日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

早春の会津を行く 2017 - 帰着

2017-03-13 00:28:15 | 東北
帰宅しました。東京駅で中央線の各駅停車に乗ったとき、水道橋から混み合うとの車内放送がありました。WBCなる大会の影響だそうです。まさかこの時間にと半信半疑のまま水道橋が近付くと、交差点に目を疑うような人だかりができているのが暗い中でも分かりました。次の瞬間視界に飛び込んできたのは、乗客で溢れかえったホームです。
沿線に住んでいる関係上、試合や公演の終了時刻に重なってしまうことはしばしばあります。しかし今日の混みようは尋常ではありませんでした。この時間の本数を考えればある意味当然の結果ではありますが。終電まであと何本もない状況で、残りの乗客を果たして運びきれるのでしょうか。終了があと10分、20分でも延びればさらなる混乱を招いていたでしょう。車社会の米国ならともかく、我が国で日付が変わるまで戦われてもというのが率直なところではあります。
「麦とろ」の店内で二回の攻防が放映されていました。それがここまで延びたということは、延長15回にでもなったのでしょうか。真相を確かめる気さえ起こらないほど、心底辟易する混みようでしたorz

磐越西線のワンマンカーに続き、最後も大いに興ざめさせられました。しかしそれまでの活動はまさに最高でした。早春の会津を何度か訪ねてきた中でも、とりわけ印象に残っているのが五年前で、雄国パノラマラインを晴天下で初めて走ったのもこのときです。以来何度となく同じ道を走った中でも、当時に匹敵する眺めにはなかなか出会えずにいました。しかし、会津盆地が銀世界となった今回の眺めは、そのときをも上回る過去最高と言い切れるものでした。磐梯山を映した水温む田圃も、飯豊山が真正面に迫る直線路も、深い雪に埋もれた熱塩駅も新たな発見です。まさか会津でレンタカーに乗るとは思いませんでしたが、「迷ったら買え」の鉄則に従ったのは正しかったことになります。
些細な不運は水に流し、早春の会津盆地を思い返しながら眠りにつきます。おやすみなさいzzz
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