日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

春まだ浅い信濃路へ 2017続編 - 深夜走行

2017-03-05 23:29:37 | 甲信越
今度こそ全行程終了です。更埴から上信越道で帰ります。
北陸からの帰りに白馬で一風呂浴び、それから更埴まで走ると11時前後になります。それより遅いということは、帰宅時間も推して知るべしです。このところ車での活動でも早めの帰宅が続いていただけに、久々の深夜走行には気が重くなりますが、ともかく前に進みます。
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春まだ浅い信濃路へ 2017続編 - 松代駅

2017-03-05 23:24:50 | 甲信越
最後に立ち寄るのは松代駅です。悠長にしすぎたのがたたり、待合室の明かりは既に消えていました。しかし街灯の明かりで駅舎全体が浮かび上がっており、しかも駅舎の背後に月が浮かんでいて、それなりの絵になっているのは幸いです。こちらでも構内は更地化されているものの、駅舎が観光案内所になっているのか、貸自転車の立看板があり、コインロッカーも残っています。かつての駅が今なお活用されているのは喜ばしいことです。
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春まだ浅い信濃路へ 2017続編 - 信濃川田駅

2017-03-05 22:54:55 | 甲信越
続いて訪ねるのは信濃川田駅です。綿内と瓜二つの木造駅舎は、現役当時からほぼ変わらぬ姿で残り、ロータリーのある駅前の雰囲気も変わりません。さらに待合室には現役当時の時刻表に加え、木島線も描かれた運賃表が残ります。
もう一つ特筆すべきは、2000系の第一編成がホームに据え付けられていることです。須坂寄りにはモハ1003もあります。ここでも工事が行われているようですが、駅舎と車両を保存して公園にでもするのでしょうか。駅がまだ現役だった頃、ここの構内で2000系が無惨にも解体されている光景を目の当たりにし、大いに落胆させられたことがありましたが、同じことが繰り返されないように願うばかりです。
折しも線路が走っていたのと同じ方角に半月が浮かび、駅舎と2000系を照らしています。お別れ会へ行くだけなら汽車旅でもよかったわけであり、先週と今週の活動を入れ替えればよかったという結果論が出てくるのもそのためですが、この光景を眺めることができた以上、今週末に車で来たのは正解だったのかもしれません。
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春まだ浅い信濃路へ 2017続編 - 綿内駅

2017-03-05 22:11:16 | 甲信越
舌の根も乾かぬうちに前言撤回です。旧屋代線の綿内駅に立ち寄ります。403号線を走っていたところ、かつての駅舎に明かりが灯っているのが見え、一旦通り過ぎてから急遽引き返してきた次第です。
代替バスは国道から駅前に乗り入れてきており、バス停も「綿内駅」を名乗っていて、駅舎は待合室として今なお現役でした。寄る年波には勝てず多少傷んでいるとはいえ、待合室の壁には箒が立てかけられ、今なお小ぎれいに保たれているのは幸いです。ただし、かつての構内は更地となりました。敷地に重機が入っていることからすると、撤去されたのはつい最近のことなのでしょう。駅前にあったスーパーも撤退した今、ぽつんと取り残された駅舎の今後が気になります。
この先信濃川田と松代にも駅舎が残っていると聞いています。毒を食らわば皿までも、残りの二駅にも立ち寄ってから上信越道に乗ります。須坂を出る時点では余裕綽々だったはずが、今回も何だかんだで遅くなりそうです。
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春まだ浅い信濃路へ 2017続編 - 全行程終了

2017-03-05 20:56:22 | 甲信越
全行程終了です。上信越道、関越道経由で帰ります。かなりの確率で眠気を催す上信越道ですが、今回は時間帯がかなり早めです。しかも出発前夜と昨晩は、十分とはいわないまでも普段以上の休養をとりました。それらの事情がどのように働くでしょうか。
ちなみに、目の前にあるICを素通りし、しばらく一般道を走ります。というのも、そのまま走ると日付が変わる前に着いてしまい、東松山から正規料金を徴収される可能性があるからです。更埴か坂城あたりで上信越道に乗り、到着が0時前となりそうなときは適宜時間調整してから下ります。ただし、正規料金とはいっても深夜割引との差は500円に満たないため、あまりに早く着きそうになったときは、そのまま走り切るのも一案でしょう。
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春まだ浅い信濃路へ 2017続編 - ターバンカレー

2017-03-05 20:46:47 | B級グルメ
本日は昼夜共にカレーとなりました。金沢カレーの老舗「ターバンカレー」で腹ごしらえを済ませます。
信州で金沢カレーをいただく必然性はなく、信州らしいものを選びたいという考えがなかったわけではありません。しかし、信州らしいといっても、そばを除くとラーメン大学かテンホウしか思いつきませんでした。テンホウへ行くにはやぶさかでなかったものの、あいにく須坂に店舗がありません。そのような状況においてICの前にターバンカレーがあったため、ここで手早く済ませることにした次第です。
楕円形をしたアルマイトの皿といえば、思い出すのはラッキーピエロとインデアンですが、あちらと違って無性にいただきたくなるほどの個性までは感じられません。以前金沢の本店を訪ねたにもかかわらず、味についてほとんど印象が残っていないことからしても、金沢カレーというのはその程度のものなのかもしれません。ただしよかったこともないわけではありません。お冷が背の高いコップになみなみ注がれ、しかもこまめに注ぎ足してくれるところは、カレー専門店にありそうでなかなかない心遣いでした。

★ターバンカレー須坂インター店
須坂市大字井上1864-1
026-246-8998
1100AM-2130PM(LO)
水曜定休
ポークカツカレー650円
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春まだ浅い信濃路へ 2017続編 - 敬礼

2017-03-05 19:53:37 | 甲信越
往生際の悪さを発揮し須坂駅に戻ってきました。新OSカーとED5001がその後どうなったか気になってのことです。
新OSカーは先ほど引き上げていった旧屋代線の本線上に、ED5001はお別れ会のときと同じ中線にそのまま止まっていました。多くの見物客にカメラを向けられていたお別れ会の賑わいが嘘のような、静まりかえった構内の雰囲気が印象的です。おそらくこれが正真正銘の見納めになるでしょう。去りゆく名車に敬礼…
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春まだ浅い信濃路へ 2017続編 - 大湯

2017-03-05 18:37:55 | 温泉
須坂へ来たなら是非とも寄っておきたい場所がもう一つあります。市街から坂を駆け上がって山田温泉の大湯にやってきました。新崎酒店ほどの無沙汰ではないものの、去年は訪ねる機会を作れなかったため、これが実に二年ぶりの再訪です。
この先の経路上にも温泉はいくつかあります。しかし、浴槽はもちろんのこと床、壁、さらには洗い場の樋まで総檜で作られた贅沢さは何物にも代えられません。市街から往復20km走ってでも寄りたい名湯です。
前回は同じく三月上旬に訪ね、真っ白に積雪した道を難儀しつつ登りました。しかし、今年の雪の少なさから想像できた通り、路面の積雪は全くありませんでした。とはいえ寒さだけはそこそこで、標高が上がるにつれて気温はたちまち下がり、現在2度となっています。雪解け水で路面が濡れている箇所もあり、それが凍れば積雪した道よりもはるかに危険です。下山には細心の注意が要りそうです。

大湯
上高井郡高山村大字奥山田3580
026-242-2314
600AM-2030PM(最終受付)
第三水曜定休
入浴料300円
泉質 含硫黄カルシウム-ナトリウム塩化物泉[硫化水素型](低張性中性高温泉)
泉温 67.1℃
pH 7.4
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春まだ浅い信濃路へ 2017続編 - 新崎酒店

2017-03-05 16:56:58 | 酒屋
同じ土地に何度も通うと、なじみの酒屋ができてくるものです。松本でいうなら山崎精一商店と中島酒店がそうで、先週末は黒姫の萬屋酒店を訪ねました。それらに比べると頻度は大きく落ちるものの、須坂へ来たなら寄りたいのが新崎酒店です。黒姫に通う頻度が近年大幅に増えた一方で、この店の営業時間中に須坂を通ることがありそうでなかなかなかなく、今回は実に久方ぶりの再訪となります。
越乃寒梅に雪中梅など新潟の有名どころを中心に、古くから呑まれている各地の代表的な地酒を揃えた当店ですが、久々に訪ねてみると路線が若干変わっていました。信州でいうなら豊賀に澤の花、県外でいうなら冩楽に風の森など、都会でも見かけるような流行の酒が随分と増えたのです。流行よりも伝統を重んじる品揃えに店主の矜持を感じていたものですが、無沙汰しているうちに心境の変化があったのでしょうか。この路線変更の影響もあるのか、目当てにしていた清泉のしぼりたては残念ながらなく、代わりに豊賀の新酒を選びました。

★新崎酒店
須坂市大字日滝4118-3
026-246-8479
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春まだ浅い信濃路へ 2017続編 - お別れ会

2017-03-05 15:51:45 | 甲信越
安曇野から須坂長野東まで高速道を飛ばし、新OSカーとED5001のお別れ会を見学。三時半を回ったところで社員代表の挨拶があり、満場の拍手とともに終了したところです。
松本を出るのが遅れ、場合によっては最後の10分に駆け込めるかどうかという状況になったため、潔く切って安曇野へ行くことも一時は考えました。しかし、今しか行けない方はどちらかといえば、当然ながらお別れ会です。「迷ったら出ろ」の鉄則を改めて痛感した直後ということもあり、果敢に挑戦した次第です。幸いにも、快調に飛ばしたことで終了の20分前に着くことができました。相当数の見物客が出ることからしても、撮影についてはある程度妥協せざるを得ないと覚悟しており、別れの挨拶ができればよいと割り切っていたため、長からず短からず丁度よい時間でした。
撮影用に開放されていたホームの先端が閉鎖され、終了直後の上下列車が走り去り、かなり賑わっていたホームにも数人ほどの同業者が残るだけになりました。現在ホームに据え付けられている新OSカーが、四時過ぎに車庫まで移動されるとのことなので、それを見届けてから切り上げます。
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春まだ浅い信濃路へ 2017続編 - 教訓

2017-03-05 13:51:25 | 甲信越
昨日に続きアルプス公園にやってきました。正面に常念岳を望む特等席のベンチから投稿中です。
朝方には雲一つなかった青空が、時間が経つにつれて霞んできました。文字通り霞んでいるということであり、雲があるのかどうかも判然とはしないものの、ともかく日差しが遮られ、遠景も霞んでいる状況です。過去眺めてきた景色に比べれば、今日の眺めは明らかに画竜点睛を欠いています。これなら松本周辺に終日滞在する必然性はありません。安曇野を切って高速道を飛ばせば、長電のお別れ会にどうにか駆け込めるため、このまま去るにもやぶさかではなくなってきたところです。

結果としては、やはり四の五のいわず先週末に来ていればよかったのでしょう。しかし、今は敗北感より満足感が勝っています。花見の旅ではとかく時間に追われがちな中、今回は久々に時の流れを忘れ、松本での滞在を心行くまで満喫することができたからです。
今回の結果から学び取ることがあるとすれば、最高の天気というのは「狙う」ものではなく、あくまで「当たる」ものだということです。晴の予報が出ている状況で、雲が出るかどうか、遠景が鮮明かどうかといったさらに細かなことを気にしても仕方なく、何はさておき出てしまった方が、結果的には満足できるということでしょう。雲一つない快晴を期待しうる季節はそろそろ終わりますが、次の冬に向けての教訓にします。
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春まだ浅い信濃路へ 2017続編 - メーヤウ

2017-03-05 12:28:46 | B級グルメ
湧水を汲み、酒屋に寄ったところで「メーヤウ」が開く11時半になりました。今回も桐店を訪ねます。
一時復活の兆しを見せていたバイキングの質が再び下がってからというもの、桐店の優位性が完全に失われたことについては、過去にも繰り返し語ってきました。しかるに近年、信大前店との相性が「山女や」並みに悪く、毎回何らかの理由により振られては桐店に流れ、その都度敗北感を味わうという状況が続いています。そして今回もあろうことか似たような展開になりました。
お盆に訪ねたときは定休日で振られたのに対し、今回は駐車場が原因でした。開店直後に乗り込んだにもかかわらず、3台分ある駐車場が全て埋まっていたのです。こちらが着いたとき、最後に止まった一台から先客が下りるところだったことからして、あと一分、二分でも早ければおそらく間に合ったのでしょう。しかし、開店から五分足らずで埋まってしまうとはあまりに厳しいものがありますorz
結果論ではありますが、宿に無料の貸自転車があったため、車を置いたまま自転車で来れば入れたことになります。しかし、今から宿に戻って自転車を借り、延々漕いでくるのはさすがに面倒でした。その結果、返り討ちに遭うのも覚悟で桐店に向かったという顛末です。

こうして訪ねた桐店でしたが、どうにか引き分けに持ち込むことができました。チキンは相変わらず骨なしだったものの、今日はポークがあったからです。その結果この二品を中心に、レッドを少しだけいただくという構成になりました。
チキンとポークを有り難がるのは仲間内に限ったことであり、他のお客が選ぶものは様々です。それに加えて今回気付いたのは、ご飯の盛り方も人により様々あるということです。皿の中央に土手を作り、両側に一種類ずつカリーをかけるのが自分流ですが、たとえば直前にいた先客の場合、十字に盛った上で中央に窪みをつけ、窪みの部分にキーマを盛って、周辺に四種のカレーをかけていました。なるほどこの方が美しい盛り付けです。中央部を生かすという発想は今までなく、その手があったかと得心させられました。
もちろん上記の通り、チキンとポーク、あとはレッドを少しという偏った選択だけに、自分にとってはそれほど参考にはならないともいえます。しかし先人の知恵を少しだけ拝借し、二周目はご飯をT字型に盛り付け、ポーク、チキン、レッドの三種をかけていただきました。

メーヤウ桐店
松本市桐1-2-35 コマツプラザ
0263-33-6504
1130AM-2030PM(LO)
水曜定休
カリーバイキング1296円
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春まだ浅い信濃路へ 2017続編 - ホテル池田屋

2017-03-05 10:33:13 | 甲信越
フジグランドホテルという不動の定宿がある会津若松と違い、松本ではいくつもの宿を転々としてきました。これは、フジグランドホテルのような数百室規模の宿がなく、目当ての宿が満室という状況が度々起こるからです。今回についていうと、もう少し早く動けば前回世話になった「ホテルトレンド」を押さえられたものの、直前まで天候を見極めたため満室となってしまいました。代わりに選んだのが「ホテル池田屋」です。
実は、昨年この宿に泊まる機会を逃しています。桜の開花状況に多少の幅を見込んで、四月の第二週と第三週の宿を早くから押さえておいたところ、結果として第二週が見頃となったため、第三週に押さえていたこの宿はその時点で見送りとなったのでした。じゃらんを通じての予約でしたが、自動返信の連絡だけでなく、別途予約御礼の連絡が入るという対応には感心させられただけに、解約する際には何とも申し訳なく思われたものです。今回借りを返す機会が訪れてくれたのは幸いです。
かつて「おたりや」を名乗っていたホテルトレンドと同様に、古くからの宿がホテルに建て替えられたものですが、良くも悪くもビジネスホテル然としたホテルトレンドに対し、この宿には旅館の趣がより色濃く残っています。そう感じるのは、フロント、ロビーの雰囲気に加えて、女鳥羽川沿いの立地によるところもあるのでしょう。橋の向こうが呑み屋街という立地は申し分なく、加えて目の前に川があるため低層階でも眺めはよく、西を向けば北アルプスが、東を向けば美ヶ原の山並みが見えます。街灯に浮かび上がった夜の眺めも上々でした。
さらによかったのは和室に泊まれたことです。同じ階には大浴場があり、二階の食堂には大きな窓があって、女鳥羽川の流れを眺めながらの朝食は最高でした。駐車料は400円と格安、しかも当日の正午から翌日の二時まで止められるという気前のよさです。ありがたくその恩恵に与り、只今車を止めたまま松本城を訪ねています。
旅館の趣とはいっても、自分が泊まる価格帯の宿だけに、「ホテル花月」ほどの格式はなく、有り体にいえばややくたびれたところもあります。しかし、古びてはいながらも小ぎれいに保たれた、自分が近年好んで泊まっている部類の宿です。松本の宿に何軒か世話になってきた中でも、立地、雰囲気、料金の総合評価では、ここが最も優れていました。直前に押さえるという前提で考えると、同じ宿にいつでも泊まれるとは限らないのが松本の宿命ではありますが、今後は空きさえあればまずここを選ぶことになるかもしれません。
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春まだ浅い信濃路へ 2017続編 - 二日目

2017-03-05 09:34:24 | 甲信越
おはようございます。二日目は雲一つない青空が広がりました。遠景がやや霞んではいるものの、それでも十分よい眺めです。まさに待望の青空ですが、それにもかかわらず若干の迷いが出ています。本日須坂で催される新OSカーのお別れ会に関することです。
2000系と違って現役当時に乗車したことはなく、そこまで思い入れのある形式ではありません。それだけに、お別れ会はあくまで天候が振るわなかったときの代替案として位置付け、晴れてくれれば松本に滞在するつもりでいました。しかし、晴れの日は再び巡ってくる一方で、新OSカーについては今生の別れとなるだけに、むざむざ見送ってよいのかという考えはあり、それがにわかに大きくなってきた次第です。
少なくともカリーをいただくまでは松本に滞在し、それから安曇野へ向かうことになるかと思います。お別れ会は三時半で終わるため、遅くともこちらを一時頃までには出なければ間に合いません。それまでに切り上げられれば須坂まで高速道を飛ばす一方、去りがたければそのまま残るという流れになりそうです。
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