日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

汽車旅in東北 2013Part2 二日目

2013-02-10 23:46:36 | 東北
本日の全行程終了です。空は一面雪雲で覆われ、そこから細かい雪がはらはらと舞い降りてきます。これが一晩降り続けばどれだけ積もるのでしょうか。昨日は降雪がほとんどなく、去年の冬にいたっては自転車に乗れる程度の積雪だったので、弘前でまとまった雪に降られるのは、意外にも一昨年以来のことになります。
さて、明日は昼過ぎまで弘前に滞在してから青森へ移動し、駅前の寿司屋で一献傾けてから帰ります。昼過ぎまでの時間の使い方は流動的ですが、雪燈籠を明るいうちに見物し、時間が余れば大鰐で一風呂浴びて、そうでなければ弘前からそのまま列車に乗るというのが一つ、黒石まで行って戻るのがもう一つといったところでしょうか。どちらをとるかは明朝の天候と気分次第で考えます。それでは、おやすみなさいzzz
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汽車旅in東北 2013Part2 二日目

2013-02-10 21:47:23 | 居酒屋
弘前に二日続けて泊まっても、呑み屋に関する限り立ち寄る店はいつも決まっています。今夜も「はすや」で一献傾けます。
本日通されたのはカウンターの左端です。過去弘前を訪ねたのと少なくとも同じ回数だけ通ったこの店ですが、これまで着席するというと、まず例外なくカウンターの中央から右寄りで、左端というのはどういうわけかただの一度もありませんでした。しかして初めてとなる左端から店内を見渡すと、これまで幾度も絶賛してきたこの店にも難点があったことに気付かされます。というのは、店の造りの関係上、この場所から左奥の厨房にかけてが店主の仕事場になっていて、整理整頓が行き届いていないのが分かってしまうのです。この点厨房がぴかぴかに磨かれていたり、什器や包丁などが整然と並んでいたりすると、それを鑑賞するだけで酒が一合飲めそうなほど楽しめるところ、こちらの店主はそのようなことには無頓着のようです。以前この店を訪ねた活動仲間が同様の趣旨のことを述べていましたが、その意味がようやく得心できました。
とはいえ、毎回この席というならともかく、これも運のうちと思えば気にならない程度の問題です。連休中日だけに、ホワイトボードの食材はかなり限られてはいながらも、六点の刺盛りには昨日なかった馬刺しとカニとぼたん海老が加えられ、たつと貝類を盛り込んだ昨日の七点盛りとは大きく趣向が変わっています。お通しはささみと茹でキャベツをマヨネーズで和えて刻み海苔を散らしたもので、やはり汁物だった昨日とは違ったよさがあります。二日続けて通っても飽きさせない工夫は見事です。

★はすや
豊盃・津軽衆
お通し(ささみ和え物)
刺盛り
うど酢味噌和え
めかぶ
タラ鍋
真鱈子巻(おごり)
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汽車旅in東北 2013Part2 二日目

2013-02-10 21:17:40 | 東北
弘前教会、青森銀行記念館、弘前公園に富田の清水と、なじみの場所を一周して宿に戻りました。雪は止み間をはさみながらもしんしんと降り続いています。しかし、ものの数分立ち止まれば爪先が痛くなった昨日に比べて、今夜の寒さはそれほどでもないため、風呂には入らずこのまま酒場へ繰り出します。
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汽車旅in東北 2013Part2 二日目

2013-02-10 19:12:06 | 東北
弘前市街に戻りました。小雪がちらつくこともほとんどない今日の空模様でしたが、初めて雪らしい雪が降ってきました。それも、星空からふわふわと落ちてきた昨日の雪とは違う、雪空からしんしんと降り続く雪です。風流さにかけては昨日の雪の方が上だったとはいえ、二日続けて滞在するなら、もう一晩は違う降り方をするのも悪くはないでしょう。今夜は一味違った雪景色が見られそうです。
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汽車旅in東北 2013Part2 二日目

2013-02-10 17:59:09 | 温泉
弘前までの道すがら、再び温泉に立ち寄ります。本日の二湯目に選んだのは「板柳温泉」です。この温泉でまず特筆すべきは、駅前に建つ入母屋造の威風堂々たる木造二階の建屋でしょう。広い間口の中央に張り出した玄関の、柱と屋根周りの意匠が凝っており、当時の職人の技がありありと現れているようです。温泉記号と屋号の切り抜き文字を描いたガラスの引き戸を開ければ、手前の左右に年代物の下駄箱が、正面には番台が、その両隣に浴場の入口が並んで、ここが古くからの銭湯であることが分かります。実際のところ中の造りも銭湯そのもので、脱衣所に飛び交う会話は片言すら聞き取れない正調の津軽弁です。浴場は入って左の壁際に長方形の浴槽、もう片方に直線基調の洗い場というこれまたてらいのない銭湯の造りをもち、やや塩辛い滑らかな源泉が滔々と掛け流されて床を伝います。津軽の温泉は無数にあれど、田舎の町中の温泉銭湯ということになると、ここは津軽尾上の「大和温泉」などと並ぶ貴重な一湯といえそうです。

★板柳温泉
北津軽郡板柳町福野田実田47-13
0172-73-2151
800AM-2100PM
入浴料350円
泉質 ナトリウム-塩化物泉(等張性弱アルカリ性高温泉)
泉温 54.5度
pH 8.0
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汽車旅in東北 2013Part2 二日目

2013-02-10 16:58:06 | 東北
五所川原の一つ手前の陸奥鶴田で日没につき撮影終了。この後は温泉に立ち寄りつつ弘前市街に戻ります。雪燈籠まつりは昨日のうちに一周しており、なおかつこの寒さの中二日続けて行くほどのものでもないため、再訪するとしても軽く一周する程度になるでしょう。今から向かえば弘前に着くのが七時前後となるので、時間配分としてはちょうどよさそうです。
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汽車旅in東北 2013Part2 二日目

2013-02-10 15:52:59 | B級グルメ
ほか弁以来飲まず食わずで空腹感も限界に近づいてきたため、ここで遅い昼食をとります。時間帯が中途半端なこともあり、本日はコンビニのおにぎりとホットスナックで手早く済ませます。少し足を延ばせば黒石の焼きそばに鰺ヶ沢の焼きイカなどよいものがいくつかあったのですが、あいにく両者の中間点で適当な選択肢がありませんでしたorz
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汽車旅in東北 2013Part2 二日目

2013-02-10 14:45:03 | 東北
時間も徐々に押してきましたが、この後は時間の許す限り津軽平野を五所川原へ向かって北上します。まずは定点観測で藤崎駅を訪ねます。やや小柄な木造駅舎が健在です。切妻のトタン屋根をもつてらいのない造りながら、無塗装の羽目板と、軒下まで延びる縦長の窓がよい味を出しています。古い駅舎に維持費をかけず建て替えるというJR東日本の無思慮な政綱の前に、各地の古きよき木造駅舎が次から次へと淘汰される中、こんな駅舎も赤看板のMOS並みに貴重な存在となりつつあります。
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汽車旅in東北 2013Part2 二日目

2013-02-10 13:29:24 | 温泉
少々遅くなりましたがお待ちかねの温泉に立ち寄ります。本日の一湯目は「平川温泉」です。
前回訪ねた「境関温泉」のほど近く、やはり似たような田舎道に鎮座する建屋は背の高い木造二階建てで、広い間口に「公衆浴場平川温泉」と力強い毛筆体で大書されたファサードにまず刮目させられます。正面にあるガラスの開き戸には、やはり毛筆体で「公衆浴場」と縦書きされ、隣に建つ木造二階の旅館ともども、「質実剛健」をそのまま形にしたような佇まいです。館内も見た目に違わず簡素にして質実剛健で、大理石で縁取られた長方形の浴槽が浴場の中央に鎮座し、無色透明の滑らかなお湯が滔々と掛け流されて床を伝い、窓から差し込む光を映し出しています。そしてこのお湯が昨日の大鰐も顔負けの熱さで、たらいに汲んで頭と身体を洗っただけでのぼせ上がってしまうほどです。雰囲気といいお湯といい、とことん硬派な温泉でした。

★平川温泉
南津軽郡田舎館村大袋樋田3
0172-58-2160
630AM-2200PM(月二回不定休)
入浴料300円
泉質 アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)
泉温 49.5度
pH 8.74
湧出量 393l/min
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汽車旅in東北 2013Part2 二日目

2013-02-10 12:42:46 | 東北
平賀から田舎館へ向かって県道を北上します。今日は朝から終始薄日が差しており、降雪もほとんどない穏やかな天候になっています。直線路の左手には一面白く染まった津軽平野が。凛とした空気の中、何一つ遮るもののない雪原を眺めるのは爽快です。しかし、彼方に鎮座するであろう岩木山は裾野まで雪雲に覆われて、どこにあるかも判然としません。あの雲がいずれこちらに移動してくるのでしょうか。
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汽車旅in東北 2013Part2 二日目

2013-02-10 10:31:55 | B級グルメ
ほっかほっか亭で朝食をとります。宿の朝食を抜いてまで選んだのは、このblogで何度も取り上げた岩手・青森地区のローカルメニュー「のりたま弁当」です。その正体は、辛子明太子を塗って海苔を敷いたご飯の上に目玉焼きとウィンナーとちくわの磯辺揚げを乗せ、きんぴらと漬物を添えたというもので、実は宿の朝食と比べても大差はありません。しかし、腹を満たすという目的以外に何の必要性も感じられないスーパーホテルの朝食と違って、このチープな弁当がこれほどおいしく感じられる理由は何なのでしょうか。よくよく考えると不思議な話です。
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汽車旅in東北 2013Part2 二日目

2013-02-10 10:17:15 | 
レンタカーを引き取って出発します。本日の相棒は、現行型に替わってからは初めてとなる日産マーチです。朝方から日差しが注いでいることもあり、まずは列車撮影をかねて黒石方面へ向かおうかと考えています。
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汽車旅in東北 2013Part2 番外編

2013-02-10 08:56:41 | 東北
ここで昨日に続き業務連絡があります。二日目の朝を迎え、活動は順調に進行中です。津軽の寒さに一日さらされたにもかかわらず、体調には何の影響もないどころかむしろ上向いており、体力、気力とも万全に近い状態まで回復してきました。やはり、自分にとって旅は酒と並ぶ百薬の長といえそうです。本日はレンタカーで津軽を周遊します。
なお、昨日は大鰐で一風呂浴びてから弘前市街に入り、教祖おすすめの「しまや」で一献傾け、その足で雪燈籠を見物して、最後は毎度おなじみの「はすや」で締めくくりました。しかし、出発前の混乱をまだ引きずっており、これらのことがまとまった記録になるのはもう少し先のことになりそうです。ご了承のほどお願いします。
なお、このメッセージは自動的に消滅します…
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汽車旅in東北 2013Part2 二日目

2013-02-10 07:51:43 | 東北
おはようございます。昨晩は横になるやいなや深い眠りに落ち、先ほど窓から差し込む日差しで目覚めました。窓の外を眺めれば、朝日は薄い雪雲に覆われ、天頂には青空が広がりながらも、細かい雪が埃のようにゆっくり舞い降りています。要は、晴れたり曇ったり雪が降ったりを短時間で繰り返すという、都会人からすれば何とも不思議な、しかし冬の津軽では最もよく見る天候です。今日はそんな津軽をレンタカーで周遊します。経路は天候と同様多分に流動的ですが、前回の活動で到達できなかった北五津軽へむかって北上するのを基本にします。まずは朝風呂に入り、あとは駅に寄ったり雪景色を眺めたりしながら進むことになるでしょう。ただし、先を急ぐつもりは全くありません。今回の活動の目的は津軽の冬を体感することにあり、遠くへ行けるかどうかはさほど重要ではないのです。いずれにしても、日が暮れたらもう一風呂浴びて弘前に戻り、時間があるならもう一度雪燈籠を見物して、最後は居酒屋で一献傾けます。
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汽車旅in東北 2013Part2 二日目

2013-02-10 00:24:46 | 東北
本日の全行程終了です。熱い味噌汁をすすって大汗をかいたばかりだというのに、外へ出た瞬間たちまち身震いがしてきました。自分の体調もさることながら、今夜がそれだけ寒いということなのでしょう。空には引き続き星が出ており、埃のように細かい雪が舞い降りてきます。街灯の明かりの下で、この幻想的な光景をしばし眺めていたいのはやまやまながら、兎にも角にも今夜の寒さは半端ではありません。再び悪化しては元も子もないので、早々に宿へ戻って寝ます。おやすみなさいzzz
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