日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

大往生

2016-12-14 23:48:15 | 旅日記
ご臨終かと思いきや、引き続き経過観察となったのはオルタネータですが、その一方でいよいよ臨終に近付いてきたのもがあります。EOS-1V HSのバッテリーです。充電がすぐに終わる一方、残量の減りが目に見えて早まるという典型的な末期症状を呈してきたため、ついに交換を決断するに至り、本日二代目を発注しました。中古で買って以来11年、充電地としては大往生といってもよいでしょう。
バッテリーを交換し、これで「あと10年は戦える」といいたいのはやまやまながら、やや雲行きが怪しくなってきました。キヤノンにおけるフィルムカメラの最終型たる本機に「在庫僅少」の告知がなされているからです。生産終了が正式に発表されたわけではないものの、事実上の生産終了というのが専らの噂であり、事実とすれば保守についてもいずれは打ち切られることになります。部品切れでご臨終という事態が現実味を帯び、10年戦えるかどうかが不透明になってきたわけです。
レコードがカセットテープ、MDの類を差し置いて生き残っていることからすれば、銀塩写真も衰退こそすれ細々と生き延びるのではないかという期待はあります。しかし、年々外濠が埋まっていくかのような切迫感は数年来変わりません。愛好家にとって受難の時代はまだまだ続きそうです。
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