「本日の晩酌」と称して全国各地の地酒を取り上げてきた中、回数の多さということになると、何といっても会津と信州が双璧でしょう。しかし、会津の酒を散々扱ったにもかかわらず、これまで一度も登場しなかった有名どころとして「末廣」があります。買ったことがないのはもちろんのこと、飲食店でいただいた記憶もほとんどありません。
その理由は単純明快です。一口に地酒といっても、地元で呑まれてきた昔ながらの酒、特約店向けの一手間加えた酒、贈答品向けの高価な酒があり、ここで取り上げてきた品の多くは一手間加えた酒に属します。その点「末廣」の場合、昔ながらの酒か高価な酒に二極化していて、自分が日頃から選んでいる価格帯の酒が少なく、それが食わず嫌いを続けてきた理由に他なりません。
今回手にした呑み切りボトルは、先日蔵を訪ねたときに併設の売店で買ったもので、一見無味乾燥なラベルが流行の酒とは明らかに異なる趣です。質実剛健の形容がふさわしい味わいにも、流行に左右されない蔵元の矜恃が窺われます。
★末廣 伝承山廃純米
末廣酒造(福島県会津若松市)
精米歩合 60%
アルコール分 15度
蔵元にて購入
その理由は単純明快です。一口に地酒といっても、地元で呑まれてきた昔ながらの酒、特約店向けの一手間加えた酒、贈答品向けの高価な酒があり、ここで取り上げてきた品の多くは一手間加えた酒に属します。その点「末廣」の場合、昔ながらの酒か高価な酒に二極化していて、自分が日頃から選んでいる価格帯の酒が少なく、それが食わず嫌いを続けてきた理由に他なりません。
今回手にした呑み切りボトルは、先日蔵を訪ねたときに併設の売店で買ったもので、一見無味乾燥なラベルが流行の酒とは明らかに異なる趣です。質実剛健の形容がふさわしい味わいにも、流行に左右されない蔵元の矜恃が窺われます。
★末廣 伝承山廃純米
末廣酒造(福島県会津若松市)
精米歩合 60%
アルコール分 15度
蔵元にて購入