日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の大地を行く 2018 - しれとこ食堂

2018-10-04 22:09:48 | 居酒屋
市街地にキャンプ場があり、その目の前に呑み屋街があるという僥倖に恵まれ、標津で呑むという瓢箪から駒の展開になりました。しばし逡巡の末、飛び込んだのは「しれとこ食堂」です。
当然何の情報も持たなかった中、せめてもの手がかりになるものが、キャンプ場の受付に備え付けられていました。「美味しべつ」と題された手製の冊子で、町内で営業中の、おそらく全ての飲食店が、一通りの情報と写真、寸評つきで紹介されていたのです。しかし、それを踏まえて呑み屋街を歩いてみても、これはと思える店は見当たりませんでした。そのような中、しいていうならここだろうと思ったのが、国道沿いにある小ぎれいな店です。ただしかなりの大店で、カウンターもあるにはあるというものの、一人で心おきなく呑めるかどうかは未知数でした。ともかく店へ行ってみると、半個室を中心にした店内が見え、やはりどうかという疑念の方が勝りました。結局そこには見切りをつけ、代わりに選んだのがここだったという顛末です。
店先の行灯には「しれとこ」とある一方、件の冊子には「しれとこ食堂」とありました。実際のところ、行灯にあるラーメン、おでん、串焼きの文字からして、稚内で世話になった「庄内食堂」を彷彿させる店構えをしています。要は純然たる居酒屋というより、酔客がなだれ込むラーメンに近い店ということです。そしてその予想はおおむね的中しました。おでんの他に一品でもあればと期待したものの、残念ながらそのようなものはなく、看板にあった三つと、あとは茶漬けがせいぜいだったのです。これでは心行くまで盃を傾ける状況でもありません。おでんを肴に酒を一杯飲み干した後、ラーメンをいただいて締めくくりました。

居酒屋として見た場合には中途半端な結果に終わったものの、それでもあながち悪くはありませんでした。入ったときこそ先客の姿はなかったものの、やがて二軒目、三軒目と思しき地元客が次々入り、遅い時間にもかかわらずたいそうな賑わいとなってきたのです。他の選択肢が乏しいという事情はあるにしても、それだけではないような気がします。うどんの出汁にもどことなく通ずる淡い色のスープは、いかにも酔客向けの味ながら、素面に近い状態でも十分美味しくいただける一杯でした。肌寒い晩秋の夜、ラーメンをすすって暖まり、地元の人々の生活にも触れられたという点において、訪ねた甲斐はあったというのが実感です。

しれとこ食堂
標津郡標津町南1条西1-1-8
0153-82-2616
1800PM-030AM
不定休
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晩秋の大地を行く 2018 - しべつ海の公園キャンプ場

2018-10-04 21:56:47 | 北海道
長旅の疲れがたまってきた上に、早朝から休みなく動き続けてきたこともあり、疲れが半端ではありません。設営など後回しにして暖簾をくぐりたい気分でした。しかし、腹を満たして疲れが一気に噴き出せば、なおさら余力が失われます。気力を振り絞って設営を済ませ、これから繰り出そうというところです。

本日は「しべつ海の公園キャンプ場」の世話になります。標津の市街地にあり、買い出しと風呂だけでなく、呑み屋街まで徒歩圏内のキャンプ場であることについては既報の通りです。キャンプ場から歩いて風呂に行けるところはいくつかあり、買い出しが徒歩圏内のところもあります。しかし、その両方を兼ね備え、さらには呑み屋まで徒歩圏内というところは自分の知る限りありません。ライダーハウスを含めても、稚内の「みどり湯」が思い当たる程度でしょうか。これだけの条件が揃ったことで、標津でキャンプをする案が俄に浮上したわけです。
その名の通り、キャンプ場は海に面した公園にあります。市街地の海に面した公園にあるキャンプ場といえば、三年前世話になったゴールデンビーチるもいですが、小ぎれいなサイトの雰囲気はあちらを彷彿させるものです。しかしあちらは、市街地とはいえども市街の中心とまではいえない場所です。対するこちらは市街のほぼ中心に位置しており、駐車場に車を止めると目の前に呑み屋街があり、それを抜けると温泉があるという絶妙な立地をしています。
最果ての小さな町のことだけに、呑み屋街とはいってもごくささやかで、二、三分で歩ける範囲に両手で足りるほどの店が並ぶにすぎません。先ほど歩いた限りでも、是非寄ってみたいと思えるところはありませんでした。しかし、ここではキャンプと居酒屋を両立できるということ自体に価値があります。過大な期待をせずに飛び込んでみるつもりです。
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晩秋の大地を行く 2018 - ホテル川畑

2018-10-04 19:43:26 | 温泉
本日は二夜連続のキャンプとなります。手近な風呂が八時までとの情報につき、設営を後回しにしてやってきました。訪ねるのは「ホテル川畑」です。
羅臼の町に宿泊施設は一軒しかなさそうでした。それに対して標津には、こちらを含めて何軒かの宿があります。昨晩以上に肌寒く、キャンプができるかどうかが微妙な状況で、どこかに飛び込むという選択も考えられるところではありました。そうした方が本活動の主題の一つである散財にも合致します。しかるに入浴のみで済ませたのは、キャンプと呑み屋の両立が標津を選んだ決め手だったからに他なりません。
宿代と酒代を両方奢るのであれば、呑み屋についても相応の内容を求めたくなるのが人情のところ、標津という小さな町にそのような心当たりはもちろんありません。しかし、宿代がただ同然なら、四の五のいわず飛び込んでみる余裕が出てくるというわけです。

★ホテル川畑
標津郡標津町南3条西1丁目1-3
0153-82-2006
700AM-900AM/1400PM-2000PM
入浴料500円
泉質 ナトリウム-塩化物泉(低張性アルカリ性高温泉)
泉温 47.4度
pH 8.9
湧出量 毎分310リットル(自噴)
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晩秋の大地を行く 2018 - 意外な結果

2018-10-04 18:59:00 | 北海道
我ながら意外な結果となりました。実質三時間弱で知床半島を一周し、標津の町まで走り通しました。斜里までは遅々たる歩みだったものの、そこから一気に距離を稼ぎ、本日は200km強を走ったことになります。

北海道を風の吹くまま気の向くまま旅しているかのように見えて、実は毎年趣向を変えています。たとえば一昨年は道北を、去年は道東を主戦場としました。そして今年は、訪ねた頻度が少ないか、あるいは全くないところを巡ろうと決めていました。その最たるものが知床です。
鉄道好きの習性として、北海道では現役または往年の鉄道施設を訪ね歩くのが旅程の中心となります。そうなると必然的に手薄となるのが、鉄道が全く通ったことのない地域であり、その代表格が知床です。そこで、今回は知床とその周辺を主題にしようと思い立ったのでした。

昨日のうちに斜里かウトロに到達できれば理想的だったところ、多和平でのキャンプとなったことにより、斜里に着いた頃には四時近くにもなっていました。とはいえ斜里まで来れば残りの距離はたかが知れています。知床峠を越えて羅臼の側に下り、残りは明日に回そうとそのときは思っていました。
それが結局このようなことになったそもそもの発端は、羅臼の市街が思った以上にささやかで、セイコーマート以外に調達の手段がないと分かったことによります。そこで手近なところを調べてみると、標津の市街地にキャンプ場があると分かりました。それも、風呂、買い出しが徒歩圏内で済むばかりか、呑み屋にまで行けてしまうという破格の条件でした。ならば標津の方が面白かろうと思い立ち、そのまま車を走らせた次第です。

そう決断した時点でも、明日逆方向にもう一周しようと思ってはいたのです。しかし今のところもうよかろうという方向に傾いています。というのも、車窓にどれも既視感があり、個人的には北海道らしい眺めと思えなかったからです。
まず斜里からウトロについていえば、正月に走った宍喰から室戸岬へ向かう道を連想しました。平地がなく、山が間近に迫ること、民家が皆無に近いこと、海沿いをほぼ同じ高さで快走路が貫いていることなどが、いずれもよく似ているのです。
ウトロから羅臼にかけては、先日旅した島原半島を彷彿とさせました。羅臼岳を見上げつつ高度を上げていくと、来し方にオホーツク海が広がっていて、峠の頂上からは羅臼側を一望でき、彼方には国後島の影が浮かんでいました。これらがそれぞれ雲仙岳、有明海、島原湾と天草に対応するというわけです。羅臼から標津の間についても、比較的平地があるところこそウトロ側とは対照的だったものの、見方によっては五月に訪ねたえりもから様似にかけての車窓に似ているともいえて、同じく既視感を拭い去れませんでした。
夕日に染まった羅臼岳の色合いは実に印象的でした。摩周湖ではまだまだだった紅葉も、ここでは盛りを迎えていました。明日もう一度走り直せば最高でしょう。しかし、多和平などと違って、北海道にしかあり得ない唯一無二の眺めとまでは思いません。加えて観光客の多さにも興ざめします。季節外れの10月にもかかわらず、観光バス、レンタカー、道外からの車の多さは、これまで走ってきた場所とは全くの別次元でした。その中を二日続けて走るより、野付半島にでも行ってみたいと考え始めた次第です。

そのようなわけで、旅の目玉と位置付けたにもかかわらず、蓋を開ければ拍子抜けする結果に終わりました。しかし、美瑛の丘にしてもそうですが、世間の評価が高い割に、個人的にはそれほどとも思わない場所というものがあります。知床がその手の場所と分かっただけでも、一周した甲斐はあったといえそうです。
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晩秋の大地を行く 2018 - 中斜里駅

2018-10-04 15:27:11 | 北海道
駅を巡ってきましたが、これでひとまず打ち止めとします。最後に立ち寄るのは中斜里駅です。
比較的近年まで製糖工場への専用線を分けていたところです。木造駅舎は国鉄時代からのものと見え、カーテンが閉じられてはいるものの出札窓口も残ります。駅前通りの突き当たり、未舗装の緩い斜面を上ったところに佇む様子は、いかにも北海道の駅ならではです。駅前から斜里岳が見えるのは札弦と同様ながら、あちらでは非対称だった稜線が、ここではきれいな対称形になっています。
それはよいのですが、西日が駅舎の側面に回ってしまったのが惜しまれます。緑からここまで六駅訪ねてきましたが、いずれも逆光か逆光気味になってしまい、順光で撮れた駅は一つもありません。ただし、完全に逆光だったのは清里町だけであり、緑、札弦、ここについてはわずかに側面へ回ってしまったという状況です。あと一、二時間早く出るべきだったと悔やまれますorz
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晩秋の大地を行く 2018 - 南斜里駅

2018-10-04 15:04:33 | 北海道
裏摩周からたどってきた道道1115号線を走りきり、交差点を右に折れるとキリ番の1000号線が始まります。右に斜里岳、前方に海別岳を望みつつ、しばらく走ると現れるのが南斜里駅です。
上下合わせて六往復しか止まらないこちらの駅、踏切に接するコンクリート製の短いホームがあるだけで、待合室はありません。しかし駅前には自転車が止まっており、少なくとも一人は利用客がいることを物語っています。今はともかく、冬場はどのようにしてこの駅にたどり着き、列車が来るのを待つのでしょうか。想像をかき立てられる光景です。
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晩秋の大地を行く 2018 - 親子丼

2018-10-04 14:31:22 | B級グルメ
五月の渡道ではセイコーマートが久々の復活を遂げましたが、今回は再び出番が少な目で、上陸以来わずか一度の登場にとどまっています。今日も朝から慌ただしく、このまま昼抜きで通すという選択も考えました。しかし、沿道の左側にホットシェフの店舗が出現。これが道中二度目の出番となります。
一番人気のカツ丼こそなかったものの、その代わりに親子丼があったためこちらを選択。駅前の公共施設の一角に、花壇で彩られたテーブルベンチがあったため、こちらを拝借していただきました。
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晩秋の大地を行く 2018 - 清里町駅

2018-10-04 14:03:44 | 北海道
斜里岳の眺めが見事で、よりよい場所を探したり、車を入れて記念撮影などをしてしまい、時間が次第に押してきました。続いて訪ねるのは清里町駅です。戦後の建築と思しき鉄筋コンクリート平屋建ての駅舎は、正面の庇をそのまま後退させた片流れの屋根と、膝下の高さから立ち上がる大きな窓の待合室を特徴とします。無人化されて久しいものの、待合室のベンチには手製の座布団が並べられ、壁には様々な花の写真が飾られています。
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晩秋の大地を行く 2018 - 斜里岳

2018-10-04 12:41:23 | 北海道
朝から車窓を彩ってきた斜里岳が、次第に近くなってきます。札弦を出て道道を走ると、コスモスと重なる眺めが広がったため、咄嗟に車を止めました。
交差点には23号道路とあり、その一角におそらく葱、甜菜、大豆と思しき三種の畑が等間隔に並んでいて、道道の側に沿ってコスモスが咲いています。これにより、パッチワークのような畑が広がる中、手前にコスモスが並んで咲き、彼方に斜里岳が鎮座するという仕掛けです。しかもありがたいことに、道道と23号道路が斜めに交差し、畔は後者に並行するため、道道から眺めると畔が斜めに横切っているように見え、ともすれば間延びしがちな絵柄に絶妙な変化をもたらしています。コスモスといえば、そのまま撮っても絵にならない花の代表格ですが、珍しく会心作ができました。
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晩秋の大地を行く 2018 - 札弦駅

2018-10-04 12:07:16 | 北海道
続いては札幌とよく似た語呂の札弦駅を訪ねます。磯分内、緑と同年代に改築された現駅舎は、待合室と呼んだ方が似つかわしいささやかさです。しかし、その駅舎を背にして立つと、駅前通りが突き当たった向こうに斜里岳が鎮座していました。印象的な駅前の情景です。
緑では釧路行の列車の到着と重なりましたが、ここでは鳴るはずのない踏切が鳴りました。やがてやってきたのはDE10の単機でした。その一部始終を見届けて思い出したのは、一昨年宗谷本線の沿線で出くわした、除雪列車の習熟運転らしきDE15です。おおむね同型には違いないことから、試運転の段階ではDE10を代わりに使うこともあるのでしょうか。今日も20度に迫ろうとする暖かさではありますが、冬支度は進んでいると実感する一幕でした。
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晩秋の大地を行く 2018 - 緑駅

2018-10-04 11:26:39 | 北海道
峠を越えて延々下ると、久方ぶりに市街といえる規模の町が現れました。そこにあるのが緑駅です。昨日訪ねた磯分内によく似た駅舎ながらも、その名にちなみ濃淡の緑色をまとっているのが特徴です。
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晩秋の大地を行く 2018 - 裏摩周展望台

2018-10-04 10:53:27 | 北海道
月並みな観光地は好みません。しかし、経路上無駄なく寄れて、なおかつ再訪の機会もごく限られるのであれば、むざむざ素通りする手もありません。本日はまず裏摩周展望台を訪ねます。
以前多和平に泊まったとき、ここにも立ち寄ったと記憶しています。仲間との活動に便乗する形だったこともあり、確かな記憶ではありません。ただし、かなり高い場所から見下ろす眺めだったこと、強い逆光だったことからすると、ここだったと考えれば辻褄が合うのです。
今回は午前中に訪ねたため、やや逆光気味ながらも光線状態はよく、眼下にはかの名高い摩周ブルーが広がっています。しかし、短いレンズで全景を収めると、あまりに捻りがなさ過ぎておもしろくありません。さりとて長いレンズを使っても、どこをどう切り取ればよいかの見当がつきません。多和平と同様に、撮るよりも眺めて楽しむのを宗とすべきなのでしょう。
いささか半端に映るのは、木々の緑と湖面の青がいずれも深く、その分彩りに欠けるからでもあります。湖面から屹立する山肌が紅葉すれば、相当絵になるのかもしれません。ところが緑は今なお色濃く、あと半月経っても紅葉するかどうかは微妙です。道東もここまで来れば、そろそろ木々が色づく頃かと思いきや、意外に遅いものだと実感させられました。
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晩秋の大地を行く 2018 - 六日目

2018-10-04 08:33:32 | 北海道
おはようございます。幸運なことに、その後風がすっかり止んだため、鍋物以外は星空を仰ぎつついただくことができました。しかも日付が変わる頃、東の空から下弦の月が昇ってきました。その様子をしばし眺めてから休み、今朝目覚めたのは五時半でした。展望台から景色を眺め、撤収を済ませてから朝食のカップ麺をいただいて、ようやく出発しようとするところです。

予報はおおむね的中し、昨晩は次第に気温が下がっていき、鍋物をいただいても全く暖まりませんでした。テントから這い出たとき、車載の温度計が6.5度だったことからすると、2度とはいわないまでも5度前後までは下がったのでしょう。とはいえ、寝袋を二枚重ねてどうにか休むことはできました。6.5度といえば、五月に襟裳岬を訪ねたときとほぼ同じですが、あのときは寒くて仕方なかったという記憶があります。しかるに今朝は動き回ると軽く汗ばみ、展望台にはTシャツ一枚で上がりました。今も長袖一枚あれば足ります。同じ気温でこれほどの差が出てくるのは、海沿いと内陸の違いによるものなのでしょうか。ともかく、気温以上の暖かさでどうにか乗り切れたのは幸いです。

十年以上前のおぼろげな記憶しかなかった多和平ですが、明るくなって全貌が分かってから思ったのは、月並みながらとにかく広いということです。ツーリングマップルには「360度の展望」とありますが、高い山の上から四方を見下ろすのではなく、道東らしいなだらかな丘の上から、似たような地形が果てしなく広がるのを一望できるのがここの特徴です。その結果、平野と違って起伏はあるにもかかわらず、普通に撮っても平板に写ってしまうという珍現象が起こります。地球の丸さを実感できるなどという評判も小耳に挟んだことはありますが、宜なるかなと思わせる眺めです。
写真に撮るより眺めて楽しむ部類の眺望ですが、西から北東にかけての眺めは少し異なります。太平洋側とオホーツク側を隔てる山々が連なる中、とりわけ絵になるのが北東の彼方に鎮座する斜里岳です。正確に言うと山そのものではなく、右の奥に斜里岳が鎮座する中、その手前にどれだけの広さがあるかと思うほどの牧草地があり、米粒より小さく見える牛たちが草を食んでいるのです。朝の日射しが斜めに差し、丘に適度な陰影ができているのもよいのでしょう。再訪したからこその発見でした。

本日はその斜里岳の方を目指して走ります。元々の構想では、昨日のうちに斜里まで走り、今日知床半島を一周しようなどと考えていたわけなのですが、出発地が多和平となったことにより、そこまでは難しそうな情勢となってきました。今日中に半島を横断して羅臼まで行くことができれば、明日のうちに旭川まで移動できるのに対し、そうでなければ旭川を一日延ばすか、知床切るかの選択に迫られます。知床を旅の主題の一つと考えていただけに、それを切るのは痛いというのが本音ではありますが、ここでのキャンプは最高だっただけに、これと引き替えにするものと思えば惜しくはありません。ともかく行けるところまで行くつもりです。
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