もうそろそろ子育てから卒業する時期を迎えました。
最後の総仕上げといった感じです。
まだまだ、小さいお子さんを育てていらっしゃるお母さん達の気持ちが走馬灯のように蘇ってきます。(小声で・・・)大変だった~

でもね、今だから思うのだけれど、あっという間です(笑)。そして、反省ばかり。でも、楽しかったんだよね

って気がつきます。
苦しかったとばかり思ってましたが、そろそろ子育て引退となってくると、もう少し息子が子どもでいて欲しいって気がします。
桜澤先生は子どもには「寒さ」と「ひもじさ」を教えなさいとそのご本にも書かれています。
若いお母さん方はそんなこと出来ますか?
自分が体験したことのないことを子どもには教えられませんよね。
我が家の子育ての基本は、「人のために何か出来ることをする」でした。
息子は、小学校に上がってから一日とも休まず家の前、隣近所の前の道路の掃き掃除、庭の水遣りを欠かさずやってきました。
冬などはまだ真っ暗な早朝から起きて、雨の日も、風の日も。来る日も来る日もこの日課を果たしました。今も帰省しますと、何も言わずにやっています。
真冬の掃除が終了した後、水遣りで冷たくなった手は赤くなっていましたが、主人は、絶対にお湯を使わすことはしませんでした。
ですから、私の手や身体にこすり合わせて息子の手を温めたものです。
息子との一番の約束は、「絶対にウソをつかない」ということでした。
息子は、主人と二人のときに甘いおやつは絶対に食べさせてもらえませんでした。でも、周りの大人たちは、かわいそうにってそっと「お父さんにはナイショね」ってお菓子を与えていたようです。
そして、息子はウソを付くことを覚えました。隠れて甘いお菓子を食べるようになったのです。でも子どもですから、すぐに父親に見つかって、ひどく叱られお仕置きをされます。そんな中、私は息子と出会いました。
だから、「絶対にウソを付いてはいけない」ということを約束したのです。
でも時には、やっぱり自制できなくてウソを付きます。その時には、反省するまで食事は与えませんでした。息子も黙ってじっと我慢したものです。
躾は相当厳しくいたしました。
ご近所の方は、朝の掃除なども「やっぱり、継母だからね~」って言っていたのだそうです。知らないのは私だけ。親しいご近所のおじさんが「あほなことを言うな」ってみんなをたしなめてくれていたことを最近になって聞きました。
ま、そんなことはさておき、厳しい躾も今となっては、どなたも素晴らしいと褒めてくれる息子に成長させることができました。
亡くなったおばあちゃんのオムツも進んで替えてくれました。
マクロビアンのお母さんが育てた子どもは、概ね落ち着いていますね。
子どもらしく元気すぎるくらいはしゃいでも、素直で気持ちがいいです。そして、感情の起伏が柔らかなようです。
お母さんの作る心のこもったごはんがそうさせているのでしょうね。
最近の子育てがうまくいかずに迷っていらっしゃるお母さんは、怒ったり、褒めたりと忙しいです。怒る時には感情的。褒める時には必要以上なリアクション。
なにより、子どもが言うことを聞かない様子は、お母さんが叱っているときの写しになっています。お母さんの姿が子どもにそのまま出ているのです。
でも、お母さんはそんなことには気がつかない。気がつかないからますます腹が立って怒る

、時には叩く

・・・過ぎれば虐待に繋がるわけですね。
そんなお母さんの特徴は、とにかくお金を使います。買った物でココロの空白を満たしているような気がいたします。
そして、家の中は、荒れ放題。全く掃除に手付かずの状態です。すぐに何でも買いますから、物に溢れています。冷蔵庫の中も満杯。どこもかしこも片付けができていません。そんな状態ですから、家にいるよりも外出が好きです。その果てには、外食が過ぎていきます。買い物は大型ショッピングモールなど、雑念に溢れた、刺激的であまり余る物欲の宝庫です。必要以上な音楽が流れ、これでもかっていうほどの電気(人造エネルギー)を使い、心も体も休まるところとはとても言いがたいです。疲れて休むのは、スタバやCafe。そこでまた、ジャンキーな物を口にしてしまう・・・。
子どもが引きこもりで、子どもが乱暴者で、子どもが怒りっぽくって、子どもが泣き虫で、子どもがひねくれて、子どもがすぐに拗ねて・・・。
相田みつをさんは「育てたように子は育つ」という言葉を残されていますが、まさにその通りなのです。今の現状を学びに、何を変えなくてはいけないのでしょうか?
子どもですか?