日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

春まだ浅い信濃路へ 2013 二日目

2013-02-24 15:15:41 | 甲信越
六日町で下車すると、やはりほくほく線のダイヤも乱れており、ホームにはもともと予定していた列車が待機していました。特急を先に通した後、六日町を30分遅れで発車しています。これでほどよい時間に長野へ着く見通しが立ち、まずは一安心といったところです。
それにしても、沿線の積雪が半端ではありません。秋田、青森、道央に道北など北国の積雪地と比べても全く遜色がないどころか、雪の量に関する限りはこちらの方が上ではないでしょうか。長岡までは晴れたり吹雪いたりを繰り返していた変幻自在な空模様だったのが、上越線に入ってからは鉛色の空から止み間なくしんしんと雪が降っています。雪見をするといえば北国ばかりに足が向きがちだったところ、越後の雪深さを改めて思い知らされました。

★六日町1355/838M/1501直江津
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春まだ浅い信濃路へ 2013 二日目

2013-02-24 13:13:18 | 甲信越
結局38分遅れで長岡を発車。これにより、六日町で接続するはずだったほくほく線の列車には間に合わない情勢となりました。次の列車は一時間後で、これが実質的な遅れになります。しかし、上越線の遅れがほくほく線に波及する可能性は十分にあり、うまく噛み合えば予定通りの列車に乗れるかもしれません。いずれにしても軽傷で済みそうなのが幸いではあります。

★長岡1233/1736M/1328六日町
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春まだ浅い信濃路へ 2013 二日目

2013-02-24 12:54:13 | 甲信越
長岡に着きました。一面の銀世界と化した越後平野を走ってきましたが、あるときは眩いばかりの雪晴れになったかと思えば、あるときは吹雪に視界を遮られたりと、その間の天候は変幻自在でした。乾いた細かい雪が舞うところも、大粒のぼたん雪が落ちてきた昨日とは全く違います。これは今日が昨日以上に寒いということでもあり、ホームに立てば吹きすさぶ風で手がたちまちかじかんできます。道中何度となく繰り返した台詞ながら、越後の春はまだ遠いと改めて実感する寒さです。
さて、上越線の列車に乗り継ぐ予定のところ、この荒天の影響でダイヤが乱れており、入線までしばらく時間があるとの案内放送が。もっとも、今のところ時間には十分すぎるほどの余裕があります。さらに一、二時間遅れても長野で呑む時間が削られるだけで済み、それ以上遅れても上越新幹線で帰ればよいことなので、ここは気長に発車を待つしかないでしょう。
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春まだ浅い信濃路へ 2013 二日目

2013-02-24 11:13:52 | 甲信越
普通列車で長岡へ向かいます。入線してきたのは初期型の115系でした。二十数年前に首都圏から転属した、東日本では今や新潟でしかお目にかかれない貴重な車両で、冷房改造されたことと、シートモケットが張り替えられて灰皿が撤去されていることを除けば、何もかも昔のままの国鉄近郊型電車です。来た道を引き返すだけのはずが、これで俄然楽しくなってきました。

★新潟1105/436M/1225長岡
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春まだ浅い信濃路へ 2013 二日目

2013-02-24 10:28:42 | MOS
移動の前に朝食がてらMOSに立ち寄ります。その名も「新潟駅店」で、万代口と南口とを結ぶ通路に面した立地は、現代流にいうなら「駅ナカ」ということになります。これまでにも何度か訪ねる機会はあったものの、いつでも行けるという安心感が裏目に出て、発車まで時間がないなどの理由で素通りを続けてきたというのが真相です。
この店で惜しまれるのは、回転を上げるためなのか、テーブルの幅が非常に狭くて落ち着かず、飲み食いを済ませたらさっさと出るしかないことです。とはいえ、最近の店舗で横行する眉をひそめるような安っぽさがなく、濃いめの茶色に塗られたレジカウンターと腰板、それに合わせたテーブルの色合いなどはまあまあの部類ではあります。もちろん、所詮は駅ナカといった割り切りは必要で、ものの試しに一回訪ねておけば十分といった程度の店舗でした。

モスバーガー新潟駅店
新潟市中央区花園1-1-21 CoCoLo南館3F
025-255-6311
700AM-2200PM
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春まだ浅い信濃路へ 2013 二日目

2013-02-24 10:03:23 | 甲信越
出発します。昨晩世話になったのは前回と同じ「カントリーホテル新潟」でした。部屋は狭めでロビーも簡素、よくも悪くも現代的な宿泊特化型のビジネスホテルながら、宿は夜寝るための場所と割り切る向きには必要にして十分。駅前にはもう少し安い宿がいくつもあるとはいえ、中心街で四千円台前半という料金設定はありがたく、新潟で泊まるときには当分この宿の世話になりそうです。もっとも、昨夜は本当に投宿して眠るだけに終わったので、結果としては駅前の宿でもよかったということになりますorz
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春まだ浅い信濃路へ 2013 二日目

2013-02-24 09:48:03 | 甲信越
おはようございます。結局昨日は、一休みするつもりがそのまま寝入ってしまい、二軒目の居酒屋には行けずじまいでした。今朝も六時頃に一旦目覚めたというのに、寒さもあって布団から出られないままこの時間になってしまいました。どうやら活動続きで疲労が蓄積しているようです。今回新潟市はただ投宿して休むだけの場所になってしまいましたorz
本日は長野へ戻って新幹線で帰路につくわけなのですが、経路を若干変更します。まず長岡から上越線で内陸へ進み、六日町からほくほく線で直江津に出て、あとは来た道を長野まで引き返すというのが、現在予定している経路です。寝坊と経路変更の影響により、着いた頃には暗くなってしまうため、残念ながら長電は見送り、あとは駅前で一献傾けて帰ります。ただし、雪と強風の影響で、長岡から先は上越線でも信越本線でもダイヤが乱れているとの情報が入っており、若干の不確定要素があります。どちらか一方でも走ってくれれば、そちらを通って長野へ向かう予定です。
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春まだ浅い信濃路へ 2013

2013-02-23 21:16:43 | 甲信越
新潟市内に投宿して一息つきました。長岡と違って市街の雪はごく少ないものの、時折小雪がちらついています。そして何より驚くのが寒さです。三月も近くになれば、耐寒装備はもう不要だろうとたかをくくり、少し薄めの上着を羽織ってきたところが、とんだ見当違いでした。これなら最上級の耐寒装備でももてあますことはなかったでしょう。今や早春といった感のある関東と違って、雪国はまだ冬なのだというのが、新潟県内に入ってからの一貫した印象です。
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春まだ浅い信濃路へ 2013

2013-02-23 19:34:02 | 甲信越
今回も「魚仙」の秀逸さに丸々二時間滞在してしまいました。あとは新潟まで移動して投宿し、余力があれば軽く一杯引っかけて終了といった流れになりそうです。外には再び湿った雪が降っています。

★長岡1923/455M/2044新潟
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春まだ浅い信濃路へ 2013

2013-02-23 17:12:45 | 居酒屋
五時の開店とともに「魚仙」の染め抜き暖簾をくぐりました。昨年末に訪ねて以来、二ヶ月という短い間隔での再訪に至ったのは、いうまでもなくこの店が新潟の呑み屋の中でもとりわけ秀逸だったからです。それでは何がよいのかと考えるに、それは肩肘張らずにくつろげる店構えと、過不足なく一通りのものが揃い、なおかつ良心価格の品書きにあるのではないかと思います。
駅近くの踏切のそばにある雑居ビル1階の店構えは、「割烹」という割に敷居の高さを感じさせず、その上に「大衆」とつければちょうどよさそうです。店内もしかりで、L字の角を切り取った、十五人は掛けられるニス塗りの長いカウンター席を中心にして、小上がりと別室の座敷を置いた造りには、割烹の看板から連想されるほどの高級感はありません。だからといって安っぽいわけでもなく、簡素にして清潔にして質実剛健と表現するのがちょうどよいのでしょう。
相撲の番付を模して横綱から幕内までに格付けされた新潟の地酒は、ざっと数えて四、五十種といったところでしょうか。質より量の新潟清酒だけに、飛び抜けた名品はありません。しかし、天文館の呑み屋で焼酎を選ぶがごとく、錚々たる有名どころを外し、都会では聞き慣れない地酒をあえて選ぶという向きには、この品書きがおあつらえ向きといえるでしょう。どれをとっても淡麗辛口の味わいが新潟ならではです。
そして何より秀逸なのが肴の品書きです。A4を一枚使った日替わりの品書きは、お造り、煮魚、一品、珍味、焼き物、揚げ物、旬の物、ご飯物に分けられて偏りがありません。しかもそれぞれの品数は少なからず多からず。これが少なすぎると選択肢に困り、多すぎてもどれを選ぶか悩むところ、ざっと眺めて組み立てを考えるには、この店の過不足ない品書きが理想的です。鰤に白子にあん肝など冬の味覚が並ぶ中、ふきのとうの天ぷらだけが異彩を放っており、春まだ遠い越後平野の季節感が表れています。
こうして一通りの品書きを眺めて思案の末、まず注文したお造りの盛り合わせは、舟形の器に九点盛られるという豪勢なもので、これが1500円ならお値打ち品といえるでしょう。これに定番の油揚げ、本日おすすめのおこぜ唐揚げ、そして油揚げと並ぶ当店名物でもある鰤のなめろうをいただきます。
全国屈指の酒どころとして知られる新潟ですが、秋田の例があるように、そんな土地に限って気のきいた呑み屋は意外にも少ないものです。新潟市街を過去に何度か訪ねても、ここと同格あるいはそれ以上の呑み屋にはいまだ遭遇していないのが現実です。新潟清酒と地の肴を存分に味わい尽くすなら、この店の暖簾をくぐるのが一番ではないかと思います。わずか二ヶ月という短い間隔での再訪ながら、やはりいい店は何度訪ねてもいい店なのだと実感させられました。

魚仙
長岡市殿町1-3-4
0258-34-6126
1700PM-2300PM(日曜定休)

鮎正宗・白雪・清泉
お通し(蓮炒め)
お造り九点
特選油揚げ
真おこぜ唐揚
なめろう
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春まだ浅い信濃路へ 2013

2013-02-23 16:11:27 | 甲信越
長岡に着きました。上越地方で降りしきっていた雪は止んだものの、積雪に関しては長岡市街もいい勝負で、昨年末に訪ねたときの比ではありません。東北ほどではないにせよ寒さもかなりのものです。雪国はまだまだ冬だと改めて実感させられます。
この後はマンネリズムを踏襲し、「魚仙」で一献傾けてから新潟へ向かいます。今日は出がけのカップ麺と昼の駅そばだけで通したため腹具合は万全です。新潟まで足を延ばしたのは、余命幾ばくもない国鉄型電車で旅をするという目的もさることながら、少なからずこの店を再訪するためでもあっただけに楽しみです。
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春まだ浅い信濃路へ 2013

2013-02-23 14:30:43 | 甲信越
鉄道唱歌のオルゴールが再び流れたところで直江津に到着。列車を乗り継ぎ長岡へ向かいます。味気ない橋上駅舎に成り下がっても、乗り換え客が行き交う跨線橋の賑わいだけは昔も今も変わりません。しかし、新幹線が直江津を素通りして北陸方面へ延びたとき、この賑わいがどう変わるのかが気になります。気付けば開通まであと二年、残された時間は決して長くないのですね…

★直江津1429/1339M/1557長岡
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春まだ浅い信濃路へ 2013

2013-02-23 14:07:47 | 甲信越
北新井で一旦降りるつもりが予想以上に雪が強く、大荷物を担いで駅から歩く気力が起きずに断念。そのまま終点まで乗り通すことにしました。吹雪いたり青空が広がったりと変幻自在な津軽に対し、止み間なくしんしんと降るぼたん雪がこの土地ならではです。寒さ以外は何もかも春といった感のある太平洋側とは対照的に、越後はまだ深い雪に埋もれています。

★長野1245/妙高3(3323M)/1417直江津
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春まだ浅い信濃路へ 2013

2013-02-23 13:08:39 | 甲信越
列車を乗り継ぎ移動を再開します。乗車するのは189系で、発車と同時に流れる「鉄道唱歌」のオルゴールが旅情を誘います。市街を離れるにつれ、鉛色の空から小雪が舞う雪国らしい天候になってきました。

★長野1245/妙高3(3323M)/1358北新井
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春まだ浅い信濃路へ 2013

2013-02-23 12:35:07 | B級グルメ
乗り継ぎの合間にお昼をとります。持ち時間が23分ということで、選択肢は必然的に駅そばとなります。前回訪ねた黒姫の駅そばと違い、いかんせん利用客が多すぎて落ち着かないのが少々残念です。しかし、先月訪ねた秋田など、そば屋すらない駅もあることを思えば、待合室のベンチで信州そばがすすれるだけましなのかもしれません。

小菅亭
長野駅待合室内
葉わさびそば410円
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