先日新潟から戻ったときに思ったのは、列車を降りた瞬間に感じる都会の暖かさがそれほどでもなかったということです。もちろん、風雪吹きすさぶ日本海側に比べれば、煌々とした月明かりに照らされた都会の夜は、早春の静かな夜と表現するのがふさわしいものでした。しかし、二月下旬の都内にしては、厳冬といわれた去年に勝るとも劣らない寒さだったのも事実です。実際のところ、偕楽園の梅はまだ一分咲きにも届いておらず、異例の遅咲きだった
去年と比べてもほとんど変わりません。過去三年続いた遅咲きから、平年並みに戻るといわれる桜の開花ですが、なんだかんだで今年も開花は延びるかもしれません。