日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

北海道花見の旅 2018 - 晩酌

2018-05-03 21:58:33 | 晩酌
萱野駅のライダーハウスに泊まるとき、岩見沢のコープで買い出ししてから向かうのが常です。本日も筋書き通りとなりました。
八時前という頃合いにも思える時間帯だったにもかかわらず、道内産の刺身はなく、惣菜にも見切り品はわずかしかありませんでした。しかし、長崎産の鯖が半額だったため押さえ、キャベツの漬物を中盤、ジンギスカンを終盤に配置する献立にしました。これに昨日いただき損なったセイコーマートのフライドチキンを加えるという内容です。
気温は既に10度を切りましたが、ホームの脇の桜が咲いているため、駅舎の庇の下で晩酌します。これが今季最後の花見酒となりそうです。

サッポロクラシック
長崎産真さば刺身
キャベツ漬
ロースジンギスカン
もやし
フライドチキン
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北海道花見の旅 2018 - ライダーハウス旧萱野駅

2018-05-03 21:52:09 | 北海道
去年の秋に走った経路を逆にたどって岩見沢の市街に入り、買い出しを済ませて萱野にやってきました。本日は90km弱の走行にとどまり、出発からの走行距離は約1520kmとなっています。
大型連休の中で、例年最も宿泊事情が厳しい憲法記念日です。先客が一人や二人どころでは済まないかもしれないと覚悟しました。しかし蓋を開ければ貸切でした。昨秋の二泊に続き、これで三回連続の貸切ということになります。備え付けの宿帳を見てみると、昨日泊まったライダーが今年の一番乗りだったようです。それ以前の年をたどってみても、五月の利用者は両手で数えられる程度に過ぎません。キャンプをするにはまだ寒すぎて、ライダーの数がそもそも少ないのでしょう。どこもかしこも混み合う中、この駅舎を借り切れたのは幸運でした。
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北海道花見の旅 2018 - なごみの湯

2018-05-03 19:05:20 | 温泉
真駒内公園ではなくモエレ沼公園を再訪したのは、萱野のライダーハウスに泊まるという前提があってのことです。電話を入れたところ一回目は応答がなく、まさかの留守かと慌てるも、幸い二回目はいつもの婆さんが出てくれました。宿の手配が済んだところで移動します。
ここから現地へ向かう途中、風呂に入れる場所がいくつかあります。北村温泉と岩見沢の銭湯に加え、未体験なのが新篠津の温泉です。しかし、モエレ沼を出てしばらく走ると、沿道に源泉掛け流しの看板が見えました。その看板に従って訪ねたのが「なごみの湯」です。
あいの里教育大の駅から歩ける立地と、10時から23時までという営業時間を考えると、やや割高な日帰り温泉かと最初は思いました。しかし440円ということは銭湯の料金です。館内も日帰り温泉というよりは銭湯然としています。ただし、番台を抜けると脱衣所があって、ガラス戸の向こうに浴場があるという、昔ながらの銭湯とは別物です。コンクリート打ちっ放しの簡素で清潔な館内には、自身知るところでいうなら甲府の草津温泉に近い雰囲気があります。強塩泉は北村温泉と同様ながらも、やや赤っぽい源泉が特徴的でした。

札幌あいの里温泉なごみ
札幌市北区あいの里5-1-20
011-778-7531
1000AM-2300PM
入浴料440円
泉質 ナトリウム-塩化物泉(低張性弱アルカリ性低温泉)
泉温 29.2度
pH 8.3
湧出量 毎分300リットル(動力揚湯)
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北海道花見の旅 2018 - モエレ沼公園

2018-05-03 17:50:31 | 北海道
束の間の日射しはぬか喜びに終わり、再び曇ってしまいました。とはいえ雨も降りません。札幌を出る前に一度は花見をしていきます。立ち寄るのはモエレ沼公園です。

一昨年の花見では、札幌市内の名所として円山公園、真駒内公園とここを訪ねました。このうち円山公園は北海道神宮と隣接していて、ソメイヨシノも咲いており、いかにも内地の花見を思い出させる眺めでした。よって、北海道らしいという点では真駒内公園かここということになります。
両者の違いを端的に述べるとすれば、山が迫って起伏がある真駒内に対し、比較的平坦で開けているモエレ沼ということになるでしょう。そして今回再訪したことにより、少なくとも花見をしたい向きには真駒内の方がよさそうだということに気付きました。園内に桜が散らばる真駒内に対して、モエレ沼では一番奥に位置する桜の森と名付けられた一角に桜が集中しています。しかしこれが今一つ様になりません。曇り空という事情を割り引いて考えても、眺めとしては真駒内の方が上だったような気がします。
そのように感じる理由として、エゾヤマザクラ特有の出で立ちがあります。ソメイヨシノに比べて枝振りが直線的で変化に乏しいため、それだけ林立させても絵になりにくく、むしろ背の高い木立に混じった方がそれらしく見えるのです。その点では、真駒内の眺めの方が勝るというのが結論です。目当ての桜は早々と散り始めており、ただでさえ曇った空も暗くなり、残念ながら花見としては空振りでした。

とはいえ、収穫が何一つなかったわけではありません。桜の森へ向かう途中にあった、オブジェというかモニュメントというか、ともかくその手の作品が絵になっていたのです。丸い塚の上に、直径何mあるのかと思うほどの巨大な金属管を三角錐の形に交差させたもので、夜間は照明に浮かび上がる仕掛けのようです。その作品を写してみると、肉眼では平板にも見えた曇り空に陰影が出ており、金属管の無機質な風合いと見事に調和して、なるほどこれは芸術だと納得できる眺めになっていました。曇り空さえ絵になるのは、北海道の空の広さのおかげでしょう。作者がそこまで計算していたのであれば、脱帽するしかありません。
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北海道花見の旅 2018 - デストロイヤー

2018-05-03 15:42:18 | B級グルメ
運よく晴れてきたとはいえ、いつまで続くか分かりません。飲み食いなど後回しにして、花見ができる場所へ急行すべき状況です。しかし、渡りに船というか何というか、駐車場の至近にスープカリーの看板を掲げた店があったため、こちらでお昼を済ませていきます。訪ねるのは「デストロイヤー」です。
今や千円以上も珍しくないスープカリーですが、こちらは10種あるカレーが全品950円均一で、二時半までに来られればランチタイムで800円になったようです。まずカレー、次に辛さとご飯の量を選ぶという仕組みは、これまで訪ねてきた多くの専門店と共通しています。
初見の店ということもあり、「左上の法則」に従いチキンカレーを選ぶことについて迷いはありませんでした。一方戸惑ったのが辛さです。0番、5番、10番、20番、50番がそれぞれ目安になっており、0が子供向け、5が市販の中辛、10が市販の辛口と同等で、20が激辛とあります。49までが基本料金で、それ以上は50毎に区切られ、一段階上がる毎に50円増になるという仕組みです。つまり上限はないということですが、100番以上については無謀な挑戦を諫める旨の注意書きがあります。結局何番が最善なのか確信が持てないまま、無難な線を狙って10番を選ぶという結果です。
グラタン皿のような楕円形の皿にスープを満たし、骨付きのチキンにゆで卵、ジャガイモ、ピーマン、ブロッコリーに人参を組み合わせた出で立ちは、まさにスープカリーの基本形です。具沢山だったSHO-RINのカリーに比べれば簡素な内容ながらも、一つ一つが大きく切られているところに特徴があります。辛さについては、これより下げる誘因は働かない反面、20番まで上げてみるのもよさそうに思われました。とはいえ10番でも物足りなさは感じません。基本に忠実な正統派のスープカリーという印象です。
一方、店構えはやや怪しげです。お世辞にもきれいではないカウンターだけの店舗は、一見するとラーメン屋の居抜きのようでもあります。スープを大盛りにするとラーメンの丼で出てくることからしても、実際にラーメン屋だった可能性は高そうです。この丼一杯いただけて100円増とはお得感があります。次の機会があったとすれば、辛さは20番、スープは大盛りで注文するのも一案でしょう。

デストロイヤー
札幌市中央区南14条西14丁目1-23
011-512-2209
1100AM-1600PM/1700PM-2030PM
月曜定休
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北海道花見の旅 2018 - 市電

2018-05-03 14:49:49 | 北海道
昨晩車を止めた宿の近くの駐車場が、終日止めても1200円でした。駅前からすすきのまでの一帯を外れれば、安い駐車場がいくらでもあるだろうと思っていました。しかし、さすがは人口200万の大都市です。どこまで行っても駐車場の相場がほとんど下がることはなく、最大料金があっても千円前後のところがほとんどでした。それでも南へ行くに従ってようやく相場が下がりだし、西線14条でようやく500円になりました。ここに車を置いて市電に乗り、内回り、外回りの順にそれぞれ一周したところです。環状線の市内電車というと松山もそうですが、どこまでも一直線の軌道が札幌ならではでした。同じ道を車で走ったことはあるものの、視点が高いと眺めも違ってくるものです。
ちなみに、電車に乗っているうちに雨が上がって日が射してきました。完全に晴れるまでには至らず、時折晴れ間がのぞく程度ではありますが、予報を思えば上出来です。これなら短い時間とはいえ花見ができるかもしれません。
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北海道花見の旅 2018 - 法華クラブ札幌

2018-05-03 09:04:59 | 北海道
弘前で東横インの世話になったとき、無味乾燥な全国チェーンの象徴と評しました。その例として、細部まで徹底的に規格化された客室を挙げることができます。しかし、客室に関していえば、実は法華クラブも相当規格化されてはいるのです。これまで世話になった札幌、長岡、熊本、鹿児島のいずれについても、客室の間取りと内装はおおむね共通しており、石造りの大浴場も似通っていました。それにもかかわらず東横インを毛嫌いし、法華クラブを賞賛するのは依怙贔屓ともいえます。
しかし朝食には決定的な違いがあります。いかに省力化するかを突き詰めた東横インの朝食と、いかに充実させるかを突き詰めた法華クラブの朝食は対極というべきものです。全国のどこへ行っても同じ要領で宿泊でき、翌朝も手早く出発できるという点で、出張族には東横インの方が便利なのかもしれません。しかし、道中毎朝あの慌ただしさでは興ざめします。その点、本来手段に過ぎない宿泊を、楽しみの一つに代えてくれるという点で、法華クラブの朝食には絶大な価値があり、それは千円、二千円程度の価格差を補って余りあります。
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北海道花見の旅 2018 - 二日目

2018-05-03 07:57:44 | 北海道
おはようございます。その後歩いて宿に戻りました。しかし、傘なしではこれが限度という状況でした。一夜が明けて窓の外は本降りとなっています。昼頃に小康状態となるも、夕方から再び強まり深夜まで降り続くというのが最新の予報です。この雨をひたすらやり過ごす一日となります。
恰好の題材となってくれそうなのが札幌市電です。地下鉄はともかく市電に乗る機会は滅多になく、前回いつ乗ったのかも思い出せません。環状化によって開通した区間を含め、久々に乗るには今日がよい機会です。内回りと外回りにそれぞれ乗れば、腹もこなれてくるでしょう。それからスープカリーをもう一度いただこうという寸法です。
もう一つやり過ごすべきは連休初日の混雑です。今日明日は札幌の宿も相当混雑しています。函館の周辺と違い、全く空きがないこともなく、並の連休程度ではありますが、高い宿泊料を払ってまで札幌に連泊する理由はありません。萱野のライダーハウスに泊まる案が今のところ有力です。
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北海道花見の旅 2018 - SHO-RIN

2018-05-03 01:00:50 | B級グルメ
予報はおおむね的中し、「平次」を出た頃からとうとう雨が落ちてきました。しかし、依然として雨合羽で済む程度の小雨です。最後にスープカリーをいただいてから宿に戻ります。毎度おなじみSHO-RINを訪ねました。
初めてここを訪ねたのは、blogを始める前年だったと記憶しています。もう10年以上世話になってきたということです。当時は安くておいしい札幌名物という印象でした。それが今では一番人気のチキンベジタブルが1300円です。ラーメン二杯分とはいわないまでも、相当な価格差があることを考えると、少なくとも「安い」とまでは言い難いのかもしれません。とはいえ、彩り豊かな野菜を使い、それぞれに適した調理をするだけでも、かなりの手間と原価がかかるのは想像できます。それに肉とスープが加わるなら、依然として値打ちがあるのは事実です。千円強の値段は高くないと納得できる一杯でした。

SHO-RIN
札幌市中央区南5条西3-10 グランド太陽ビル1F
011-522-2622
平日 1700PM-315AM(LO)
日祝日 1700PM-015AM(LO)
ラムベジタブルカリー1280円
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