日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

北海道花見の旅 2018 - 晩酌

2018-05-04 22:38:56 | 晩酌
本日はセイコーマートが三食全てに登場するという、かつてを彷彿させるような一日となりました。これは偏に、コープがやや世知辛くなったという事情によります。
セイコーマートの利用頻度が下がった理由を考察するに、朝については宿でいただくことが増えたという変化を挙げることができます。昼については、昔ながらの駅前食堂を好むようになり、めぼしい店がなければ抜いてしまうことも多くなりました。そして、夜の利用頻度が下がった最大の要因がコープでした。酒と刺身をスーパーで買い、それ以外はセイコーマートという使い分けだったところ、コープの見切り品の惣菜が充実しており、それがセイコーマートの100円惣菜に取って代わったわけです。
しかし今回、刺身こそ半額の見切り品があったものの、惣菜については値引きされても数十円単位がほとんどで、半額にまで下がった品は昨夜も今夜もありませんでした。ポイント10倍と繰り返すおなじみの唄も、いつの間にやらポイント5倍に変わっており、サービスを縮減している様子が窺われました。その結果、コープで買った刺身とにしん漬に、セイコーマートの100円惣菜を加えるという献立に落ち着いた次第です。
とにかく寒い夜だけに、鍋物を主役に据えられれば理想的でしたが、あいにくコープにもセイコーマートにもありませんでした。冷たいものばかりになってしまったため、最後はカップうどんで温まるのも一案でしょう。

三陸南部沖いわし刺身
あっさりにしん漬
北のポテトサラダ
きゅうりの酢の物
北海道芽室産切干大根
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北海道花見の旅 2018 - 第二夜

2018-05-04 22:19:20 | 北海道
夜桜見物が加わってやや遅くなりましたが、萱野のライダーハウスに戻りました。本日は90kmほどの走行でした。風呂へ行くのに右往左往し20km近く余計に走ったため、実質的には70kmほどという結果です。
気温は8度、着いた時間の違いを考えれば昨夜と大差ありません。しかし、気温云々よりも特筆すべきは風の冷たさです。雨の心配こそないものの、月も星も見えない中では、吹きさらしのホームより屋根の下の方が落ち着くというものでしょう。第二夜も駅舎の庇の下で晩酌します。
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北海道花見の旅 2018 - 太古の湯

2018-05-04 21:48:15 | 温泉
期待をはるかに上回る好結果は、花見と同じになりました。本日立ち寄ったのは「太古の湯」です。
昨日は三つある選択肢のどれでもなく、沿道に現れた温泉に飛び込みました。こちらも当初は選択肢になかった施設です。ただし存在自体は認識していました。どういうことかと申しますと、元々行こうとしていたのは銭湯だったのです。銭湯が全国的に廃れていく中、今なお道内各地で奮闘する昔ながらの銭湯に、せめてもの支援をしたかったとでも申しましょうか。ところが、そのつもりで向かった三笠の銭湯がよりによって定休日でした。そうと分かった時点で岩見沢の銭湯にも間に合わなくなってしまい、その時点で白紙に戻るという結果に。代わりの選択肢として挙がるのは北村温泉ですが、この時間から往復30kmも走るのはさすがに難儀です。その結果浮上したのがここだったという顛末です。
萱野からは3kmほどしか離れておらず、岩見沢と三笠の銭湯よりも近い最寄りの風呂がここです。それにもかかわらず今まで素通りを続けてきたのは、いかにも現代的な日帰り温泉の雰囲気を毛嫌いしてのことでした。12号線沿いの道の駅に併設され、すぐそばにイオンの大型店もあるという立地から、規模が大きいだけで料金は高く、お湯についても話にならない入浴施設だろうと思い込んでいたのです。それがやむを得ない事情によって飛び込むことになったわけなのですが、先入観は見事に覆されました。
館内に入ってまず目に留まったのは、受付の壁に掛かった立派な扁額です。よく見れば休憩所のテーブルとベンチにも立派な一枚板が奢られていて、梁、柱、サッシから細部に至るまで、館内のあらゆるところが上質な天然木で設えられています。何より圧巻だったのは浴場です。大寺院の本殿かと思うほど立派な二本の柱が中央を貫き、これも立派な梁が複雑に組まれて、柱とともに吹き抜けの天井を支えています。一度に何十人入れるかと思うほどの巨大な浴槽は、やはり分厚い一枚板で縁取られます。これだけの材木を集めるのにどれだけの予算と労力が注ぎ込まれたのでしょうか。これで750円なら高くはありません。何とも贅沢な温泉でした。

太古の湯
三笠市岡山1042-20
01267-2-8700
1000AM-2200PM(最終受付)
入浴料650円(日祝日750円)
泉質 ナトリウム-塩化物強塩泉(中性高張性温泉)
泉温 38.8度
pH 7.2
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北海道花見の旅 2018 - 夜桜

2018-05-04 19:13:33 | 北海道
前言撤回です。買い出しは後回しにしてそのまま夜桜を見物します。というのも、暗くなるにつれて前回訪ねたときのことが甦ってきたのです。ぼんぼりと街灯だけのささやかな夜桜で、完全に暗くなってしまうと桜なのかどうかもよく分からなかったと記憶しています。少なくとも写真に撮るなら、まだ明かりが残っているうちの方がよかろうと考えた次第です。
旭川の旭山公園にも夜桜があることは分かっており、明日そちらへ行く余地がないわけではありません。よって、これが最後の夜桜になるかどうかも分かりません。しかし、あちらの夜桜は投光器を使ったもので、見物客も相当いるのが分かっています。ぼんぼりの明かりが灯る中、地元客が三々五々訪ねてくるこちらの方が、情緒にかけては明らかに上です。しみじみ鑑賞できるという条件まで加えれば、これが今季の最後になるのは間違いありません。もう少し名残を惜しんでから切り上げます。
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北海道花見の旅 2018 - 東明公園

2018-05-04 18:37:17 | 北海道
そのようなわけで東明公園にやってきました。園内を回る間に夕日は雲の向こうに隠れ、六時を回ったところで夜桜のぼんぼりがつきました。只今美唄市街を遠望する丘の上のベンチから投稿中です。
実は、元々行こうとしていたのはここではなく、奈井江のにわ山森林自然公園でした。ここは一昨年満開かつ快晴という状況で訪ねたため、今回行ってもそのとき以上の眺めは期待できません。ならば初見のところを訪ねた方がよかろうと考えたわけです。しかし、空が再び曇ってしまい、あちらへ行っても中途半端に終わることが予想されました。どのみち中途半端ならと割り切って、手近なところを訪ねたというのが真相です。しかしそれは早計でした。
前回訪ねたのは午前から昼にかけての時間帯でしたが、今回は西日が徐々に傾いていく夕暮れ時です。その結果、眺めも全く違いました。桜並木が夕日に赤く染まっていたり、西日を浴びた桜が青空に抜け、白く大きな雲と重なったり、丘の上の桜が影絵になったりするなど、前回にはあり得なかった光景の連続だったのです。桜が空に抜ける眺めが特によく、空の青さ、透明さ、陰影、立体感といったものが道外とはまるで違いました。桜自体は騒ぐほどの代物ではないものの、この空が広がることにより、北海道ならではの眺めに昇華されていたとでも申しましょうか。この桜を眺めることができただけでも、北海道に渡ってよかったというのが実感です。
ぼんぼりの灯りがついて30分ほど経ちますが、日が暮れてもなかなか暗くならないのがこの時期の北海道の特徴です。晩酌の買い出しを済ませて戻れば、ほどよい眺めに変わっているでしょう。夜桜も見物してから萱野に戻ります。
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北海道花見の旅 2018 - 東明駅

2018-05-04 17:03:52 | 北海道
青空が広がって色めき立つも、移動する間に再び曇ってしまいました。これでは花見をするにも今一つと思い立ち、代わりに訪ねたのが旧美唄鉄道の東明駅です。しかしここで思わぬ収穫が。駅舎の脇に背の高い白樺が立っており、駅舎を斜めにのぞき込むと、大きな三角形の車寄せと白樺が重なって、その向こうに陰影のある空が広がっていたのです。一昨年訪ねた真駒内公園を彷彿させる、北海道にしかあり得ない印象的な空です。これなら日が陰ったからといってあきらめるのは早計というものでしょう。今から東明公園にも行ってきます。
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北海道花見の旅 2018 - 寒風

2018-05-04 16:29:37 | B級グルメ
飲み食いする時間さえ惜しまれる展開になってきましたが、今日は夜桜見物も視野に入れています。沿道の左側にセイコーマートが現れたため、ここで遅いお昼を済ませていくことにしました。手早く済ませることを最優先し、箸すら要らないフライドチキンとおにぎり二個の組み合わせです。
例によって軒下でいただこうとしたところ、寒風にいたたまれなくなって日向に移りました。内地なら間違いなく日陰を選んでいるでしょう。日が射しても風が冷たいところが北海道ならではです。
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北海道花見の旅 2018 - 連泊

2018-05-04 15:43:25 | 北海道
結局性懲りもなく萱野に舞い戻ってきました。もう一晩世話になりたい旨を願い出て、快諾されたところです。
今日元々行こうとしていたのは十勝でした。道央では明日まで終日曇と予想される一方、十勝では二日とも晴の予報が出ていたからです。しかし、道央でも予報に反して晴れ間があり、時間が経つほど日の射す時間が長くなってきました。これにより滞在時間が延びたことで、今更十勝へ行く理由が失われてしまったというのが真相です。しかし、是非とも十勝で花見がしたいとまで思っていたわけではなく、道央でも花見ができればそれで十分でした。萱野に連泊できることを含め、結果としてはこれでよかったのだろうと納得しています。
幾春別を出た頃から空がますます晴れてきました。曇一時晴というのが先ほどまでの天候だったのに対し、現在の天候は紛れもない晴天です。日は傾いてきましたが、残り時間で空知の名所を訪ねてみます。
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北海道花見の旅 2018 - 幾春別神社

2018-05-04 14:41:58 | 北海道
一昨年の花見のとき、幾春別で有終の美を飾り、フェリーが出る苫小牧へ向かって出発した直後、夜桜の提灯が見えてきました。しかしあまりに唐突すぎ、なおかつフェリーの出航時刻も気になっていました。結局そのまま走り去ったものの、あの夜桜はその後も片隅に残りました。花見の旅で幾春別を再訪する機会を得て、ようやく宿願を果たすことができます。立ち寄るのはその名も幾春別神社です。
あのとき見たのは幻だったのか、それとも準備が整う前に咲いてしまったのか、ともかく提灯はありません。しかし、参道と境内の桜が花盛りを迎えていました。ソメイヨシノが多いのが特徴で、特に参道の両脇はソメイヨシノで固められています。神社のような人工物には、同じく人工的に作られたソメイヨシノが似合うからでしょうか。
ここでも花がまばらという寒冷地特有の現象が起きています。とはいえ今が満開には違いありません。釧路の開花はまだ早先であり、地域によっては八重桜も残っています。しかし、満開のソメイヨシノは空知で事実上見納めとなるわけであり、そう思うと実に感慨深いものがあります。
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北海道花見の旅 2018 - 奔別炭鉱

2018-05-04 13:42:32 | 北海道
続いては幾春別の奔別炭鉱を訪ねます。初めて北海道で花見をした九年前も、二度目に花見をした一昨年も、最後を飾ってくれたこの場所に、今回も戻ってこられたのは幸いです。
連休中ということもあり、今回は炭鉱の敷地が開放されていて、立坑とホッパを間近に眺めることができます。一昨年トリを飾ってくれた桜についても。遠巻きに眺めると、咲いているのかどうかもよく分からないささやかさではありますが、淡い西日に染まった様子は今でも忘れられません。自分にとっては思い入れのある桜です。
ありがたいことに、日が射す時間が次第に長くなってきました。依然として曇一時晴といった程度の空模様ではありますが、空の青さと雲の立体感が北海道ならで、見上げる立坑も一層様になってきます。
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北海道花見の旅 2018 - 唐松駅

2018-05-04 12:42:04 | 北海道
続いて立ち寄るのは唐松駅です。マンサードの駅舎に変わった様子はないものの、駅前の花壇に咲く水仙と、改札の向こうに見える桜の木々が、秋に訪ねた前回との季節の違いを物語っています。
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北海道花見の旅 2018 - 幌内炭鉱

2018-05-04 11:15:53 | 北海道
続いては旧幌内駅改め三笠鉄道村を訪ねるも、広大な駐車場が埋め尽くされる大盛況。いくら大型連休とはいえ、これほど混むとは思いませんでした。昨秋半日滞在したこともあり、今日のところは大人しく退散した方が賢明でしょう。幌内炭鉱の遺構だけ定点観察して切り上げます。坑口、巻上機、選炭機、沈殿池などの遺構が残る中、最も絵になる煉瓦造の変電所の前で、一本桜の老木が咲いていました。
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北海道花見の旅 2018 - クロフォード公園

2018-05-04 10:55:34 | 北海道
まずは旧三笠駅ことクロフォード公園を訪ねました。一昨年訪ねたときと同様、堂々六両編成のキハ80系のそばで桜が咲いています。
前回訪ねたときは夕方で、正面がちに日が当たっていたため、望遠レンズで列車と桜を正面がちに捉えました。それに対し、今回日射しは側面よりやや後方から当たっています。しかしこちらも悪くありません。線路がS字に曲がっている上に、南側には斜面があり、その斜面から望遠レンズを向ければ、あたかも鯨波のお立ち台のような眺めになります。ただし背景が海から桜に変わるという仕掛けです。他の桜も満開で、ズリ山らしき小高い丘の上の一本桜がとりわけ絵になっています。
予報通りに空は曇ってしまいました。しかし、昨日に比べて雲は薄く、所々に青空が広がっていて、時折日射しが注いできます。短い晴れ間を狙って花見をしていくつもりです。
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北海道花見の旅 2018 - 値上げ

2018-05-04 09:31:56 | B級グルメ
近年セイコーマートの出番が激減している理由として、朝食を宿でいただくことが多くなったという変化を挙げました。しかし前夜はライダーハウスに泊まったため、選択肢は必然的に決まりました。
時代の波には抗えず、100円パスタと100円惣菜が今回110円からに値上げされています。しかしそれより残念なのは、クリーミーカルボナーラと並んで愛用していたミートパスタがなくなってしまったことです。その代わりに投入されたらしき和風ベーコン醤油パスタと、ピリ辛ザンギ焼きそばを組み合わせました。
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北海道花見の旅 2018 - 出発

2018-05-04 08:17:21 | 北海道
記念撮影を済ませ、管理人のお宅に挨拶して出発します。上空こそ晴れてはいるものの、四方の低い空に大きな雲が出てきました。時間との戦いになりそうです。
昨日電話をかけたところ一度は通じず、二度目に婆さんが出てくれたと申しましたが、その理由が今朝になって分かりました。管理人夫妻が出かけていたのです。矍鑠としている一方で耳が遠く、電話では話が通じず現地に直接乗り込んだという経験もあります。しかし昨夜の場合、そのときよりも着くのが遅くなってしまい、直接押し掛けるのは憚られる状況でした。ここに泊まれなければキャンプをするしかない状況だっただけに、快く受け入れてもらえたのは助かりました。
今後の流れ次第では、ここに連泊する可能性もあります。遅くなればなるほど迷惑をかけるため、世話になる場合は早めに決断するつもりです。
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