マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

カラダにやさしい自然のお手当て法講座

2014年06月26日 16時55分02秒 | 自然医食のお手当て 掌(しょう)のコース
オーガニック編集者であり、今回ご自身の著書として「カラダにやさしい自然のお手当て」という素晴らしい本を出版された吉度日央里さんが、千葉から四国上陸~。
出版記念のお手当講座を開催してくださいました。

無何有庵での講座は四国ツアーの皮切りとして、大勢の方のご参加をいただきました。
子育てママもたくさんで、乳児が9人くらいいたかしら?
ちびちゃんたちも、ママのためにちゃ~んと静かに3時間の講座を頑張ってくれましたよ。
定員20名でしたが、前日までお問い合わせがあり、結局枠を広げて25名のご参加でしたので、無何有庵が人で一杯になりました。狭いところで申し訳ありませんでしたが、日央里さんの講座、とっても素晴らしかったので、みなさんからとてもよかったとの感想をいただいております。

高松、高知、愛媛、徳島と四国4件ツアーで回られ、神戸、大阪など関西も開催されるとのことですが、なんと、大阪、愛媛、徳島、そして、アメリカからの患者さまもご参加くださり、本当にありがとうございました。

日央里さんの、子育てを通じて学ばれたたくさんの貴重な経験をいかしたお手当て法は、やって試して結果を見てきたからこそ伝えられるもので、やはり、実際に聞いて、目の前でデモンストレーションしていただけると、大変わかりやすく、試食(飲)もできて、とてもよかったと思います。

また、日央里トークがとっても楽しくて、飾らない素のままの魅力にあふれておりました。
著書は、松見歯科でも取り扱っております。
お手当て本では一押しの内容となっていますのでぜひ、お手にとって、一家に一冊置かれて置くことをおススメいたします。

日央里さん、本当にありがとうございました。

各地の講座、元気にご活躍くださいませ!

























































スタッフの影の活動

2014年06月26日 16時18分25秒 | 心食動息の医療現場を目指して
昨日は、夏のボーナス査定のための発表会でした。

年2回の発表会では、半期の仕事を通して感じたこと、学んだことをまとめて
患者さまにフィードバックするためのツールやデータの検証、症例の総括などをいたします。

それらをもとに、ボーナス査定の参考にするのですが、
スタッフの技術や精神的な成長の確認にもなり、患者さまのケアの時間とは違うスタッフの仕事の一面を感じる瞬間でもあります。
このような普段見ていただくことのない場面が、患者さまに役立つ治療に繋がっていきます。

現在受付の担当としておなじみになってまいりましたメディカルコンシェルジュ 喜田は、スタッフとしてようやく一年を迎えようとしております。
彼女の仕事は受付業務だけに収まらず、患者さまと診療室のパイプ役として、また、松見歯科が取り組んでいる自然医食におけるお手当やフットケアなどの部門も順次担当して参ります。
すでに、足からの健康サポートとして、官足法、足心道、ひろのば体操、ひろのばソックスなどを用いて足の診断、ケアを始めています。また、あいうべ体操や鼻洗い、その他の自然なお手当のアドバイザーとなるべく勉強中でもあります。

今回は、足のケアについて、患者さまが手にとってわかりやすいように、ファイルを作成いたしました。
とてもわかりやすい内容に仕上がっておりますので、ぜひ待合室でご覧になってお役に立ててくださいね。

受付窓口にて、いろいろなご相談を承っておりますので、お気軽にお声をかけてください。



歯科衛生士の筒井は、待合室の掲示のリニューアルのための掲示物を作成いたしました。



自宅にて、こつこつと手作りで作成したものです。

子どもが見てもわかりやすいように、イラストもたくさん使ってサラサラ血液になるためのツールをいくつか作って来てくれました。

松見歯科のスタッフたちは、診療室でのOJT以外に、各種セミナーの受講や歯科衛生士の勉強会などのOFF-JTにも積極的に自発的に参加しておりますが、自己啓発としての読書や、このようなツール作りは、まさに患者さまに向いて仕事をしていなければできないことです。
主婦でもある筒井が、仕事が終わって、ご主人の晩ごはんの支度などの家事をこなし、そんな忙しい時間の合間を縫って、作ってくれた手作りポスター。
ぜひ、診療室の壁でご覧ください。きっとお役に立てると思います。

ベテラン衛生士の今川は、患者さまの臨床を通じて、問題定義をしてくれました。









皆さんは顎骨壊死という言葉をご存知でしょうか?
昨今、骨粗鬆症の薬として処方されるビスホスホネート系薬剤の投与によって引き起こされる顎の骨に起きる腐骨の発生が問題になっておりますが、一般の方には耳に新しい言葉かもしれません。

この顎骨壊死の原因は、これらの薬害だけではなく、歯科医院において気軽に受けてしまっているレーザー治療によるものがあるということ、そのことがまだまだ周知されておらず、レーザー治療の危険性について、メリットばかりが先行していて、多くの医院が考察なく取り入れていることの問題についてまとめてくれました。

今度の歯科衛生士の勉強会にて発表する予定で、さらにデータの収集、考察、解析を進めてくれるようになっております。

歯科衛生士と言う仕事は、患者さまと直接対話しながら、患者さまが抱えておられる問題をいかに歯科領域に囚われずにあらゆる領域まで視野を広げて、しっかりした知識と技術、そしてホスピタリティの精神を持って関わっていくかという、とても大切な仕事です。
ですから、スタッフたちは、難しい医学書などにも目を通したり、薬学などの知識も得たりしながら、患者さまの健康管理を目指しております。

どこにも負けないスタッフのスキルとチーム力は、こうした皆様に見えないところでの、ONー0FF、INーOUT両軸を生かした学びに支えられているのです。

さぁ、夏のボーナス、スタッフに感謝を込めて支給したいと思います。






































虫歯ができない!

2014年06月25日 17時50分24秒 | スタッフのブログ
先日、定期検診でご来院された患者様のお話です。
その患者様はカリフォルニアからご来院されています。

もともとカリフォルニアの歯科医院に通院し、最低でも1年に1,2回は虫歯が発見されて治療されていたそうです。
4年前、当院を受診され、全ての虫歯治療・再発をしないようにご指導させていただきました。

初診から4年経過し、短期の定期検診は地元カリフォルニアの歯科医院で受診されています。

しかし!
当院で初診を受診してから、地元の医院で虫歯は発見されていない!
『最低でも』年に1,2回治療していた私にとってはすごいことなんです!
とお話し下さいました。

そして先日、当院での久しぶりの定期検診でも虫歯も問題なし!

むしろ神経の治療した所は骨の再生。
歯周病治療を行った部分も、歯を支える骨の再生がレントゲン写真で確認されました。
この3年間で歯の根の先の部分・歯を支える骨の回復。
お食事も当院での指導内容もご自身でがんばって下さった結果がしっかり出ていらっしゃって、すばらしいです!
このまま虫歯ができないように遠くからですがサポートさせていただきます(^^)

味噌と梅干しの逆襲~?

2014年06月18日 16時06分31秒 | 伝統食をつくろう 庫裏(くり)のコース
今からこれをやっつける!



15年物の味噌残り8つ。
大体5Lに仕上がっている。
八丁味噌見たいになって、超陽性な味噌なのでこれを消化するにはかなりの年数がまたまた紡がれる。
何しろ重石を味噌自体の重さよりも数段重い7kg級。味噌と重石の入った容器を持ちあげるだけで難儀な作業を、延々一昨日から続けていて、味噌を取り出して、容器を洗って乾かして、をこの天気の悪い時に、乾燥器と自然乾燥の両方でやってるのだから効率も悪く、なんでこんなに味噌ばっかりとため息がではじめちゃった。



昨日までにすでに7つが冷蔵庫に収まって、昨年までに冷蔵庫保管となった味噌たちに加わり仲間入り。スタッフの賄いの出番をまだかまだかと待つ状態。冷蔵庫も収容限界を迎えつつ、棚がたわわにきしんでいてちょっとコワイ(^_^;)

最初は幸せな気分だったのに(笑)

これがすんだらパントリーの中を拭き掃除して、きれいさっぱりしたいのだよ!

出来れば忘れておきたい梅干し。
7年梅干しを作るために、5年間干さずに寝かしているのが怖いほどある・・・。
19年に仕込んで、本当は24年の土用に干す予定のものが7つと、20年、21年のものもそれぞれあって、出来れば今年の夏に全部干してしまいたい訳だけど、気が遠くなりはじめちゃった・・・。

昨年は、もう梅干しは漬けんぞ!と思っていたら実家の母が山ほど梅をもらったと無農薬で完熟梅を持ってきたので、とにかく仕事の合間を縫って何とか塩漬けにしたものの、白梅漬のまま、また梅の季節を迎えている始末です。
案外白梅漬おいしいので、しばらく何年かはもし梅が我が家にやってきた暁にはこの手で凌いで行こうと思ってる。

なんか、一生分の梅と味噌に囲まれている気がしてきた本日。

あと2時間でどこまで進むか・・・。

しばらくはパントリーに籠る日々が続きそう(@_@。
































ほくほく新じゃが

2014年06月18日 10時00分33秒 | スタッフのブログ
担当の患者様から新じゃがを頂きました(^-^)

メークインとキタアカリ♪
我が家ではシンプルにオーブンで焼いてお塩で頂きました。


主人はほくほくのメークイン派。
私はしっかりしているキタアカリ派。
娘は
『両方おかわりないの??(・▽・)』
どちらもおいしかったようです。

家族でありがたく、おいしくいただきました\(^^)/

のりまき

2014年06月18日 09時54分25秒 | スタッフのブログ
歯並びの育成に、かぶりつくというのは非常に大切です。
かぶりつくのにのり巻きを食べるというのがいいと以前勉強会で学んできました。
それから我が家で玄米をのり巻きにして食べています。

今娘は3歳。
『出来るから!のり巻きもやりたい!』
と興味ももってくれました。

でも娘が一人でやったら、ご飯をそこらじゅうに散乱させて…
のりもごはんにかけるのかい?ってくらい小さくちぎって…(TOT)
母親としては、
『食べるものを無駄にして!』
『こんなに散らかして!』
『食べるもので遊んでる!』
と、言う状況になってしまいました。

自分ができることよりも、少しハードルの高めのことがやりたい!
自分でやりたい気持ちは大切にしたいものの、食べ物も粗末にはしたくないのが実情です。

もう一つの問題点は、継続するという点。
毎日、娘の口のサイズに合わせたのり巻きを何本も何本も…正直継続できません(笑)

そこで、のりを適度なサイズに切り、ご飯を用意するまでは、私の担当に。
巻きすにのりをのせるのは娘の担当。
のりの上にご飯をのせるのは私の担当。
巻くのは娘の担当。

写真は巻いている所です。


なかなかの手つきではないでしょうか??

ただの親ばかです。

娘に出来そうな、私の手がなくてもできる部分は娘にしてもらう。
しかし、娘には難しそうな所は私が少~し手伝っています。
子供の意欲も大切に、しかし、食べ物も大切に。
成長に合わせて工夫していこうと思います。

晴耕雨読

2014年06月17日 17時16分46秒 | 松見歯科診療所にようこそ
今日、午前中は、カリフォルニアのサンノゼから患者さんが母子でご来院。子どもさんとは小学校1年生だったのにもう5年生。4年ぶりの再会です。
診療での指導をきちんと守ってくださり、お二人とも虫歯などの大きな問題はありませんでしたが、子どもさんが鼻呼吸できていないことが判明。しっかりお家で鼻洗い、あいうべ体操などのトレーニングをしていただくようにご指導させていただきました。
午後からは、ボストンから初診を受けられる患者さんをお迎えいたしました。
なんと、7月5日までウイークリーマンションをレンタルしての治療となります。事前に、レントゲンなどのデータをいただき、集中治療で一応の処置を終える予定です。
遠い外国から、治療のため長期間お越しくださることは、とても不安なことだと思いますので
リラックスをして治療を受けていただけるように笑顔を忘れずにご対応したいです。

また、午後一番は高知からの患者さんの初診のカウンセリングでした。
介護真っ最中で、とてもストレスを抱えておられて、胃にポリープがたくさん出来ていたり、免疫疾患などが出ていて、歯の問題と合わせて、カラダの不調も大変心配な状態でした。
介護の状態を伺いましたが、かなり大変で、何とか歯科の立場からバックアップしてストレス過多の状態に負けないカラダ作りを目指さなくてはと思いました。
一緒に、頑張っていきたいです。

さて、今日はあいにくの天気。

このところ、里山ゆうなうらしのりりぱっとふぁーむで、農作業に打ち込んでいる息子ですが
朝から昨日庭で刈ったどくだみを洗って干してくれた後、川口由一さんのDVDを観たり、赤峰さんの「循環農法」の本を読んだりと、まさに晴耕雨読。



農業はこれから一番大切になってくる分野だけに、勉強も必要のようです。
生涯の仕事としてワクワク出来るといいなと思います。
なんだかんだ、私たち夫婦が一番うれしい選択をしようとしているのかもしれません。
でも、自分でしっかり決めてほしいので、今、私にできることは一生懸命応援することだけです。

このところ、何かと忙しくブログの更新も休み休みでご報告ができていないのですが、畑もずいぶん畑らしくなってきました。ほぼ、息子がやってくれています。





今月初め、吉田俊道先生のところから帰って、10日ほど行けなかった畑に行くとなんと草に畑が隠れてしまってました。
せっかく畑らしく畝上げしていたのに、またまた、草刈りから。振り出しに戻るの状態でした。





こんな時いつもそっと助けてくれるのが地主のノブさんです。毎日お仕事が終わってから草刈りをしてくださり、本当にありがたく感謝の気持ちで一杯です。
お陰で、息子も畝上げに奮闘できて、昨日ようやく畝上げのやり直しが出来たところに院長と息子でマルチをかけました。(写真は、また、撮ってきますね)
さてさて、菌ちゃん、活躍してくれるかな?
いい土になりますように。

一応、院長もチラッと農夫な様子、載せておきます(笑)



私は、昨日から、パントリーの整理中。
仕事の合間に、梅干しや味噌の整理をしています。





味噌も梅干しも16年目を迎える子たちを筆頭に、毎年作りますのでどんどんパントリーが一杯になってしまって、壷から密封容器に移し替えて専用冷蔵庫に移動するお味噌や、今年土用干しを待つ梅干しの点検など、庫裏仕事は命の循環だなぁって感じるひと時です。





本当は梅雨前にしておきたかったのですが、
料理教室を休んだら休んだで、何かしらこまごまと用事が出来てちっとも時間の余裕がない日々で、
あっという間に今年も折り返し地点です。
こんな時こそ、日々、幸せに暮らせていることに感謝を忘れずに!ですね。

月次が始まる前に、出来ることをやりましょう。

この夏は、ボーナスがお給料の後になってしまいました。
ボーナス査定は25日。仕事を終えてから、臨床についてや仕事に役立つツールの開発や、業務の改善の提案など、スタッフそれぞれが発表します。その後、半期のまとめをして、ボーナス支給となります。
月末まで、まだまだバタバタしそうですが、ジメジメ湿気に負けないように頑張っていきたいと思います。

我が家の元気印、もみちゃんにあやかります。



































17回忌

2014年06月15日 15時26分04秒 | 庵主の日記
父の日に合わせて、今日は義父の17回忌の法要でした。

私が結婚した時には、もう他界しておりましたので、
写真だけでしかお顔を拝見したことは無いのですが、我が家に残る古い家具や電化製品に義父の面影が残ります。

何年何月何日、お天気まで、購入した日付が書かれていて、
義父の几帳面な性格が伺えます。
生きていれば100歳を超える歳です。明治男らしく、きちんとしていたんだろうなと想像できます。

新しい卒塔婆に替えて、墓前に手を合わせ、家内の平和に感謝いたしました。

お墓への道すがら、蜜柑畑に青い小さな実がもうついていました。








































「カラダにやさしい自然の手当て法」の著者、吉度日央里さんのワンディレッスンを開催します。

2014年06月06日 10時43分57秒 | 自然医食のお手当て 掌(しょう)のコース


4月にfacebookでもご紹介しました4月8日に出版されたばかりの「カラダにやさしい自然の手当て法」ですが、著者である吉度日央里(よしどひおり)さんの出版記念四国ツアーが決まりました!
香川では、松見歯科の無何有庵で開催させていただくことになりましたよ。

日央里さんとは2006年10月に、中島デコさん率いる千葉のブラウンズフィールドにお伺いした折に、ご一緒したのが始まりで、その後、日央里さんの著書「種まき大作戦」に松見歯科もご紹介(p54)していただくなど、離れてはいますが、ネットなどを通じてご縁を紡いでまいりました。

オーガニックジャーナリストとして、たくさんの書籍を世に送り出し、その視点の素晴らしさにいつも共感をしてまいりました。今回の著書「カラダにやさしい自然の手当て法」も待ちに待った待望の本で、手当て法の本はいろいろありますが、それらの集大成ともいえるような、わかりやすくて、丁寧で、さすがのエディションです。私もかつてコピーライターをしていた時に大阪の徳間書店の4階に事務所を置かせていただいていたこともあって、出版物を編集する仕事を少しだけかじりましたが、日央里さんの仕事は本当に素晴らしいなぁと常々思ってきました。

そして、オーガニックジャーナリストととして今現在あるのも、ご自身の息子さんが「一歳まで生きられないでしょう」とまで宣告された重症アレルギーを自然の手当てで完治させたその思いが契機となっておられるとのこと。そして、日央里さんだからこそのこの一冊の誕生となったのだと思います。

今回、日央里さんをお迎えしてどんな内容の講座にしようかあれこれ考えたのですが、
せっかくの機会ですので、

<座学編>
●マクロビオティック手当て法の基礎知識

<実践編>
●アトピーについての手当て
●発熱に効く、おなかを整える内服の手当てのデモンストレーション


<質疑応答>
●子育てに役立つ、お家でできる、手当てなんでもQ&A


という、3本柱でお願いすることになりました。

子育て中のママはもちろん、不要な医療をできるだけ避けたいと思っておられる方、あるいは、予防が大切と考えている方など、お家でできる、しかも台所にある自然の素材を使ったカラダにやさしいマクロビオティックの手当て法を習いたい方におススメの講座です。
是非、お時間を作られてご参加くださいませ。

マクロビオティックお手当法
「カラダにやさしい自然の手当て法」著者
吉度日央里さんのワンディレッスン


日 時 2014年6月25日(水)10:00~12:30
    (駐車場のご案内がありますので、開始10分前にはご集合願います。)

会 場 松見歯科診療所 食養塾 無何有庵

参加費 2000円

定 員 20名
(託児はありませんので、ご了承願います)




吉度日央里(よしどひをり)さんプロフィール



オーガニック・ジャーナリスト。マクロビオティックインストラクター。「おいしい日央里書店」店主。「マクロビキッチン千葉県ネットワーク」代表。1960年、静岡県生まれ。青山学院大学卒業後、主婦と生活社に入社。長男の重症アレルギーを機に退社し、3人の息子をマクロビオティックの食事で育て、体の不調は手当て法でケアしてきた。尾形妃樺怜氏、大森一慧氏に師事し、故大森英櫻氏、山村慎一郎氏、岡部賢二氏らにも学ぶ。『一慧の穀菜食BOOK・手当て法』(大森一慧著・大森英櫻監修)、『美人のレシピ』(山村慎一郎著・中島デコ料理)、『発酵道』(寺田啓佐著)など、数々のオーガニック本の編集を手がけ、マクロビオティック料理と手当て法講座も行っている。編著書に『カラダにやさしい自然の手当て法』(パルコ出版)、著書に『種まき大作戦』『かんたん!部屋で野菜をつくる』(サンマーク出版)がある。
おいしい日央里書店 WEBサイト









































ドキュメンタリー映画『かみさまとのやくそく』を鑑賞してきました

2014年06月05日 16時28分06秒 | スタッフのブログ
ドキュメンタリー映画『かみさまとのやくそく』を鑑賞して来ました。
前世の記憶
中間記憶
胎内記憶
インナーチャイルドについての映画です。
映画を楽しみにされている方は、読まずに是非映画を直接ご覧下さい。

実は私もちょっぴり中間記憶があります。

自分が妊娠している最中も、赤ちゃんの時も、ずっと我が子を見ていて、人格があると感じていました。
2週間で亡くなった我が子も、人格者だと感じました。
年下だから
子供だから、親がなんでも主導権を握っていると思うのはおこがましい。
まだ少ししか母親してないですが、常に感じていたことです。

自分が子供のころ、父親はテストの点数に応じてお小遣いをくれていました。
父親なりのごほうびのつもりだったのだと思いますが、私は結果に対して貰えるお小遣いよりも、勉強中に
『がんばってるね(*´-`)
あんまり根詰めてせんと寝なよ?』
と声をかけてくれる母親の言葉がうれしかったのを今も覚えています。

問題のすり替えをしないように。
共感。
子供の声に、気持ちに耳を傾ける。
目の前の問題を共にクリアしていける親子関係を築きたいと思いました。

〈自分の魂のこと〉
誰かを思い涙することはあっても、自分のために涙を流すのは得意ではなかったです。
しかし、娘が亡くなった時に、自分の気持ちを圧し殺していたときは苦しくて苦しくて。。
悲しいことを悲しいと思い、心にも身体にも、正直に涙を流した時に、
『とても悲しい。
けれど、悲しいことを悲しいと心から感じ、涙を流すことは気持ちがいいことだ』
と感じました。
楽しいこと、うれしいことを出来たとき、心がわくわくしますよね。
つらかったこと、悲しいことを感じた時、自分の気持ちに正直に涙を流したら、同じようにすごく悲しいんだけど、すごく気持ちがいいんです。

子供の声にも、自分の心にも耳を傾ける。
とても大切なことですね。
改めて確認させて頂いた映画でした。

赤ちゃん抱っこ

2014年06月05日 09時45分10秒 | スタッフのブログ
先日、久しぶりに友人とランチに行ってきました(*^-^*)
赤ちゃんを抱っこする希羽のうれしそうな笑顔(*^-^*)
赤ちゃんが少しでもぐずろうものなら、すぐさま両手を広げて
『抱っこしてあげるヽ(* ̄∇ ̄)ノ』
あやす気満々(゜ロ゜;ノ)ノ
ふにゃふにゃやから大切に大切に!( TДT)


知央が私のお腹にいた頃。
希羽は2歳。
『希羽、ちーちゃんは、ののはのおとうと?
いもうと?o(^o^)o』
夫婦でわくわくしながら聞くと、2歳の希羽は
『おいも( ・ε・)』←いもうとのつもり
と家族でよく笑いました(^^)

小さな手のひらで、私のお腹にクリームを塗りながら、
『ちーちゃん(^o^)
ののはだよ~\(^o^)/
元気にうまれておいで(*^O^*)』
毎日毎日妹に話かけてくれていました(^^)

知央は知央で、パパよりも私よりも、一番希羽の声にお腹の中からぽこぽこと返事をしていました(^^)

姉妹の絆ってあるんかなぁ??(*´-`)
赤ちゃんの知央を抱く希羽を何度も想像して、幸せでした(^^)

希羽が知央と会ったのは、知央が亡くなってからでした。

私が知央を抱いて帰ると、希羽はすぐに知央の横に座りました。
小さいベビー布団にちょこんと横たわって泣きもしない知央に、希羽はうれしそうにお話していました。

やさしくやさしく撫でながら、おもちゃをかたかた鳴らしながら。
『知央、かわいいねぇ(ノ´∀`*)
希羽だよ~(*^O^*)』
『ちーちゃん(*´∀`)♪』
『ちーちゃん、がんばったね(*´-`)』
『ほらっ、がちゃがちゃ~\(^o^)/』
希羽は初めて亡くなった人を見るのにこわくないようでした。

愛おしそうに、うれしそうに、ほおずりしていました。
かわいい(*´∀`)♪
かわいい(*^O^*)
と、希羽は知央が帰ってきたこと、逢えたことを心から喜んでいました。
本当に楽しそうでした。

お腹にいた時と変わらない会話に、姉妹の絆を感じました。
二人を見てると知央は生きているみたいでした。

私が知央を抱く度に、希羽も抱っこしたいと
言いました。
『希羽、ごめんね。
知央、ママに抱っこさせてくれる?
よしよしはいいよ(*´-`)』
希羽に知央を抱っこさせてやりたかったなぁ。


今回、友人の赤ちゃんをうれしそうに、愛おしそうに抱っこしている希羽。
興味本意で赤ちゃんを抱きたいのではなく、下の妹がいて、赤ちゃんのあやし方を知っている抱き方でした。
身体としては知央はいないけれど、不思議とお姉ちゃんになってきていると感じました。
かわいい我が子を希羽に抱かせてくれた友人に感謝です。

希羽は何を感じたのかなぁ?

酵素ジュースの砂糖は分解されているのか?

2014年06月03日 17時32分54秒 | いただきますの法則
今年の1月11日に書かせていただき、gooブログアクセスランキングトップ10入りした「酵素流行りにご注意!」の投稿が、再び多くの方に読んでいただけたようで、ランキング17位となりました。
お読みいただきましたみなさまにお役に立てましたら幸いです。

さて、今回、再び多くのアクセスをいただく中、貴重なご意見もいただきましたので、
改めて「酵素ジュース(ドリンク)」について書かせていただきたいと思います。

前回にも書きましたが、『砂糖が無毒化する』という都市伝説には
「砂糖が完全に分解されているので安全だ」といういかにも科学的根拠があるように思えてしまうご意見をされる方が結構いらして、普段、砂糖はなぁ・・・と思っている方も、それなら安心と酵素ジュースを作られている方がとても多いようです。
ツイッターでも、そのようなコメントをたくさんいただきました。

砂糖が分解されると、水と二酸化炭素に変わるわけで当然甘みは薄くなっていきます。(水と二酸化炭素は無味無臭です)
完全分解ということは、完全に水と酸素だけになった状態を指しますので、全く甘みは無くなると考えなくてはいけません。

しかし、酵素ジュースはコメカミが痛くなるほど甘いですよね。
だから炭酸で割って飲まれている方がほとんど。
確かに清涼感一杯で、しかも酵素が摂取できて、夏の飲み物には最適~♪とブームが起きたようです。

ヤフーで「酵素ドリンク」と入れて検索するとなんと約9,050,000件がヒットします。
すごい数ですね~。そのほとんどが酵素ドリンク肯定派。あの日経でさえ取り上げているのだから、多くの人が興味を持つのもよくわかります。本音は最後にとよく言いますが、巻末に家で作るのが面倒な人には通販がある旨をさらりと一行入れていますが(笑)

酵素ジュースの作り方はクックパッドなどにもたくさん紹介されていますが、
簡単にいえば、野菜や果物に砂糖をビンに入れ発酵させます。中には時々手で混ぜながら放置して発酵させるというものまであります。常在菌が必要なのでしょうか?好気性なんですかね?糠漬けみたいです。それはさておき、つまりは『発酵』ドリンクなわけですね。

ということで、酵母、酵素、発酵の棲み分けがきちんとできていないと理解しにくいのではないかと思いますので、簡単にご説明すると、いろいろな環境に様々な微生物(いい子も悪い子もいます)が生きていて、そのうちの一つが酵母です。これらの微生物の繁殖によって起こる食品の成分の変化が発酵と腐敗です。この成分変化に生物が利用するのが酵素というタンパク質で、生きているというような表現をよく見かけますが生物ではありません。

以下に、それぞれをちょっとまとめてみました。
私はみなさんご存知の通り「リケ女」ではないので、間違いを見つけた人は訂正入れてくださいね。

まず、酵母とは:

微生物の一種で、日本酒やビールなどのアルコール発酵やパンの発酵など、日本では様々な食品の発酵に長年利用されきた生物です。栄養体が単細胞性を示す真菌類の中でも菌糸があつまるキノコ類や黴などと違い、酵母は一つ一つの細胞がバラバラになっています。一種類の生物というわけではなく、上記の定義が当てはまる生物の総称として酵母と呼ばれています。

酵素とは:

触媒として働くタンパク質で、生物の細胞内で作られます。様々な化学反応を起こさせ、体内での物質合成や分解を行うものです。よく知っているもので、唾液に含まれるでんぷんを分解する酵素アミラーゼ、胃の中でたんぱく質を分解する酵素ペプシン、乳糖を分解するラクターゼがありますね。

微生物は、人間が持ってないような酵素を持ち、人間の体内では作れない化学物質を作れたり、人間には分解できないものが分解できたりします。例えば、青カビはペニシリンを作ります。これは、青カビがペニシリンを合成する反応を触媒する酵素を持っているからです。

酵素の特徴として、「基本的に一つの酵素は一種類の反応を触媒する」こと、温度やpHや濃度(酵素や基質の濃度)など酵素ごとに「最良の条件」があり、その条件下以外ではまったく働かなかったり、下手すると酵素自体が変性して二度と活躍しなくなったりします。酵素ってデリケートなのですね。

酵素は基質とピッタリ結合する立体構造が大切で、その立体構造は、アミノ酸が直線状に連なったものを折りたたんで作っているタンパク質でそのために変形しやすいのです。それぞれの酵素の「最良の条件」は、これまたそれぞれで、その酵素が働くべき場所で働けるようになっています。



発酵とは:

生物による物質の分解や合成(つまり、生物による酵素反応)を利用して、食品中の成分を別のものに変えることです。

人間は、昔から微生物を利用して食品を作ってきました。例えば、我らが日本酒、ワインやビール。他にも味噌、醤油、酢、漬物、納豆、ヨーグルト、チーズなど、発酵食品といわれるものです。これらは、微生物等が酵素反応によって食品の成分を他のものに変化させることを利用しているのです。


ここまで読まれたら少しご理解いただけるかと思いますが、酵素は体内に入れても、胃の中の酵素ペプシンで分解されてしまいますので、酵素として吸収することは不可能です(笑)
口から取り入れた酵素が体内で働くことはできないのです。

それでは酵素ドリンクが何故こんなに流行ったのか?

多くの方が生活習慣を変えずに楽して健康になりたいという願望を、少し自然ぽいテイストでしかも頑張ってる感も味わえるという、まさに時流に乗った健康法だったからでしょうか?
甘いというのも、スイーツ感覚でポイントが高いと思われます。

そして、そのベースに流れている考え方が「酵素を食物から摂らないことで不健康になり、長生きができない」とする「酵素栄養学」というエドワード・ハウエル氏が提唱した独自理論です。
要は、酵素が足りないと健康を害するので、酵素を摂りましょうということです。
「キラー・フード あなたの寿命は「酵素」で決まる」というタイトルで翻訳書が出版されていますので、お暇な方は読まれてみてはいかがでしょうか?

さらにこんなことも書かれています。
食物の酵素(食物酵素)は生で摂る方が有効で、加熱調理した食べ物では酵素が壊れているため意味を成さないと。ローフードの考え方の基本もこの「酵素栄養学」が流れているようですね。

加熱調理によって食べ物は消化しやすくなり、人間は飛躍的な進化の恩恵を持ったのは周知のことですね。参考にこちらをご覧ください。「食品の加熱、その得失。」食品安全委員会委員 本間 清一




さてさて、酵素ジュースの中に残る酵素ってどのくらいなのでしょうか?
酵素を使うわけですから、酵素は減る?んですよね。

甘みに関しては、口腔内が仮にph7の中性であっても(現に砂糖水事態はph7ですから)、口腔内に潜んでいるミュータンス菌(虫歯菌)は甘いものを餌にして増殖。餌を食べれば当然生き物ですから排泄物があります。それが強酸性なウンチを出すのです。それによって口腔内のphが下がり一気に酸性に傾きます。
口腔内のphが5.4(酸性状態)を切ると歯は溶け始めます。

酵素ジュースが本当に完全分解されていても、あの甘みは、虫歯を作る原因となります。
どうぞ、みなさま、この夏、気をつけてくださいね。