本日の晩酌 -落花流水-

本日酌むのは横須賀の酒販店で買い求めたPB酒「落花流水」です。「真庭市」が岡山だということは分かるとしても、それに続く「下呰部」なる地名には聞き覚えがありません。なんでもこれで「しもあざえ」と読むそうで、中国道の北房インターのほど近くという立地からして、人里離れた山奥であることだけは想像できます。たとえばこれが「シャンパーニュ」だの「ボジョレー」だのといわれても、どこのことやら見当もつきません。読みも字面もゆかしい地名に触れつつ、その酒が生まれた土地に思いを馳せる、そんな楽しみも日本酒ならではのことだと私は思います。
それにしても、21BYということは三年前の酒だというのに、キャラメルのような甘さと立ち上る生臭さはかなり強烈で、少なくとも食中としてさらさら流し込むような酒ではないようです。時間をかけて少しずつ空けてゆき、味わいの変化を楽しむ方がよいかもしれません。

★落花流水 純米無濾過生原酒21BY
落酒造場(岡山県真庭市)
原料米 備前朝日
精米歩合 75%
アルコール分 18度
神奈川県横須賀市 掛田商店にて購入