マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

春からの新期<望診法>講座のご案内。

2012年03月29日 18時10分13秒 | スタッフ講座マクロ日和&なごみCafe
無何有庵で望診法の講座を始めたのが2006年の10月からですから、かれこれ丸6年となります。
山村慎一郎先生をお迎えしてスタートした「山村塾」が最初で、山村先生との2年間も懐かしい思い出です。

マクロビオティックを学ぶ中で、健康というものの観念が変わり、「健康」と「病気」が裏腹にあるという物の考え方がなくなりました。メンテナンスであったり、予防であったり、作りだすものであった健康が、「自然とともにある」というものになりました。
それと同時に、薬や医療に無闇に頼り「健康にしてもらう」「治してもらう」的な他力本願な考えも自ずとなくなり、病気も「自然とともにある(自然に反すると病になる)」もので、まずは自然であることが大切になりました。

不調になる前のカラダからのメッセージを受け取り、食も環境もそしてカラダもココロも自然体を心がけることで、不自然を介入させることなく「事なきを得る」を実現できれば、私たちのイノチはいきいきとするに違いありません。

望診法は、カラダからのメッセージを受け取るための、見方と見立てを知るものです。
ほくろやシミ、肌の色や艶、顔の造りやしわのあり方、いろいろな状態を見て、カラダからのメッセージを受け取り、その対処の方法がわかるようになるものです。

レントゲンや血液検査などの近代的な検査とは全く違います。
東洋医学がもつ「整体観念」に基づき、「天人相応」「天人一体」「天人合一」といった、人と自然との統一性、そして人体の統一性、また社会環境との統一性を基本とした考えの上で弁証論治していくもので、自然と身体(心体)をじっくりと長い年月のなかで観察し洞察して、経験(体験)してきた結果の積み重ねであり、いわゆる臨床によるエビデンスなのです。

西洋医学だけを信じる者にとっては、なんと旧態依然とした古い曖昧で非科学的なものと思われるかもしれませんが、実際に学んでみると、実に明確に見立てることができることに驚きます。そして、カラダに顕れたメッセージがカラダのどこの不調かを言い当てることができ、顕れたところだけを消す(無くする)対処療法ではなく、顕れたところからひも解きカラダ全体を見て対応していくことができるようになります。

つまり、カラダはパーツで組み立てられているのではなく、全てが繋がっているということです。

フェルメールの絵画や岩崎ちひろの水彩画に観る真実は、人物の顔ひとつを観ても、陰影はあっても区切る線などないということです。

皆さんは「鼻」ってどこを差しますか?
子どもの絵を見ると△で描いていたりしますが、本当に△のところが「鼻」と言えますか?
実際のところ「鼻」に境界線などあるのでしょうか?

西洋科学的な物の見方に慣れてしまった私たちは、「鼻」を描くとき子どもが描く△とは言わなくとも、やはり線で書き記しますが、本当はフェルメールや岩崎ちひろが描くように、線などはないのが真実です。






西洋医学は、カラダを細分化し、いかにもカラダに境界線があるかのようにパート、パートで診ていきますが、東洋医学では、たとえば鼻に顕れる症状の原因は心臓や鼻腔であれば肺・大腸にあることを経験から知り、鼻だけの症状を取り除いても、原因となる根本の改善がなければ症状がまた再発することを体験しています。ですから、鼻の症状の不快を取り除く対処療法とともに、臓腑の健康回復に努めるのです。(肺と大腸の表裏の臓腑関係についても、経験から見出したものです。)つまり、カラダは一つであることを第一に置いているのです。

そんなことから近代では、西洋医学のいいところと東洋医学のいいところを併せて取り入れた統合医療を取り入れる病院も多くなりました。

無何有庵で開催している「望診法」は、他力本願となる西洋医学だけに頼るのではなく(もちろん西洋医学にも予防という考えがありますが)、東洋医学が持つ診断の方法を学び役立てるものです。

しかし、これはあくまで私たちが判断できる範囲のことではあります。
家庭(自分)でできる範囲のことは、他に任せないで我が身を生きるということでしょうか。
素人ができる家庭医学に役立つものです。

今現在は、「鏡で見る健康チェック」として<セルフケア編>を開催いたしておりますが、
この春からはより深く観察ができるようになる、<checkup編>に取り組みたいと思います。

望診法をもって自在にチェック、トリートメントできるようになるには、医療現場などの臨床環境の中で少なくとも3年くらいはかかると思います。臨床を持たない一般の皆さんですと、やはり、繰り返し、繰り返しの学びこそがが望診法の奥行きとなりますので、しっかり地道に楽しみながら取り組んでいただければと思います。

新期講座からは、チェックだけではなく手当法などのトリートメントについても少しづつ踏み込んでいきたいと思います。陰陽五行学説、五味について、属する臓腑などの復習がステップアップの鍵となりますので、これまで学んでこられたことを大いに参考となさってください。

また、新期講座から初めてスタートされる方にとっては、これまで学んで来られた方の中に入っての学びになりますが、繰り返し繰り返しの講座ですので、初級とか上級とかのランクはありませんので、心配することなくチャレンジしてみてください。

2012年 マクロビオティック望診法講座
<鏡で見る健康チェック「checkup編」>


日 程
新期からは原則第2土曜日 15:00~17:00の開催とします。

■ 4月14日(土):診断の原則①
            「宇宙の秩序」

■ 5月19日(土):診断の原則②
            「体質と状態」

■ 6月 9日(土):カラダに顕れる状態の視覚的見立てと整体
            「口・歯」

■ 7月14日(土):カラダに顕れる状態の視覚的見立てと整体
            「眉・目①」

■ 8月11日(土):カラダに顕れる状態の視覚的見立てと整体
            「目②」

■ 9月 8日(土):カラダに顕れる状態の視覚的見立てと整体
            「鼻・顎・耳」

■10月13日(土):カラダに顕れる状態の視覚的見立てと整体
            「額」

■11月17日(土):カラダに顕れる状態の視覚的見立てと整体
            「体毛」

■12月 8日(土):カラダに顕れる状態の視覚的見立てと整体
            「手」
2013年
■ 1月12日(土):カラダに顕れる状態の視覚的見立てと整体
            「足」

■ 2月 9日(土):カラダに顕れる状態の視覚的見立てと整体
            「皮膚」

■ 3月 9日(土):望診法「実習」


受講料は全12回/24,000円(税抜き)です。単発受講の方は1回/4,000円です。
県外からの参加の場合事前予約の上、宿泊が可能です。(定員2名相部屋・入浴不可)
宿泊費は1泊2000円となります。
受講料納入を持ちまして受付とさせていただきます。
欠席、途中不参加の場合、原則として、返金は致しませんので万障お繰り合わせの上お申し込みくださいませ。また、中途参加の方につきましても、全12回分の受講料とさせていただきます。未受講のテキストはお渡しいたします。一連の流れがありますので、テキストにて自習してください。質疑応答はいたします。

お申込みは、松見歯科診療所 087-881-2323までお願い申し上げます。
ブログ、メールでは受付しておりませんので、
お手数ですがご了承くださいませ。
火曜日~土曜日の8:30~17:00までの受付となります。

メールでのお問い合わせはこちら
otoiawase@matsumishika.jp


<久司道夫氏著書より>


































 

子どもの歯並びを考える

2012年03月29日 15時17分46秒 | 庵主の日記
今、子どもたちの7割、8割が、将来歯並びが悪くなるという問題を抱えているのをご存知ですか?

本当は、子どもの歯って、「すきっ歯」がいいんです。





それは、下から1.5倍以上の大人の歯が生えてくるときに、スペースがなくてはいけないからです。



こんな感じ!

でも、現代っ子は子どもの歯の段階できゅって詰まってしまって、大人の歯が生えるスペースがない状態なのです。中には、子どもの歯の段階で叢生歯となっている子供も結構います。





これでは、大人の歯がきれいに並ぶのはとても難しいですね。

どうして、こんなことになってしまったのか?
どうすればいいのか?

そんな疑問、質問など、子どもの歯並びのことを考えて頂く時間をつくることにいたしました。
最大8本の歯を抜いて並べる歯科矯正は、本当にいいのでしょうか?
子どもたちの未来を、健全に育てるためにはどうすればいいのか、
松見歯科診療所の院長、歯科衛生士が、きれいな歯並びを作る方法をお伝えいたします。

「子どもの歯並びを考える」セミナー

日 時 4月4日(水)13:00~15:00

場 所 松見歯科診療所 食養塾 無何有庵

参加費 200円(玄米おむすび代)お昼ご飯は食べてこないでね。

内 容 ①健康歯列育成法松見メソッド 症例
     なぜ歯並びと顎、顔貌、鼻呼吸、姿勢、頭脳の発育に連動するのか?
    ②質疑応答
    ③検診 歯列拡大が必要かどうかの判定

お子さんも一緒に聞いて頂きます。
お申し込みは、松見歯科診療所 087-881-2323までご連絡くださいませ。






























赤ちゃんのたより

2012年03月29日 10時30分09秒 | スタッフのブログ

おいし…


おいし…
ままもどうぞ


希羽は、これだけおおきなおにぎりを毎日2個おやつにほおばります
歯がないのに良く食べれるものだと母親の私も、驚きます
そして、毎日届く希羽のおおきな便りから、希羽の体調も観察します

赤ちゃんが玄米食べられるの!?
と驚かれることも多いのです

希羽はふんわり炊きあがった玄米ご飯を、白米よりも良く食べてくれます


便秘をされる赤ちゃんをお持ちのお母さんから聞いた話。
便秘のある赤ちゃんは、うんちをするたびにつらそうな顔をするのだとか
うんちの状態も固めのコロコロ。。
白米やパン食が多いお子様に便秘が多いように思います。


希羽は、
『うん…
と気張っただけで出せるようです。
うんちの状態は、玄米の中身がすっかり吸収された、ペッたんこの押し麦のような状態で排出されます
ねんどをよく練った時のような、半泥状なので、軽く

赤ちゃんから届くおおきな便りは、赤ちゃんの体調も教えてくれる大切なものです。
元気な便りが届き、すっきりとした様子は母親も嬉しくなりますね


うんめがった~、うんめがった~。

2012年03月28日 20時53分56秒 | 庵主の日記
今月、9日から13日まで、宮城県南三陸町にある漁村・田ノ浦に行って参りました。
一年目の3.11に何かできないかとの思いをつなげて、<ほたてあかりキャンドルナイト>というイベントを企画、開催するというボランティアの活動をするために・・・。

帰ってきてなかなかそのご報告が出来なくて、
ご一緒したメンバーのブログなどをご紹介させていただくことで、
当日の様子をご覧いただければと思います。

天然マグロの回遊記

moratorium ~ 或るホビープログラマーの戯言 ~

波風ファンライド

ほたてあかりキャンドルナイト動画



この3月11日は、奇跡の一日でした。

まず、なによりも日曜日だったこと。
キャンドルナイトをしたいという私たちの思いが、彦根市の滋賀県立大学の学生さん達と繋がることができたこと。
彼女たちが、田ノ浦と繋がっていたこと。
田ノ浦の皆さんが私たちを歓迎してくださったこと。
たくさんの方から支援のカンパをいただいたこと。
総勢45名の新旧ダッシュ隊員が集ったこと。
そして、みんな熱い熱いいい奴ばかり(表現が乱暴だけど、一番似合ってるので)だったこと。
貸し切った東交バスの運転手さんが、第一回の時の最強コンビだったこと。
神割崎オートキャンプ場の管理人さんがとっても協力してくださったこと。あり得ないくらいいいかただったこと。
炊き出しのうどんを、高松のセレブ系NO.1のうどん屋さんが400食ものうどんを無償提供してくださったこと。宇多津のお豆腐の久保さんが、お豆腐や、揚げ、厚揚げを400食プラス隊員のまかないに使う全てを無償提供してくださったこと。
パッケージのタニモトさんが、うどんの容器を無償提供してくださったこと。
間伐材で作った割り箸を中庭住宅さんが無償提供してくださったこと。
キャンドルナイト用のペットボトルホルダーを、香川や徳島の小学生や、奈良の皆さんが手作りして届けてくださったこと。
ペットボトル湯たんぽのカバーを、徳島、香川の皆さんが手作りして、届けてくださったこと。
高速道路が無料になったこと。
香川県社会福祉協議会や、南三陸町のボランティアセンターさんがとても協力してくださったこと。
ダッシュサポート隊が、前日に野菜を洗ったり、切ったりして応援してくださったこと。
お水やお茶、使い捨てカイロを届けてくださったこと。
などなど。
そして、9日、10日、12日、13日、と、大荒れに雨、あられ、雪、風、大波、時化と、天候最悪の中、11日は、朝から晴れて風もなく、一日中穏やかだったこと!!!

さらに、震災以来、田ノ浦の浜にこんなに人が集まったのは初めて!と村の方々が本当に喜んでくださったこと。400食の炊き出しのうどんは、完食!本当にみんなが笑顔で温まってくださったこと。
キャンドルナイトがあり得ないくらい、きれいだったこと。

そんな、そんな、奇跡が重なって、
素晴らしいほたてあかりキャンドルナイトになったこと。

本当に、嬉しくて、田ノ浦に行って良かった~ってココロから思えるボランティアとなりました。
多くの方々の支えに、感謝申し上げます。

そして、田ノ浦のお母さんたちが、素敵なプレゼントを送ってくださいました。
滋賀県立大学の山形さん、芦井さんをはじめとしたメンバーのココロ憎い心づかいです。
本当にありがとうございます。
ダッシュのメンバーに、配りたいと思います。







ココロから、ココロから、ありがとうございました。
田ノ浦にまた行きたいと思います。




































柿本和子先生講演会、お申し込みはお早めに。

2012年03月27日 18時43分19秒 | 庵主の日記
柿本和子先生の講演会、とても反響があります。



私がこの世の中でココロから師と仰ぐ、大切な大切な人生の先生です。

毎月、九州の最西端の平戸(田平)で和子先生の教えを頂いておりますが、
片道7、8時間かけてでも通いたい和子先生のお話。もう、4年通っております。

無何有庵で講演会をしてくださるのは、昨年に続き2回目です。
本当に、ありがたいことです。
是非みなさん、ご都合をつけてご参加ください!

無何有庵でマクロビオティックを習ってきてくださった皆さん、もちろん、無何有庵に関係なく学ばれてきたマクロビアンの皆さん、そして、食に関心のある方、子育て中の方、病に苦しんでおられる方、何よりも、マクロビオティックの食の指導をされている方、栄養士さん、保健婦さん、薬剤師さん、お医者さん、整体師さん、セラピストの方・・・などなど、是非、お集まりください。
本当は、マクロビオティックの名だたる指導者の方に、是非来てほしいと思います。

桜澤先生、久司先生の教えを、とてもわかりやすく噛み砕いて、しかもとっても論理的な和子先生のお話はただただ素晴らしいとしか言いようがありません。

生きることの真実を知るきっかけになっていただければうれしいです。

今回は、放射能についてもお話頂くことになっています。
マクロビオティック指導者がこぞって放射能に打ち勝つ食事といった内容のお話をされていますが、
ちょっと切り口が違うかもです。楽しみになさってください。

柿本和子先生 講演会

日 時 2012年4月25日(水)15:00~17:00

演 題 今に生きるためのマクロビオティック

場 所 松見歯科診療所 食養塾 無何有庵

参加費 5000円


翌日は、和子先生とともに、こんぴらさんの参拝をいたします。ご一緒に散策したい方は、ご参加お申し込みくださいませ。人数は4名限定です。参加費は無料ですが、駐車場代、高速料金、ガソリン代を頭割でおねがいいたします。現地でのお食事代は各自でお願いいたします。

無何有庵のスペースは限りがありますので、お早めにお申し込みくださいませ。
お申し込みは、松見歯科診療所 087-881-2323まで。

ご参加の方は、事前に和子先生の著書をご覧いただくと
より充実した講演会となると思いますので
是非、お手に取ってくださいませ。
松見歯科の受付でも販売致しておりますので、お問い合わせください。








































ちほ先生のお菓子教室 開催します。

2012年03月26日 14時46分27秒 | マクロビオティックスイーツ 茶菓(ちゃか)
お待たせいたしました。
ホント、久しぶりにちほ先生のお菓子教室を開催いたしますよ~。


メニューは
 ・お花の飾り巻きビスケット
 ・ケーキのビスケット
  お1人ずつ作っていただいて、お持ち帰りいただこうかと。。。

あと、一品。

レモンとココナツの米粉の蒸しパウンド
甘みは甘酒とリンゴジュース・米あめです。










いや~ん、かわいい

おいしそう~

そして、ちいさなランチがついてます。

ちほ先生のお菓子教室

日 時 4月3日(火)10:00~14:00
参加費 4500円
持参物 持ち帰り容器、エプロン、筆記用具、ハンドタオル


限定10名の定員なので、お早めにお申し込みくださいませ。
お申し込みは、松見歯科受付 087-881-2323 明日火曜日から受付します。
ご参加をお待ちいたしております。






























今朝、帰宅いたしました。

2012年03月13日 08時10分57秒 | 庵主の日記
今朝、2時前に到着し、荷物を降ろして、3時過ぎに解散いたしました。

我が家にお泊り組とこの4日間を感謝して、
乾杯し、4時半に布団にもぐりこみました。

今朝からもうお仕事の方もいらして、6時過ぎに起床。
みなさん、元気に出発されました。

今回のボランティアは、「ほたてあかりキャンドルナイト」&さぬきうどんの炊き出しでしたが、
想像を超えて、大盛況となり、本当にうれしかったです。
めっちゃ、たのしかったです。
すごく、たくさんの住民の方がご参加くださいました。
超~、達成感でいっぱいです。
村あげてのイベントとなりましたよ!
後方支援をしてくださったたくさんの方々に、心より感謝申し上げます。
お陰さまで、大成功~となりました。

本日は、福岡からのご参加の青年が今夜の夜行バスで帰宅予定なので、
これから、さぬきツアーです。

明日から、写真などの整理をして、皆さんに様子をご報告いたします。

これで、脱ブログの過疎化を図れると思います(笑)