先日京都の「きのした」を訪ねたとき、「一番好きな酒は何か」という話になりました。数ある酒の中から一つに絞ることなどもちろんできず、近畿の酒ならどうかと考えたとき、浮かんできたのが「不老泉」でした。それに対して店主から「しんどい」の一言が発せられたとき、言い得て妙と納得させられました。淡麗辛口とは対極にある、いかにも「呑んだ」と実感できる骨太さこそ、この酒の真骨頂だと私は思います。
★不老泉 山廃純米吟醸原酒
上原酒造(滋賀県高島市)
原料米 山田錦
精米歩合 55%
アルコール分 17度以上18度未満
日本酒度 +6
酸度 2.0
滋賀県大津市 小川酒店にて購入