日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

秋霖の会津を行く - 帰着

2016-09-20 00:21:12 | 甲信越
帰宅しました。中日に野暮用が入るという悩ましい事態に直面し、半年にもわたって収拾策を考え抜いたにもかかわらず、土壇場の詰めを誤り、初日については何とも悔いの残る結果でした。しかし、名酒場を実質一人で借り切った会津の夜は上々で、最終日の乗車も完勝に終わり、さらには「魚仙」で最後を飾ることができました。敗北感に打ちひしがれる場面もあったとはいえ、どうにか立て直せたのを幸いに思います。

次はいよいよ中二日で長旅に出るところまで来ましたが、九州か北海道かという二者択一の状況の中、にわかに北海道へ傾きつつあります。最大の理由は天候です。現時点で判明している来週水曜までの予報を見る限り、九州では全体的に曇りか雨が多く、さらには気温も高くて蒸し暑そうです。昨日までの蒸し暑さが旅先でも延々続くかと思うと、北海道で寒さに震えながらキャンプがしたくなってきたとでも申しましょうか。
加えて、先日の台風により北海道が深刻な被害を受け、鉄道路線についても少なからぬ区間が不通となってしまいました。中には存続問題が表面化している区間もあり、このまま復旧せずに廃止という事態もあり得る状況です。九州の鉄道は二年後、三年後でもおそらく走っているでしょう。しかし北海道の場合、二、三年後のことですら予断を許しません。そのような状況において、渡道を一回見送ることの損失が無視し得ないほど大きくなっているのが実情です。直前まで天候を見極めて判断しますが、現地の予報が一変したり、台風でフェリーが欠航するなどの事態にならない限り、再び北海道へ渡る可能性は高そうです。
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