三時間弱をかけて終点の安比奈まで踏破しました。築堤を下りた後も田畑の中を一直線に貫き、さらにはその先にある雑木林も貫いて、それを抜けたところで緩やかな左カーブが始まり、河川敷の水道橋に突き当たって終わるという結末でした。結局最後まで線路が途切れることはなく、交通量の多い道以外では踏切までが埋められずに残っていました。境界標もそのままです。跡形もなく消え去っていてもやむなし、少しでも残っていれば儲けものと割り切っていただけに、あらゆるものがそのまま残っていたのは僥倖という他ありません。
それに加えてよかったのが、北風が吹きすさぶ冬枯れの中、西日を浴びた線路の跡が暮れていく雰囲気です。この光景が早晩失われてしまうのは残念でなりませんが、最初で最後になるかもしれない機会に、これぞ真骨頂といえる姿を記録できたことを幸いに思います。
それに加えてよかったのが、北風が吹きすさぶ冬枯れの中、西日を浴びた線路の跡が暮れていく雰囲気です。この光景が早晩失われてしまうのは残念でなりませんが、最初で最後になるかもしれない機会に、これぞ真骨頂といえる姿を記録できたことを幸いに思います。