日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

新緑萌える東北へ 2018 - 食道園

2018-05-12 21:54:01 | 居酒屋
先月泊まったときにも申しましたが、盛岡では居酒屋よりも焼肉が主役となります。しかし「盛楼閣」一辺倒というのも芸がありません。短い間隔での再訪という条件を生かし、前回行き損なった「食道園」を選びました。
盛岡では冷麺よりも焼肉、それも高価で希少な部位などではなく、最もてらいのない定食を好んできました。当店ではカルビセットがそれにあたります。豆板醤の風味を効かせた「盛楼閣」の味付けに対し、生卵に合う甘めの味付けがこちらの特徴です。昨年訪ねたときは不運もあって焼肉をいただけなかったため、久々の味わいは格別です。
余力で居酒屋へ行くか、冷麺をいただくかの二者択一で後者を選択。これで完全に満腹となりました。一旦宿に退却し、回復すれば出直しますが、そのまま眠りに落ちる可能性は少なからずありそうです…

食道園
盛岡市大通1-8-2
019-651-4590
平日 1130AM-1530PM/1700PM-2400PM
日祝日 1130AM-1530PM/1700PM-2200PM
第一・第三火曜定休
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新緑萌える東北へ 2018 - 最後の夜

2018-05-12 21:30:27 | 東北
下山して再び4号線に合流し、そのまま上って盛岡に着きました。出発からの走行距離は2600kmに迫っています。八戸を出た時点で2400kmをわずかに超えていたため、本日は200km弱を走ったことになります。

一昨年は苫小牧から八戸に戻った後、さらに三度の週末を注ぎ込み、五月の最終週まで旅を続けました。しかし、今回そこまで続く可能性は低くなりました。盛岡まで戻ったということは、明日一日かけて帰京するのが順当だからです。
途中に車を置いて一旦帰り、翌週会津に寄ってから最終的に帰京するという手も一時は考えました。しかし、来週末の予報が今のところよろしくありません。来週必ず行くという見通しが立たない以上、もう一度車を置いて帰るという選択は現実味に欠けます。よって、今週末で一区切りにした方がよかろうと考えている次第です。
このまま行けば、今夜は先月から続いてきた長旅の最後の夜ということになります。しかし、今のところその実感は希薄です。今日復帰したばかりにもかかわらず、いきなり最後というのが唐突に感じられるからでしょう。最後という実感が湧かないまま旅を続けていき、土壇場で「まだやれる」と思い直して、さらに一週延長するという逆転劇を、過去にも何度か経験してきました。今のところ「まだやれる」という見通しはなく、このまま帰京する方針ではありますが、妙案が浮かんだならばその閃きに賭けてみるのも一興でしょう。
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新緑萌える東北へ 2018 - 奥中山高原温泉

2018-05-12 19:43:27 | 温泉
高森高原を訪ねたとき、決まって立ち寄るのが奥中山の温泉です。同じ経路を何度か走り、おおよその道順は頭に入っています。案内板と記憶を頼りに車を走らせました。こちらで一風呂浴びていきます。
無色透明無味無臭の滑らかな源泉です。際立った特徴こそないもののよいお湯というのが、何度か訪ねた上での印象でしたが、その記憶は大筋で正しかったことになります。

★奥中山高原温泉 朝朱の湯
二戸郡一戸町奥中山西田子662-1
0195-35-3131
1000AM-2100PM(最終受付)
火曜定休
入浴料520円
泉質 ナトリウム-炭酸水素塩泉(低調性弱アルカリ性高温泉)
泉温 59.4度
pH 7.7
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新緑萌える東北へ 2018 - 高森高原

2018-05-12 18:28:51 | 東北
曇り空が次第に暗くなっていき、光量は限界に近づいてきましたが、往生際悪く粘ります。続いて訪ねるのは高森高原です。
八重桜の名所と聞いて訪ねたのは五年前でした。しかし、遅咲きの年といえども六月中旬ではさすがに遅すぎ、一輪残らず散った後でした。翌年再訪したときも、嗄れた花がわずかに残っているだけだったと記憶しています。一昨年は五月の下旬に訪ねたところ、またも八重桜は散っており、代わりにツツジが咲いていました。そして、今回はかえって早すぎという結果ですorz
小繋の八重桜が満開の一歩手前だったことからしても、まだ早かろうということは予想できました。とはいえまだ蕾のままとも思っていませんでした。八重桜がまだそのような状況ということもあり、先ほど見納めにしたはずのソメイヨシノが咲いています。葉桜同然の状態とはいえ、先週末に満開だった美唄のソメイヨシノが、今頃こうなっているだろうと思わせる姿です。つまり、ここの開花は北海道とほぼ同じ時期ということになります。
どの蕾も赤く色づいており、明日、明後日あたりに最初の一輪が咲くといった見当でしょうか。そうすると見頃は来週末以降となり、場合によっては五月最後の週末まで花見ができそうです。
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新緑萌える東北へ 2018 - 小繋駅

2018-05-12 17:46:40 | 東北
続いて立ち寄るのは小鳥谷駅です。華々しさでは小鳥谷に一歩譲るものの、こちらの駅前にも水仙とチューリップが咲いており、待合室にはあちらと同じ木製のベンチがあって、窓際は折り鶴で飾られています。それに加えて特筆すべきは、駅前に並んだ八重紅枝垂とカスミザクラがまだ咲いていることです。駅の裏手の八重桜に至っては、これから盛りを迎えるように見えます。まだまだ捨てたものではありません。
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新緑萌える東北へ 2018 - 小鳥谷駅

2018-05-12 17:28:40 | 東北
その後はすっかり曇ってしまい、さしたる見せ場もないまま4号線を淡々と南下してきました。小休止を兼ねて小鳥谷駅を定点観察していきます。
大きな庇を回した木造駅舎が健在です。線内の各駅と同様に、濃淡の青で統一された色合いが好ましく、歪んだり傾いだりしている様子も一切ありません。もちろん待合室は塵一つなく掃き清められ、味のある木製のベンチには手製の座布団が敷かれて、頭上には東北本線時代の写真の額が飾られています。しかも、ホームには藤棚と芝桜の花壇があり、ツツジとチューリップも咲いていて、さらには色とりどりの鉢植えで飾られるというおまけ付きです。
ちなみに、駅舎の脇に立つソメイヨシノにまだ花が残っていました。これが今季の見納めとなりそうです。
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新緑萌える東北へ 2018 - 大昌園

2018-05-12 15:13:10 | B級グルメ
残念ながら空が再び曇りがちになってしまいました。正確にいえば、薄日が射してはいるものの、十和田湖に是非行ってみたいと思うほどの天候ではないとでも申しましょうか。下北も十和田湖も、今回は縁がなかったものと割り切る方向に傾きつつあります。とはいえ、わざわざ十和田へ来ておきながら、八重桜を眺めただけというのも物足りません。かような向きには好適なのがバラ焼きです。今回も「大昌園」の暖簾をくぐりました。
バラ焼きなるものが十和田の名物と知って、この店を初めて訪ねたのは三年前の秋でした。しかし勝手がよく分からずに玉葱を焦がしてしまい、店主の指摘によってようやく気付くという経験をしました。その後再訪したときも、初回の教訓を生かし切れず、見かねた女将に火を止めてもらうという有様でした。それから二年の時を経て、久々に巡ってきた再挑戦の機会です。
過去二度の失敗から、野菜炒めを作るつもりでこまめにかき混ぜるのが肝要と理解していました。もっと大きくかき混ぜるべしとおばちゃんの指南を受けるも、見かねて手助けしてもらったこれまでとは違います。肉が焼け、玉葱に色がついてきたところで火を止めると、結果的には絶妙でした。その時点ではまだ早そうにも思われたものの、鉄板の余熱が長く続くため、いただいているうちに玉葱がほどよい加減になってくるのです。三回足を運んだ末に、ようやくコツが分かったような気がします。

大昌園
十和田市稲生町16-8
0176-23-4413
1030AM-2200PM(LO)
第二・第四水曜定休
バラ焼セット864円
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新緑萌える東北へ 2018 - 官庁街通り

2018-05-12 14:14:04 | 東北
そのようなわけで十和田市街に入りました。前回ここを訪ねたのは11日前です。官庁街通りの山桜が咲いていて、投光器の明かりに浮かび上がっており、東北での花見のトリを飾ってくれたのでした。その山桜は散ったものの、遅咲きの八重桜が散りかけながらもまだ咲いています。沿道でも所々で八重桜を見かけました。少なくとも今日いっぱいは名残の花見ができそうです。
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新緑萌える東北へ 2018 - 陸奥市川駅

2018-05-12 12:47:20 | 東北
時間稼ぎをする間に再び日射しが注いできました。薄雲が出ているのか遠景が霞んでいるのか、ともかく快晴とまでは言い難い天候ではありますが、これなら十和田湖まで行くにもやぶさかではなくなってきます。弘前から走った経路を逆にたどり、只今陸奥市川駅に立ち寄ったところです。とりあえず十和田の市街まで行き、好天が続くようなら引き続き十和田湖へ向かって走ります。
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新緑萌える東北へ 2018 - なんぶや

2018-05-12 12:00:51 | B級グルメ
直売所も悪くはなかったものの、目当てのタラの芽とコシアブラがなかったため八食センターで押さえました。ついでにお昼も済ませていきます。観光客相手に高価な海鮮丼を売る店が多い中、少しでも観光色の薄い店を考えて、今まで世話になってきたのが「勢登鮨」ですが、異色の店をもう一軒見つけました。今回訪ねるのは「なんぶや」です。
郷土料理の看板を掲げてはいるものの、麺類と定食中心の品書きは大衆食堂然としています。ただし、決め手となったのはそれらの品々ではなく、店頭とカウンターに並んだ惣菜の大皿です。果たして暖簾をくぐってみると「お好み定食」なるものがあり、大皿から好みの品を選べるようになっていました。年配の店主を中心に、頭巾をかぶったおばちゃん達が小気味よく立ち回る雰囲気も好ましく、あながち捨てたものではないと認識を改めた次第です。

なんぶや
八戸市大字河原木字神才22-2 八食センター味横丁
0178-28-0561
900AM-1900PM
水曜定休
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新緑萌える東北へ 2018 - 八菜館

2018-05-12 11:13:27 | B級グルメ
まず山菜を買うつもりで八食センターへ向かうと、それより手前に農協の直売所が現れたため、今日はこちらを訪ねることにしました。立ち寄るのは「八菜館」です。
驚いたことに、駐車場が満車になって順番待ちの車が出ています。当然店内も賑わっており、レジの前には長蛇の列ができていました。一見何の変哲もない直売所であり、扱っている品も値段も八食センターと大差はなさそうですが、これほど繁盛している理由はどこにあるのでしょうか。様々な山菜、野菜が並ぶ中から、うるい、山うど、アスパラガスと長芋を買い求めました。

★八菜館
八戸市卸センター1-17-1
0178-21-1477
900AM-1800PM
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新緑萌える東北へ 2018 - はやぶさ1号

2018-05-12 11:03:21 | 東北
おはようございます。始発の「はやぶさ」で八戸へ下り、車を引き取って活動を再開しました。案の定、携帯電話はキーボード共々助手席に置かれたままでした。これでようやく投稿を再開できます。
今日までは晴れるというのが出発時の予報でしたが、車窓は終始曇り空でした。盛岡を過ぎた頃からようやく日が射してはきたものの、空全体に薄雲が広がり、依然として快晴とまではいえません。これでは下北はもちろんのこと、十和田湖へ向かう理由も乏しくなってきます。さりとて盛岡まで直行するのも芸がありません。日中の持ち時間をどう使うかが思案のしどころです。

★東京632/はやぶさ1(3001B)/921八戸
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