
カラダは全部つながっているんですね。


みなさまに、実り多き秋となりますように。






































滋味深い「しぐれ味噌」をつくりました。

2013年08月24日 13時40分58秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
昨日は、基礎クラスの飯のコースの第6回目を開催いたしました。

長崎からお勉強仲間のご同輩が遊びに来てくださることになり、朝の内は食材の準備をすませてから中原先生にお任せさせていただき、高松駅までお迎えに行きました。せっかくなので「がもう」と「山下」に讃岐うどんをはしごしてから教室に顔を出させてもらいました。

今回のメニューは、ごぼう、蓮根、人参、玉ねぎをそれはそれは細かく丁寧に切り、野菜ごとに陰性の順番に土鍋でじっくりと蒸し煮(水無調理)し、素材の旨みをギュ~って濃縮したところに、生姜のみじん切りと味噌を乗せ、また、時間をかけて・・・。
柔らかくなった野菜に生姜と味噌をなじませて作る「しぐれ味噌」を実習しました。

ごはんに乗せて頂いても、サラダのドレッシングや、田楽味噌の代わりに、そのまま熱いお湯を注いでスープにしても美味しい保存食となります。

作る手順は簡単なのですが、何しろ野菜を切るところからとても手間ひまかけて作りますので、現代人のインスタントな食スタイルとは逆行しているお料理ですが、インスタントな現代人にこそ大切なものが作る時も頂くときにも潜んでいる気がします。

さっそく作られたと、ネットで生徒さんのご報告を頂きました。とてもうれしいですね。
何度も作るうちに、うんとおいしい「しぐれ味噌」が作れるようになりますよ。
おかあさんの味として、ぜひ、家族に食べさせてあげてくださいね。

今回は、食養な献立をご用意しました。

主食は、南瓜と小豆の玄米粥を作りました。
私も大好きなメニューです。
南瓜の甘味、小豆の香り、夏バテ気味な胃腸にやさしい主食です。
7号食などの回復食にもいいですね。

マクロビオティックのお料理に使うお出汁は、基本的には精進出汁となりますので、昆布と干しシイタケを使うことが多いです。その残りとなる昆布と椎茸は捨てるにはもったいない高級食材ですから、これも佃煮にして、保存食として、ごはんのお友にするとおいしいひと品になります。

今回は和風な盛りつけにしましたので、プチトマトなどあまり似合いませんので、紫玉ねぎを薄くスライスして、塩と玄米酢を振りかけて、色よく発色させて添えました。
お味もあっさりとおいしくなります。紫色の食材をきれいな色にするひと工夫は、柑橘系のしぼり汁や酢のけのものを使うといいですね。お家でも彩りに試してみてくださいね。

お汁はお吸い物にしました。
精進出汁に塩と醤油で味をとったものです。
シンプルですが美味しいですよ。

今回はちいさなおやつを添えました。
吉野の本葛をつかって葛もちをつくりました。
ちょっと小粋にパフェにしましたよ。

手作りのジャムとリンゴのペースト、玄米甘酒を少しづつ重ねて、玄米フレークを間にいれながら、葛もちを飾りました。ちょっとうれしい和風のデザートでした。

無何有庵では、飾り付けもお料理のひとつとして、丁寧に盛りつけをいたします。
ほんのひと工夫で、うんとごちそうになるものです。
目で頂くことも大切ですね。
今回は和風プレートにいたしました。
よく見ると、玄米がゆとお吸い物、しぐれ味噌、佃煮だけ(笑)

お腹もココロも、幸せになられたでしょうか?














盛りつけのコツは、むつごく(デコラティブ)ならないこと。
お皿であれば、盛りつける量よりふたまわりくらい大きめのものを選ぶこと。
余白(ホワイトスペース)を大切にすること。
立体感を持たせること。
彩りのバランスが程よく、ごちゃごちゃしないこと。
食材の向きを考えること。
主食、汁もの、主菜、副菜のポジショニングに気をつけること。(ごはんは左、汁ものは右)

そして、それらの盛りつけが生えるように、食材の切り方から気を配ることができるといいですね。

講義は、子どもの成長と食事についてお話いたしました。
カラダを整える意味、出産の在り方、母乳について、歯の萌出の意味、歯並びなど、ご参考にしていただけると幸いです。

次回は、変わりいなりずしですね。
楽しみ~。





































生徒さんのfacebookの記事から。

2013年08月22日 17時13分58秒 | いただきますの法則
今日、facebookで、生徒さんがとってもほほえましい内容の記事を上げておられたので
ご了承をいただいて、ご紹介いたしますね。

・・・・・

メタボのダーリンが言った。「明日から弁当作って」
そして理由を続けた。
「コンビニで買って食べたら、どれも味が濃いんや。添加物満載のもんて、なんであんなに美味しいんやろか、なんぼでも食べてしまう!!!もう止まらんのやー。でもなんとかせないかん。美味しいもんばっかり食べたらいかんわ。ほんだけん、玄米の弁当にして・・・」

私の心の声(ダーリンよ。その話の流れで弁当作れというのか?どつくぞ、こら。)

ダーリンは察したのか、理由を長々と言いながら、最後にちょっと笑い始める。

私。「わかったわ。安全で~健康的で~でも残念ながらおいしない弁当作ったらええんやな~~~~~~。って、おどれ、殺っそ!」


ダーリンと私「がはははははははははははは」

愉快な夫婦の日常です。ほほほ。


・・・・・

あはっ、「どつくぞ、こら」とか「おどれ、殺っそ!」というのは讃岐の方言とお許しを(笑)

でも、でも、理由や物言いはどうであれ、

「やったぁ~!!!♪」な瞬間ではないですか。


こうなれば、しめたものです。
ご主人がメロメロになる、お弁当を作ろうぢゃないですか!

コンビニなんかに負けてられませんからね(笑)

それにね、察するに・・・

ずっとマクロなお料理に否定的だったご主人、どこか、いいところ見つけたかんじ。
今までの手前、こんな表現になったんぢゃないかなって思うのですが、いかがなものでしょうか?

さあ、マクロビ仲間、この機会をぜひ共有して、お弁当レシピをどんどん提供してください。
彼女と同期のメンバーは、このブログを見ていらしたら、明日の教室でおいしいお弁当レシピを持ち寄ってくださいね。みんなでサポートしますよ!

明るく元気に、マクロビ家族計画、がんばりまっしょ。




そういえば、ネットで見つけたこの写真が可愛くって、真似っこして息子のお弁当に入れたことがあるなぁ。
怒られたけど(笑)
写真撮ったはずなんだけど、あれ、どこにいったかなぁ。






























































くまもり四国の結成にむけて

2013年08月20日 13時12分35秒 | 庵主の日記
現在、四国ではくまもり支部があるのは高知県だけです。

四国には高知と徳島の境の山にツキノワグマが生息するのみで、そのこともあるのでしょうが、残り四国3県には、会員はいても、支部がないのが現状です。

そこで、本部と高知県支部の熱い思いで、くまもり四国の結成に向けて動いていこうと計画をしています。ぜひ、みなさんつながってください。
秋に香川、愛媛徳島の各県で会員の集いがもてるように、各県会員の世話係を募集しています。
(応募は日本熊森協会 本部まで)



また、くまもり四国会員のみなさまにお知らせです。

8月24日(土)13時より、高知県長岡郡本山長にて、くまもり集会を行います。

猛暑&残暑が続く中・・・涼しい森と川に囲まれた、四国山地のど真ん中、本山町に避暑がてら遊びにいきませんか?
森の間伐作業に興味のある方、また、自然農法などで農業をやってみたい!という方、そんな体験が自由にできる森や田んぼもたっぷりあります!

また、そんな森や田んぼに囲まれて「宿泊」したいという方に向けて、熊森の高知県支部長の加藤和(のどか)氏が今がんばって小さな家を建てています!

8月24日には・・・土台ができていれば万々歳、9月中に完成すればいいな、くらいの感じですがmその小さな家の予定地もご覧頂けるそうです。

場  所  高知県長岡郡本山町大石の「クラインガルテンもとやま」会議室とその周辺の森や田んぼ

アクセス  車の場合は、高知道大豊ICから約50分
      電車の場合は、12時ごろに土讃線大杉駅にいらっしゃれば、車でお迎えいただけます。

お申込み  090-7146-6165(加藤)
      kumamori.kochi@gmail.com(熊森高知県支部メール)


私も何度か間伐や田んボラ(田んぼでボランティア)でお伺いしている、とっても素敵な天空の棚田<大石の棚田>が広がる素晴らしいところです。
ぜひぜひ、集い、環を広げていきませんか?


































マクロビオティック料理教室 <飯のコース(基礎)> 第6回開催いたしました。

2013年08月18日 17時26分59秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
基礎クラスの第6回を終了いたしました。

講義では、「食事改善と家族」についてお話いたしました。

食事を改善したいけれど家族との軋轢があって、なかなかうまくいかないというご相談をよくいただきます。マクロビオティック離婚みたいなお話もあるくらいです。

人間の身体を知るということは、宇宙の秩序につながっていきますし、その結果として食事の在り方が見えてくるわけですが、特に戦後、資本主義の大きな流れのなかで、時代はどんどん動かされてきて、知らず知らず、他国や企業、資本家の思惑によるプロパガンダが「あたりまえ」の常識として刷り込まれてきたことを、冷静になって知り、そのことを考え、どう対処しなくてはいけないかということが、今ほど求められている時はないのではないかと思います。

実際に、戦後70年足らずで、子供たちの身体は大きく変わってきました。
歯科の領域だけで見ても、それは驚くばかりで、このまま見過ごすわけにいかないところまで来てしまっています。

そこには、栄養学の先駆者でもあり、歯医者でもあるW.A.プライス博士が「食生活と身体の退化―先住民の伝統食と近代食その身体への驚くべき影響」という著書に記したとおりのことが、今現在、まさに松見歯科の診療室で起こっています。

(参考になる文献をまとめてくれていますので、ここをクリックしてみてください。食について家族とうまく共感できていない方はぜひごらんください。きっとお役に立てる内容が見つかると思います。)



マクロビオティックというフィルターを通さずに、これらの著書や資料に出会っていたなら、もう少し家族ともいろいろ共有できることもあったのではないかとも思います。

それは、桜沢如一という天才食養家が構築した体系を、その弟子たちが弟子たちの感受性とその能力の程度で理解し、都合を足し、またそれぞれの程度の弟子に伝えてきたために起きた、功罪によるものかもしれません。盲目的に、盲信的に、マクロビオティックが伝えられてきたのであれば、それはあたかも宗教のように独善的な一面を持ってしまのかもしれませんし、マクロビオティックの考え方が教義(ドグマ)のような扱われ方となれば、信者とし見られてしまう誤解を招いても仕方のないことなのかもしれません。

それは、師匠も弟子も、その未熟さから自らの墓穴を掘ることとなって、マクロビオティック=偏った考え方と扱われてしまうのではないでしょうか?

本来は、極めて自然な在り方で、お金や権力や支配とは全く無縁の、生命としての最も単純でシンプルな<生きる>ための法則を見つけるためのツールのはずが、人のいろいろな嗜好によって、曇りや汚れ、たたけば出る誇りにまみれてしまった、と言わざる得ないことになってしまって、それが、家族の理解を得られないところに結びついているのかもしれません。

無何有庵のマクロビオティック基礎クラスでは、たとえば、砂糖を使っていないとか、肉を使っていないとか、わざわざ家族に言う必要はなく、まずは、とにかく美味しいものを作りましょうと申し上げます。

マクロビオティックは<特別>でもなんでもないのです。

低血糖症で意識が朦朧としたら、とにかく砂糖をなめさせることがまずは第一のこともあるでしょうし、島国に住めば魚を捕って食べるでしょうし、極寒の地において玄米菜食などすれば凍え死んでしまうことでしょう。そんなことはちょっと冷静に考えれば判ることです。

何をどのようにどのくらい食べるのか!

宇宙の秩序に則って誕生した人類は、当然その法則に基づいた基本的な食べようがあるのです。
それは、パンダが笹しか食べずとも、コアラがユーカリの葉しか食べずとも、パンダとして、コアラとしてちゃんと行きぬいているのを見ればわかることです。

人間は人間の食べ方があるのは、あたりまえのことなのです。

ただ、社会を形成するいろいろな思惑によって、都合良く変えられて、現在があることは事実であり、ほとんどの方が、そのことを当たり前にして営みをしているということを、しっかりと理解していないマクロビアンは、自身の正しさを他者に押しつける結果になり、人間関係がぎくしゃくするということを招いてしまっているようです。



何のために食べるのか?

生きるための他に理由があるでしょうか?


そして、どんなふうに生きるのかによって、食べようも違うでしょうし、それぞれの人生である以上、それぞれがそれぞれの決定していけばいいことなのです。

松見歯科でお伝えしているマクロビオティックは、大人の方は、気がついたり、納得がいけば、実践していただければいいと思っています。ただし、子どもは違います。大人の都合で子どもたちの育成を阻むものがあってはいけないと考えています。
だからこそ、食ってなんだろうって、しっかり考えてほしいのです。

そこには、常識とか、普通はとか、すでに作られてしまっている概念を持ち出してしまうと、判断に誤りが生じることになるかもしれません。

資本主義の息がかかっていないかどうか、しっかりと見極める必要があるでしょう。
健康はお金で買えるものでもないし、お金に変わるものでもないのです。

食の改善の方向性は、家族がいれば、独善では成り立ちません。
もし、独善でやるのであれば、先に書いたとおり特別なものではないことをしっかりと認識をし、普通の顔をして実践するべきで、これは砂糖を使っていないとか、肉を使っていないとか言わないことです。家族の表情を見て、美味しく感じているのかどうか、味の濃い薄いはどうかなどを、判断しながら信頼関係を崩さないように、実践しなくてはいけません。

もし、家族と一緒に取り組むのであれば、「夢を語る」ことを忘れてはいけません。どんな家庭を築きたいか、どんな子どもを授かりたいか、どんな子どもに育てたいか・・・。誰しも健康で笑顔が絶えない家庭を持ちたいと思うのではないでしょうか?そのためにはどうすればいいかなぁって、共に考え、共に実践してみて、答えを導き出していくことが大切です。

マクロビオティックの先人たちに何を見、何を感じるのか。
また、自分の中に、何を見、何を感じるのか。

常に自問自答しながら、自然に則しているのかどうかを検証しながら取り組んでほしいと思います。

こうして書いている私自身が、まだまだ、間違いを繰り返しますし、間違いとわかっていながら嗜好に走ることもあります。すべては自己責任なのです。自らまだ食の選択をすることができない子ども以外は。

講義の内容をすべてここには書ききれませんが、また、折に触れ書いていきたいと思います。



さて、第6回目のお料理の写真はこちらです。







ひじき蓮根の復習を兼ねて、ひじき蓮根の混ぜご飯



蓮根の棒煮



飛龍頭



白みその和風ミネストローネ



玄米あられ



食養のお手当<椎茸スープ>





今回は、包丁の研ぎ方の実習もいたしました。






































にゃんこちゃんの新しいママ

2013年08月18日 13時03分51秒 | 庵主の日記
我が家の愛犬もみちゃんの散歩道で、見つけた迷い猫のつぶちゃん。
こんなに可愛いママに育ててもらうことになりました。



我が家に来た時にはかなり弱っていて、病院に連れていくと、ウイルス性の気管支炎、肺炎、熱中症、栄養失調、結膜炎・・・と診断されて、即、入院となり、その時に獣医さんからはあまりにも小さいので命の保証はできないと言われたのですが、おかげさまで、一命を取り留めて我が家にもどってきていました。

名前はあまりにも小さいのと尻尾の先っちょにごはん粒のようなしろい斑点があったので、つぶちゃんとつけました。

かわいらしくて、ほんとは飼いたかったのですが、我が家にはちゃわんことわんわんというにゃんこがいて、どうも、つぶちゃんに負けていて、日増しに元気がなくなってきていたので、里親さんをさがしていました。

獣医さんからは、お母さん猫のおっぱいをもらっていないので、免疫がないからお家の中で飼ってくれる人を探してねって言われていて、何人か手を挙げてくれていたのですが、ようやく飼い主さんがきまりました。みなさん、お声掛けしてくださったり、ココロに止めてくださっていたり、ほんとうにありがとうございました。


わんわんは、この暑いのに、マイホームを略奪されないように、もこもこハウスに籠る毎日・・・。
のべ~っと伸びていた日々だったのに、お気の毒でした(笑)

略奪つぶちゃんの可愛い様子とわんわんの攻防戦、ごらんください。






















ネコパ~ンチ~☆






















元気になって、いたずら盛りのつぶちゃんですが、やっぱり、もらわれていくときはちょっとウルウルしちゃったよ。

どうぞ、たくさんの方に愛されますように。



































親パンダ、子パンダ、親子で作りました。

2013年08月18日 12時30分10秒 | マクロビおもてなし料理 霽華(さいか)
今月の初め、夏休み特別企画の親子料理教室を開催いたしました。

今回は、鹿児島からゲスト講師中平ちほ先生をお迎えして、飾り巻きずしのパンダの親子の作り方をおそわりましたよ。

写真をいっぱい撮りましたので、楽しい様子をごらんください。
子供たちも上手にできました。

ちほ先生、ありがとうございました。







































































































飯のコース(マクロビオティック基礎クラス)第5回 開催しました。

2013年08月17日 17時47分53秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
なんだかバタバタとしていて、ご報告が遅くなってしまいましたが、飯のコースの第5回の様子です。
7月の初めのクラスは、平戸に出張となり、アサ先生に羹のコースのミニ版のおまけクラスといたしましたので、最終回の卒業制作の日にちがずれることになりました。すみません、ご了承くださいませ。

さて、第5回の講座は『食事の調整法』と、『太極図と五行』についてお話させていただきました。

五行については、とても奥が深いものなので、一回の講義ではすべてを理解していただくには時間がたりませんので、広く浅くになりますがぜひ、使いこなせるようになられると、とても役にたつものです。また、機会があれば、レッスンしたいと思います。

今回のクラスの写真です。





マクロビオティックの夏のちらし寿司





茶山椒



クリアスープ



春雨のサラダ





煎り玄米のスープ



玄米粉のクレームブリュレ




お手当は『枇杷の葉の温灸』を実習いたしました。
















































霽華のコースはおもてなしのクラス

2013年08月17日 17時21分12秒 | マクロビおもてなし料理 霽華(さいか)
なかなかアップできなかったのですが、7月17日に霽華のコースを開催しました。

このクラスは、無何有庵の専属の料理講師を勤めてくれています、中原亜智先生にお願いしています。

今回は、夏のイタリアンな薬膳フルコースをおうちご飯で、ということで、ちょっと贅沢なおもてなしのレシピをご指導させていただきました。







aperitivo アペリティーヴ
●ブドウの薬膳ソーダ(ノンアルコール)

あまり甘くなく、食欲をそそる薬膳ドリンクです。




antipasto アンティパスト
●ソイフィッシュのコテキーノ風 枝豆と緑茶の冷製スープ

鮎をイメージしたソイフィッシュをライスペーパーでコテキーノ風に包み、夏をさわやかに過ごせる冷製スープと共に・・・。








Primo piatto プリモピアット
●朝日米玄米の冷製リゾット

フレッシュトマトをふんだんに使った、さらっとした朝日米の玄米冷製リゾット








Secondo piatto セコンドピアット
●賀茂ナスのソテー トウモロコシのマクロビオティックザバイオーネソース トウモロコシと玄米のクロッカンテ添え

トウモロコシのクリーミーなソースが肉厚でジューシーな賀茂ナスによく合います。








Dolce ドルチェ
●アボガドとゴーヤのベジクリームジェラート

アボガドのクリームとゴーヤのほろ苦いジェラートが絡み合って、おいしいデザートです。





みなさん、お楽しみいただけたでしょうか?



次回は秋半ばに開催させていただきたいと思います。






































大岐の浜から、おはようございます。

2013年08月15日 07時42分00秒 | 庵主の日記
昨日、海癒についた時には、何と暑いのかと思いきや、夕方になると潮風が心地よいリゾートな顔を取り戻して、海で初泳ぎした愛犬もみちゃんもちょっとええとこの子っぽい感じで、ゴールデン特有の長い毛を風にたなびかせたひととき。

仕事を忘れて、キリッと冷えた白ワインいただきながら、夕飯を待つ時間は最高やね!

海癒さんは、コンドミニアムなので、各部屋にはキッチンが付いていて自炊ができる長期滞在もgoodなところなのですが、今回は1泊なので夕食と朝食をつけていただき、おいしい楽しい時間を過ごせました。夕食は、海癒憲法で、オーナーのみつさん家族と、他の自炊しない宿泊者の方と同じテーブルを囲んで、取り箸なしの直箸で家族のように美味しいお料理を囲みます。
玄米ご飯が当たり前に出てくるのもうれしいです。

さて、今から朝ごはんに行ってきます。

四国は日本一暑い?

2013年08月14日 15時19分04秒 | 庵主の日記
仕事の打ち合わせを兼ねて、高知をうろうろ。

12日は、高知の人が熱くなるYOSAKOI真っ只中の人混みを避けて、ホテル近くの創作料理のお店に入りましたが、コッテリ系若者向きのお料理ばかりにガックシ😓で早々にホテルにもどりそのまま睡眠。
昨日は、高知市内で仕事をすませ、そのまま天空のクーリングスポット四国カルストへまっしぐら。
夕方の気温で28度。下界よりはかなり涼しい~。
香川を出る前にギリギリ押さえた、天狗荘のバンガローはもちろん空調設備はなく、ちょっとドキドキしましたが、何と夜中は20度!寒いくらいでした。

美味しいお料理とお酒と、スタッフさんのあったかなもてなしに、ココロはほこほこしてましたが、昨夜も9時就寝。さすがに夜中に一度目覚めてしまったので、外に出ると、満天の星✨✨✨!
久しぶりに天の川を見ることができました。

昔、電気なんかなかった頃は、毎夜毎夜、夜空を見上げて
その美しさと、不思議に満ちた夜のショウタイムにいったい何をかんじていたのでしょうか…。
太陽や月や星の輝きと、その運行は、未知の世界であったはずですが、
ひょっとしたら街で住んでいる今の私たちより、うんと、身近なものだったに違いありません。
私たちよりももっと宇宙を理解していたんだろうなぁって思いながらしばしうっとり。
涼しい中、二度寝を満喫いたしました。


本日は、日本中にその名が知れ渡った、気温40度越えの四万十川に沿って下りながら、足摺岬のてまえにある
大好きなリゾートコンドミニアム「海癒」に来ています。
四万十市は、本日は気温33度くらいでしたが、四万十川は干上がった感じ。河原の石は熱くてワンコもみちゃんの足の裏が可哀想なくらいでした。
でも、ここ大岐の浜に面した海癒の暑さは、この夏一番の体感!アツイ!!
茹だってます。

今回の部屋は何とワンニャン同室できる部屋を用意してくださり、感激!
毎回、違った部屋を楽しめるのは、さすがオーナーのみつさんの熱い想いの賜物です。高知は気温どころか人がね~熱いのです。

さあ、薪で焚く掛け流しの温泉でほっこりして、今夜はみつさん達とまったり素敵な時間を過ごしたいと思います。


皆さんも楽しいお盆休みをお過ごしくださいね。








ゆっくりだけど、さえちゃんが、帰ってきました。

2013年08月06日 20時00分46秒 | 庵主の日記
さえちゃんこと、スタッフの今川が少しずつ復帰に向けて動き出しました。

いろいろな困難があって、今川の二人目の娘は天国に召されました。
しかし、この世に誕生することができたのは、奇跡のようなキラキラと輝く真実です。今川が一生懸命食事に気をつけて、カラダを作り、余計な医療介入を避けて、心身ともにたくましく母として誕生の日をしっかりと受け止めることができたからです。

... 今川でなければ、とうに早産になっていたと感じます。

母の勤めを果たし、ココロもカラダもかわいそうなくらい疲れ果てて過ごしたここ数カ月。それでも、たくさんの待ってくれている患者さまのために、仕事への復帰を果たそうとしている今川を、どうぞ、褒めてやってください。

2013年の残りはならし運転となると思います。
年末、12月22日(日)の池川明先生の講演会は、今川が主となり主催させていただきます。妊娠期間中、たくさんの勇気とココロの糧をいただいた池川明先生をお呼びすることは、今川の復帰の第一弾の大仕事です。

来年、新たな年に完全復帰を目指して、池川先生の講演会は、今川の想いであふれるものとなるはずです。どうぞ、応援してやってくださいませ。

そして、何も聴かずに「お帰り~」とだけ言ってやってくださいませ。

復帰にむけて

2013年08月06日 17時49分35秒 | スタッフのブログ
お久しぶりです。
歯科衛生士の今川さえです。

2月中旬より、切迫流産で緊急入院して、大変ご迷惑をおかけいたしました。
申し訳ありません。


私のお腹に来てくれて、子連れ出勤も家事も、ママの不安も喜びも感じて分かち合ってくれました。

切迫早産になっても、必死に私のお腹にしがみついてくれていました。

2ヶ月の入院期間も、私のお話を一番近くで聴いて、一緒に過ごしてくれました。

4月16日20時31分 知央 誕生

産まれてからも、がんばり屋さんで、ずっとがんばってくれていました。

パパとママのところに来てくれてありがとう。
知央大好き。
知央愛してるよ。
毎日出来る限り伝えました。

誕生から2週間後、4月30日に永眠致しました


ご迷惑をおかけしてしまいましたが、最後2か月の入院生活でゆっくり娘と二人きりの時間を頂けて幸せでした。
ありがとうございました
応援して下さった皆様、本当にありがとうございました。


復帰する体力も気力もなくなり、しばらく音信が途絶えてしまって申し訳ありません。

まだ体力面でも不安を抱えているので、完全復帰とはなりませんが、少しずつ少しずつ、前に歩もうと思います。
またご迷惑をおかけしますが、体を慣らしながら復帰をさせて頂けたらと思います。

本来ならば、患者様お一人お一人にお会いしてご挨拶をさせて頂きたいのですが、HP上でご報告させて頂く事、ご了承頂ければと存じます。

宜しくお願い致します。