日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

新緑萌える東北へ 2018続編 - 全行程終了

2018-05-20 23:26:03 | 関東
全行程終了です。4号線を経由して帰ります。
前回も前々回も、0時の閉館近くまで滞在し、帰着は三時過ぎだったという記録が残っています。今回は多少なりとも早まったため、心理的には若干楽です。ただし、喜多方のラーメン以来飲まず食わずで通しており、どこかで腹ごしらえをする必要は出てくるかもしれません。二時台の帰着を一応の目標にしておきましょう。
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新緑萌える東北へ 2018続編 - 千本松温泉

2018-05-20 22:52:47 | 温泉
西の空に浮かんだ月を横目に快走して西那須野に着きました。大トリを飾るのは千本松温泉です。
長らく無沙汰していたこの温泉を、久々に訪ねたのは去年の花見の帰り道です。半年後にも同じく会津からの帰り道に立ち寄りました。会津から帰る途中に寄るという形が、これで三回続いたことわけです。粛々と移動して残りの距離を詰めておき、最後に一風呂浴びるという流れが、理にかなっているということでもあります。
今回新たに気付いたのは、白河から走ってきた県道が予想以上の快走路だということです。先行車は皆無に近く、線形にも適度な変化があって退屈せず、暗い中でも走って楽しい道でした。これなら東北道は要らないとさえ思えてきます。仙台から戻ってくるならともかく、会津からの帰り道には、高速道を使わず帰れるこの経路が定着していくかもしれません。

千本松温泉
那須塩原市千本松799
0120-36-1025
平日 1200AM-2330PM(最終受付)
土日祝日 1000AM-2330PM(最終受付)
入浴料700円
泉質 アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)
泉温 64度
pH 9.0
湧出量 139.4l/min(動力揚湯)
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新緑萌える東北へ 2018続編 - 白河駅

2018-05-20 21:09:46 | 東北
終着駅は始発駅、巡り巡って白河駅に戻ってきました。前回ここに立ち寄ったのは東北での花見の初日、日付でいえば4月21日でした。つまり、今日が中断期間を含めて30日目ということです。丸一月にわたった旅を、振り出しとなった駅で締めくくるという結末に、因縁めいたものを感じています。
実は、さらに一週延長し、会津に車を置いて帰るという腹案がありました。これは、翌週新潟へ行くことを前提にしています。今回一旦帰ってから出直すと、会津から戻るのに約300km, 長岡へ向かうのにもほぼ同じ距離を要し、合わせて600kmほどの走行が見込まれました。これに対し、会津に車を置いて翌週末に再開すると200km弱で済み、ざっと400kmもの短縮が見込まれました。深夜の長距離移動を回避し、列車で悠々帰れることの効果を考えても、さらに一週延ばすという選択は非常に捨てがたかったのです。実際のところ、若松と白河の分かれ道となる49号線との交差点まで逡巡し、信号が変わったところで意を決して左にハンドルを切りました。
しかし、仮にあの状況で若松へ向かっていたとしても、翌週の活動が取って付けたような形になるのは避けられなかったでしょう。一月かけて東北と北海道を渡り歩き、最後は元の経路をたどって帰るのが、終わり方としては最も美しいというものでしょう。これでよかったと納得している次第です。

通常ならば矢板まで東北道を飛ばすところですが、今のところ時間的にはそこまで切迫していません。北海道から高速道を一度も使わず戻ってきたこともあり、今回は最後まで一般道で走り通します。ただし、4号線を延々行くのも芸がありません。ツーリングマップルRが推奨する那須経由の県道を走り、西那須野で一風呂浴びてから帰ります。
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新緑萌える東北へ 2018続編 - 有終の美

2018-05-20 18:57:06 | 東北
六時半を過ぎたところで西日が沈んでいきました。正確にいうと、山の向こうに沈むのではなく、薄雲に紛れて消えるという顛末です。そのような条件もあり、西の空は早々と色褪せてしまったものの、雲一つない眩しいだけの夕日より、むしろ印象的ではありました。先週末の冴えない天候では終わるに終われず、一週延ばした結果として実現した今回の活動でしたが、その甲斐あって有終の美を飾ることができそうです。
天頂には上弦の月が姿を現し、眼下には家々の明かりが灯り始めていて、田圃からは蛙の合唱が聞こえてきました。水鏡が夜景へと移り変わる一部始終を見届けたいのはやまやまながら、それまで粘ると時間が厳しくなってきます。ほどほどのところで切り上げるつもりです。
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新緑萌える東北へ 2018続編 - 夕景

2018-05-20 18:13:58 | 東北
喜多方市街を後にして、再び雄国パノラマラインのお立ち台に戻ってきました。着くなり驚いたのは、見たこともないような数の車が道端に列をなしていたことです。ざっと数えただけでも20台は下りません。鉄道写真でいうならさしずめ「激パ」です。しかしこうなるのも納得できる眺めではあります。水鏡になった田圃が西日を映しているのです。春夏秋冬、いつ訪ねてもその時々ならではの印象的な眺めを見せてくれるこのお立ち台ですが、夕景に関する限り、今が最も絵になる季節なのは間違いありません。
順光ならば、北西にある喜多方市街と飯豊山を坂道の途中から一望するのがお約束で、こちらは誰が撮っても様になる絵葉書的な眺めです。しかし、日が傾くと勝手が違ってくることに気付きました。飯豊山に代わる主役は、もちろん夕日を映した水鏡ですが、強く反射し影絵のようになった部分もさることながら、そこから少し外れた場所も一味違った趣です。立ち位置を変えると畦の角度が変わり、道や家々、さらには彼方の山との位置関係も変わるため、眺めも当然違ってきます。さらには日が傾くにつれて色合いと反射の仕方が移り変わり、一瞬たりとも目が離せません。このまま暗くなるまで粘ることになりそうです。
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新緑萌える東北へ 2018続編 - ひさじ屋

2018-05-20 16:33:21 | B級グルメ
雄国パノラマラインから早々に下山して笈川に戻り、下りのばんえつ物語を撮影。飲まず食わずで走り通してきましたが、これでようやく一息つけます。遅いお昼はもちろん喜多方ラーメンです。
全国区の名店も多々ある中、長年愛用してきたのは知る人ぞ知る「ひさじ屋」です。しかし、このところ喜多方を訪ねる時間が遅くなり、早仕舞いで振られるという誤算を何度か経験してきました。今日も四時過ぎという何とも微妙な時間帯です。しかし、半ばあきらめつつも店へ向かうと、幸いにも暖簾は架かったままでした。
昼時でさえ待たずに入れる店だけに、先客の姿はもちろんありません。朝から始めてお客が引け、これ以上待ってもお客が来るかは何ともいえない状況なら、早仕舞いしてしまってもおかしくはなさそうなものです。それだけに、こちらが着くのを待っていてくれたかのような結果には感謝したくなりました。一年ぶりのチャーシューメンは格別です。

ひさじ屋
喜多方市水上6816-6
0241-22-7639
平日 1000AM-1900PM
土日祝日 700AM-1800PM
チャーシューメン800円
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新緑萌える東北へ 2018続編 - 雄国パノラマライン

2018-05-20 15:21:49 | 東北
若宮の農道ともども訪ねたかったのが雄国パノラマラインです。昨日若松へ向かう途中に通ったとき、下界が一面水鏡になっているのを見て、晴れれば再訪するしかないと思っていたのでした。
時間が遅くなりすぎて、飯豊山に当たる日差しが斜めになってしまったのが惜しまれます。あと一時間でも早ければ、眺めは大分違ったでしょう。とはいえ、水鏡が午後の日差しを反射する様子も絵になっています。これなら夕景も見事でしょう。日が傾いてからもう一度戻ってくるつもりです。
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新緑萌える東北へ 2018続編 - 水鏡

2018-05-20 14:46:44 | 東北
先ほど素通りせざるを得なかった場所がもう一つありました。笈川駅の近くにある、飯豊山を一望できる水鏡の田圃です。山を一望できる場所自体は珍しくないものの、手前が建て込んでいたり障害物が目立ったりして、絵になる眺めはありそうでなかなかありません。その点ここでは、水鏡が飯豊山を映し出すのはもちろんのこと、畦道が斜めに走っているため画面に広がりができ、なおかつほどよい距離を置いたところに屋敷森が見えます。唯一惜しまれるのは、携帯電話の基地局のアンテナが映り込むことですが、景色を台無しにするほどではありません。車を止めてしばし観賞したくなるよい眺めです。
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新緑萌える東北へ 2018続編 - 道の駅

2018-05-20 14:17:28 | 東北
ばんえつ物語を狙い通りに仕留めた後、直ちに移動し若宮で只見線の列車を撮りました。とりあえず一刻を争う状況ではなくなったため、先ほど素通りせざるを得なかった道の駅に寄っていきます。
昨日の状況から予想された通り、残念ながらこちらにもコシアブラは見当たらず。天ぷらに向く新芽の類は少なくなり、アイコにミズなどお浸しに向く葉物がこれに取って代わり、山菜の季節もそろそろ仕舞いと実感させられます。今季最後となるであろうタラの芽を、根曲がり竹とともに買い求めました。

道の駅あいづ 湯川・会津坂下
河沼郡湯川村大字佐野目字五丁ノ目78-1
0241-27-8853
900AM-1900PM
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新緑萌える東北へ 2018続編 - ばんえつ物語

2018-05-20 13:12:15 | 東北
会津坂下からは喜多方へ向かうのが定跡のところ、今日は東へ車を走らせました。笈川の跨線橋で「ばんえつ物語」を待ち構えているところです。見世物に成り下がった現代の蒸気機関車に特段興味はないものの、水鏡の田圃が広がる今なら話は違ってきます。飯豊山を背に水鏡の中を行く列車を撮ろうと思い立った次第です。
先客は線路際に二人、畦道に三人の合わせて五人。跨線橋から狙っているのは自分だけです。拍子抜けする少なさなのは、架線柱がある上に、線形が平坦で絶気をしてしまうのが嫌われるためでしょう。しかし今日の眺めはそれを埋め合わせて余りあります。通過後すぐに切り上げれば、若宮で只見線の上り列車も撮れるため、そちらも狙うつもりです。
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新緑萌える東北へ 2018続編 - 会津坂下駅

2018-05-20 12:50:29 | 東北
先週から今週にかけて、東北地方の木造駅舎を訪ね歩いてきましたが、盲点といえる駅の一つが会津坂下駅です。素通りすることも珍しくないのは、北向きで終日逆光になるという条件によるところが大ですが、世知辛いご時世、いつどこの駅舎が取り壊されてもおかしくはありません。この機会に再度記録をすべく立ち寄りました。
切妻の屋根と車寄せは昨日訪ねた羽前山辺と同様ながら、何の捻りもなかったあちらに対して、さりげない個性を持った駅舎です。車寄せの妻と柱に一工夫があり、左脇には円筒形の郵便ポストが鎮座していて、上端を細くした二段の窓はいわゆる「バス窓」を彷彿とさせます。団体用の出入口の跡を含め、模型化しても面白そうな佇まいです。
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新緑萌える東北へ 2018続編 - 五ノ井酒店

2018-05-20 12:43:52 | 酒屋
昨日は植木屋商店が改築されているのに驚きましたが、二日続けて同様に驚かされるとは思いませんでした。五ノ井酒店が大幅に増築されていたのです。
暗い中でも一目で分かった植木屋商店に対し、外観に特段変わった様子はなさそうでした。しかし玄関をくぐると、隣に売場が増設されているのに気付きました。既存の店舗はワインの売場に模様替えされており、増設された部分に酒を移したようでした。そしてこれがとんでもない代物でした。
片側の壁に冷蔵庫が埋め込まれ、もう片方に常温保管の棚が設えられるという造りは植木屋と同様ながら、奥行きがとにかく長いのが特徴です。植木屋と旧店舗のいずれと比べても、ざっと三割から五割増にはなるでしょうか。冷蔵庫は19面にも及び、そのうち四面は曙酒造に特注した自社製品、二面が天明、あとは豊国以下会津の蔵一つにつき冷蔵庫が一面割り当てられます。もちろん、会津では植木屋と渡辺宗太商店をも上回る文句なしの最大級です。これだけの需要が果たしてあるのかという疑問はさておき、道楽のようにも思える入れ込みようが当店ならではでした。

五ノ井酒店
河沼郡会津坂下町市中一番甲3551
0242-83-2170
900AM-1930PM(1-3月 -1900PM)
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新緑萌える東北へ 2018続編 - 飯豊山

2018-05-20 11:22:27 | 東北
予報は見事に的中し、今日は朝から晴れています。目が覚めるような紺碧の空が広がる中、飯豊山を一望する若宮の農道にやってきました。
初めてここを知ったのは去年の早春です。直線路の正面に飯豊山が屹立する絶景に驚き、翌月の花見の際にも訪ねました。それ以来の再訪ですが、今回は田圃が水鏡に変わっているという違いがあります。
今回気付いたのは、一番西側にある高い峰に雲が出やすく、一点の曇りもない姿はなかなか拝めないということです。静岡から富士山を見た場合、山頂のやや下から東の方に平たい雲が流れていき、いつまで経っても晴れないという状況を何度も経験してきましたが、それによく似た現象といってもよいでしょう。
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新緑萌える東北へ 2018続編 - 渡辺宗太商店

2018-05-20 10:32:00 | 酒屋
若松を出る前に渡辺宗太商店で酒を買います。國権の「てふ」、辰泉の「辰ラベル」を始めとして、春から初夏にかけての風物詩が揃う中、ワインのようなラベルをまとった「天明」の限定品を選択。坂下産の山田錦で造ったとの触れ込みです。

渡辺宗太商店
会津若松市白虎町1番地
0242-22-1076
900AM-1900PM
火曜定休(祝日の場合営業し翌日休業)
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新緑萌える東北へ 2018続編 - 福○

2018-05-20 09:32:23 | B級グルメ
朝食無料のフジグランドホテルに対して、大坂屋の朝食は800円でした。しかし、内容的にはそれほどの差があるようにも思われません。今回は宿を出てから朝食をいただきます。
若松で朝から入れる店といえば、思いつくのは「大笑家」ですが、朝から開くラーメン屋が他にもあると知ったのは比較的最近のことです。以前世話になったニューパレスの裏手にある呑み屋街の一角に、「福○」なる朝五時開店のラーメン屋があるのに気付きました。その後、籠太の親方がfacebookで紹介しているのを見て、これはいずれ行くしかなかろうと思っていたのでした。
呑み屋街とはいっても、籠太、麦とろ、鳥玄などが集まる一帯とはやや趣の異なる、会津のゴールデン街とでも形容したくなるような、スナック然とした店が集まる長屋の飲食街です。その長屋の一角に間口の狭い店があり、こちらと同年輩らしき店主が一人で営業していました。カウンター席五つだけのささやかな店内ながらも、品書きは麺類、ご飯物に丼物、さらには酒と、中華を主体にした一品料理が揃います。酔客相手の店ならともかく、早朝から開く店としては意表を突かれる品書きです。
店構えも品書きもやや怪しげではありますが、目当てのラーメンは正統派です。真っ白な丼にスープを満たし、横長のバラチャーシューを左に、ほぼ同じ長さのメンマを右に、中央になるとを置いて、その下に葱を散らした出で立ちが美しく、やや濁ったスープはタレより塩気と旨味を感じるものです。喜多方に通ずる平打ちの縮れ麺との相性もよく、親方が絶賛するのも頷ける一杯でした。

福○
会津若松市中町2-63
090-3641-9363
500AM- (売切御免)
火曜定休
醤油ラーメン600円
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