日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

二者択一

2018-11-09 23:13:33 | 旅日記
寒さに震えた先週から一転、季節外れの暖かい日が続き、あまつさえ雨にも降られて天候は今一つでした。しかし、幸いにも週末は二日とも好天の予報です。明日から東北へ戻ります。九月の下旬以来、一時帰京を繰り返しつつ続いてきた長旅もそろそろ潮時です。
起点となる盛岡から、仙台まで南下することについては迷いがありません。しかし、最後の宿泊地を仙台と会津のどちらにするかの二者択一に悩んでいます。このようなことになったのは、今回の活動が全く別物として構想されていたという事情によります。北海道へ向けて旅立った時点では、11月まで続くことになるとは思っていませんでした。北国から戻った後で沖縄へ転戦し、その後会津へ行くつもりだったのです。ところが、二週にわたって車を置くという奇策を繰り出し、沖縄を挟んで旅を続行することになりました。こうして会津へ南下しつつ向かう形となった結果、仙台との二者択一に変わったという事情があります。
仙台には年末にも再訪の機会がある一方、会津へ行く機会はこれがおそらく最後です。ならば会津に決まりかというとそうでもありません。去年も全く同じ時期に会津を訪ね、好天下で見事な紅葉を眺めたため、あれ以上のものは期待し難いからです。これに対して、杜の都の紅葉は未体験です。仙台に一泊し、翌日山形に足を延ばすことができれば、こちらはこちらで悪くなく、少なくとも新鮮味では上回ります。最大の壁となる宿についても見通しが立ったため、今のところ全く互角の状況です。今夜いっぱい熟考の上、出発までに決断します。
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