諏訪湖の北岸を走っていくと現れるのが、朝七時開店の「大石家」です。諏訪に立ち寄ったのは、ここを目当てにしてのことでもありました。
注文は大盛り950円也。並盛りの150円増で麺が五割増に、チャーシューが三枚から四枚に増えるのがその内容で、七枚あるチャーシュー麺とは100円の価格差です。チャーシューこそ当店の真骨頂であることを考えると、100円違いでさらに三枚増えるならお値打ち品ともいえます。しかるに前回、前々回と同様の選択に落ち着いたのは、自分の金銭感覚からして、ラーメンに千円以上出すのが憚られるのに加えて、一枚が厚くて食べ応えがあるため、四枚あればもう十分という事情によります。七枚までは要らない、しかしもう一枚いただければありがたいという人間の心理を、巧みに突いたのが大盛りといえそうで、後から来たお客も相当数が大盛りを注文しています。まんまと術中にはまっているようです。
諏訪、伊那、飯田の各店舗を訪ねた結果、ラーメンの味についてはどこへ行っても安定していることが分かりました。しかし、伊那店と続けざまに訪ねたことで、この店に一つだけ残念な店があることに気付きました。樹脂製の箸しか用意されていないことです。
「エコ」を大義名分にして、安っぽく使いづらい樹脂製の箸を使う店が増えてきました。それ自体必ずしも責められるべきことではないものの、麺類をいただくのに樹脂製の箸は明らかに不向きです。その点、樹脂製の箸と割箸を両方用意し、好みで使い分けることができる伊那店の心遣いはありがたく感じられました。それだけに、樹脂製を杓子定規に使うところが残念に感じられてしまいます。
もっとも、この店ならではのよさもあります。大きな窓の向こうに諏訪湖と桜並木が見えることです。窓向きのテーブル席に陣取って、諏訪湖を眺めつついただきました。
★大石家 諏訪店
諏訪郡下諏訪町南高木10616-62
0266-28-1727
700AM-2000PM
火曜定休
注文は大盛り950円也。並盛りの150円増で麺が五割増に、チャーシューが三枚から四枚に増えるのがその内容で、七枚あるチャーシュー麺とは100円の価格差です。チャーシューこそ当店の真骨頂であることを考えると、100円違いでさらに三枚増えるならお値打ち品ともいえます。しかるに前回、前々回と同様の選択に落ち着いたのは、自分の金銭感覚からして、ラーメンに千円以上出すのが憚られるのに加えて、一枚が厚くて食べ応えがあるため、四枚あればもう十分という事情によります。七枚までは要らない、しかしもう一枚いただければありがたいという人間の心理を、巧みに突いたのが大盛りといえそうで、後から来たお客も相当数が大盛りを注文しています。まんまと術中にはまっているようです。
諏訪、伊那、飯田の各店舗を訪ねた結果、ラーメンの味についてはどこへ行っても安定していることが分かりました。しかし、伊那店と続けざまに訪ねたことで、この店に一つだけ残念な店があることに気付きました。樹脂製の箸しか用意されていないことです。
「エコ」を大義名分にして、安っぽく使いづらい樹脂製の箸を使う店が増えてきました。それ自体必ずしも責められるべきことではないものの、麺類をいただくのに樹脂製の箸は明らかに不向きです。その点、樹脂製の箸と割箸を両方用意し、好みで使い分けることができる伊那店の心遣いはありがたく感じられました。それだけに、樹脂製を杓子定規に使うところが残念に感じられてしまいます。
もっとも、この店ならではのよさもあります。大きな窓の向こうに諏訪湖と桜並木が見えることです。窓向きのテーブル席に陣取って、諏訪湖を眺めつついただきました。
★大石家 諏訪店
諏訪郡下諏訪町南高木10616-62
0266-28-1727
700AM-2000PM
火曜定休