その後始発の新幹線で帰京し職場に直行、一日を乗り切って11日ぶりに帰宅しました。長旅はこれでひとまず終了です。
経験の蓄積が活き、昨夜の乗船前は効率的に動くことができました。ましてや下船後は八戸駅までたかが数km走るだけです。ところが危うく足をすくわれるところでした。
温泉から上がった時点で、八戸駅へ直行しても時間が余りそうでした。なまじ時間に余裕があると、つい寄り道してしまうのが自分の悪い癖です。陸奥市川の駅に寄った結果、八戸駅に着いたときには発車まで10分足らずになっていました。ただし、この時点ではそれだけあれば十分だろうと思っていたのです。事態が暗転したのはその直後でした。
駅前を道なりに進んでいくと、一番奥に駐車場があるのは分かっています。しかし車を走らせると、駅前には入れず住宅地に突き当たりました。ただし駐車場はすぐそこに見えています。振り返ると駅前のロータリーへの案内が出ており、手前で左折すべきだったようです。ところが、その案内に従ってロータリーに入ると、またもやすぐそこにある駐車場には入れません。そこでようやく気付いたのは、ロータリーの周辺が改造されて駐車場への道順が変わっているということでした。ロータリーを出て仮設の入口から進入するも、今度はレンタカーの営業所に突き当たってしまい、またもや駐車場には入れません。結局、すぐそこに見えている駐車場に入るまで、誤進入を三度も繰り返してしまいました。
こうなると俄に焦りが増してきます。四度目の正直でようやく車を止め、持ち帰る荷物を大急ぎでまとめ、残りの荷物を手当たり次第トランクに放り込み、時計を見たときには発車まであと3分に迫っていました。高い跨線橋に上がり、コンコースを歩かなければならないことを考えると、場合によっては乗り遅れるかもしれない瀬戸際です。重い荷物を担いで走ることなどできないものの、それでも必死に早歩きをして、発車の2分前に改札を通過。ホームに下りて乗車口まで歩くと、ほぼ同時に列車が滑り込んでくるという経過です。
話はまだ終わりません。安堵の溜息をついたのも束の間、今度は携帯電話がないのに気付きました。外付けのキーボードもないということは、おそらく車内に置いてきたのでしょう。いかに慌てていたかが分かります。財布まで置いてくれば、乗ろうとした時点で切符がなく、着いた列車を呆然と見送るしかなかったかもしれません。今になって考えれば、事情を話してともかく飛び乗り、再収受証明を受けて後日精算という手もあり得たとはいえ、あれほど慌てた状況で、その判断ができたかどうかは疑問です。携帯電話を忘れただけで済んだのは、むしろ幸運だったのだろうと思います。
そのようなわけで、車内で事の顛末を綴ることもできず、帰ってからの投稿となりました。少なくとも今日を入れて四日にわたり、携帯電話は使えません。しかし、考えようによっては携帯電話の呪縛から解き放たれる貴重な時間ともいえます。この不便さをむしろ楽しみたいと思っている次第です。
★八戸641/はやぶさ4(4B)/923東京
経験の蓄積が活き、昨夜の乗船前は効率的に動くことができました。ましてや下船後は八戸駅までたかが数km走るだけです。ところが危うく足をすくわれるところでした。
温泉から上がった時点で、八戸駅へ直行しても時間が余りそうでした。なまじ時間に余裕があると、つい寄り道してしまうのが自分の悪い癖です。陸奥市川の駅に寄った結果、八戸駅に着いたときには発車まで10分足らずになっていました。ただし、この時点ではそれだけあれば十分だろうと思っていたのです。事態が暗転したのはその直後でした。
駅前を道なりに進んでいくと、一番奥に駐車場があるのは分かっています。しかし車を走らせると、駅前には入れず住宅地に突き当たりました。ただし駐車場はすぐそこに見えています。振り返ると駅前のロータリーへの案内が出ており、手前で左折すべきだったようです。ところが、その案内に従ってロータリーに入ると、またもやすぐそこにある駐車場には入れません。そこでようやく気付いたのは、ロータリーの周辺が改造されて駐車場への道順が変わっているということでした。ロータリーを出て仮設の入口から進入するも、今度はレンタカーの営業所に突き当たってしまい、またもや駐車場には入れません。結局、すぐそこに見えている駐車場に入るまで、誤進入を三度も繰り返してしまいました。
こうなると俄に焦りが増してきます。四度目の正直でようやく車を止め、持ち帰る荷物を大急ぎでまとめ、残りの荷物を手当たり次第トランクに放り込み、時計を見たときには発車まであと3分に迫っていました。高い跨線橋に上がり、コンコースを歩かなければならないことを考えると、場合によっては乗り遅れるかもしれない瀬戸際です。重い荷物を担いで走ることなどできないものの、それでも必死に早歩きをして、発車の2分前に改札を通過。ホームに下りて乗車口まで歩くと、ほぼ同時に列車が滑り込んでくるという経過です。
話はまだ終わりません。安堵の溜息をついたのも束の間、今度は携帯電話がないのに気付きました。外付けのキーボードもないということは、おそらく車内に置いてきたのでしょう。いかに慌てていたかが分かります。財布まで置いてくれば、乗ろうとした時点で切符がなく、着いた列車を呆然と見送るしかなかったかもしれません。今になって考えれば、事情を話してともかく飛び乗り、再収受証明を受けて後日精算という手もあり得たとはいえ、あれほど慌てた状況で、その判断ができたかどうかは疑問です。携帯電話を忘れただけで済んだのは、むしろ幸運だったのだろうと思います。
そのようなわけで、車内で事の顛末を綴ることもできず、帰ってからの投稿となりました。少なくとも今日を入れて四日にわたり、携帯電話は使えません。しかし、考えようによっては携帯電話の呪縛から解き放たれる貴重な時間ともいえます。この不便さをむしろ楽しみたいと思っている次第です。
★八戸641/はやぶさ4(4B)/923東京