日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

汽車旅in東北2011三日目(12)

2011-01-10 23:47:39 | 東北
帰宅しました。東京までの3時間半の移動が思いの外長く感じられました。それもそのはず、時間でいうなら岡山から帰るよりも長く、仙台から東京までの倍以上です。新幹線で直帰できるようになったことで、かえって青森の遠さを実感することになるとは思いませんでした。
函館に行き損なったという誤算はあったものの、これは津軽の居心地がそれだけよかったということでもあります。仙台と津軽を味わい尽くして、思い残すことは何もありません。ただし冬の汽車旅はまだ終わりません。来月は雪燈籠見物で津軽を再訪することになるでしょう。それを含めて、次回のプランがほぼ出来上がっています。果たしてどこをめぐることになるのでしょうか。お楽しみに(ニヤリ)
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汽車旅in東北2011三日目(11)

2011-01-10 19:42:29 | 東北
全行程終了です。最終の新幹線で帰ります。昨年のようなトラブルがなければ当日帰着となるでしょう。

★新青森1933/はやて42(3042B)/2308東京
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汽車旅in東北2011三日目(10)

2011-01-10 18:04:44 | 東北
来た道を引き返して青森へ向かいます。小さな駅に粉雪がはらはらと舞っています。
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汽車旅in東北2011三日目(9)

2011-01-10 17:34:25 | 温泉
最終目的地が仙台から青森に代わって、旅の終わりがいつもより少し早めに訪れました。大トリは津軽尾上の「大和温泉」で締めくくります。温泉の宝庫である津軽の中でも、とりわけ豊富なのが弘南線沿線で、駅から歩ける範囲で数えてもざっと五、六湯の温泉があります。その中でも駅に一番近いのがこの温泉です。駅から一分と歩かずにたどり着く町中の立地に由来するのか、建物の外観や内部の造りが典型的な津軽の温泉とは一線を画していて、湯の町の共同浴場のような風情が漂います。番台を通って脱衣所に入ると、幅一杯に広がるガラス戸の向こうに銭湯そのものといった設えの洗い場が整然と並び、一番奥に長方形の浴槽が鎮座しています。浴槽は決して大きくないものの、無色透明無味無臭の源泉が贅沢に掛け流されて大理石の縁から轟々と溢れ出し、洗い場を伝って手前へ流れます。脱衣所、洗い場、浴槽の全てが直線基調で造られる中、かまぼこ形の天井だけが曲線を描いており、直線と曲線の絶妙な組み合わせも秀逸。旅の最後を飾るにふさわしい一湯です。

★大和温泉
青森県平川市中佐渡南田1-2
0172-57-2852
600AM-2200PM
入浴料 350円
泉質 単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
泉温 44.5度
pH 8.39
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汽車旅in東北2011三日目(8)

2011-01-10 16:26:33 | B級グルメ
駅前の「輝洋食堂」でご当地名物の焼きそばをいただきます。以前この店でつゆ焼きそばを食したときは、つゆを吸い込んだ大量の麺に圧倒されたものですが、今回頼んだノーマルな焼きそばもなかなか食べ応えがあります。豚肉、玉葱、キャベツ、もやしと人参を炒めて平打ちの縮れ麺と合わせた、それ自体は正統派のソース焼きそばなのですが、これがとにかく塩辛いのです。まさに東北というべき濃い味付けは、関西人が好む「焼きそばとご飯」の組み合わせにも向きそうです。

輝洋食堂
黒石市大町2-51
0172-52-4008
1000AM-2000PM
焼きそば500円
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汽車旅in東北2011三日目(7)

2011-01-10 15:22:40 | 東北
黒石に着きました。こみせ通りが有名ですが、既に何度か訪ねた上に、駅からそこそこ距離があるので、今回は駅の近くを散策するだけにします。一見すると観光地でも何でもない地方のさびれた町並みでありながら、それぞれの建物が古い上に個性的で、実にいい味を出しています。
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汽車旅in東北2011三日目(6)

2011-01-10 14:31:23 | 東北
弘前からは弘南電車で黒石へ向かいます。昔懐かしい二両連結の電車が、一面の雪原を滑るように走ります。
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汽車旅in東北2011三日目(5)

2011-01-10 13:40:30 | 東北
新幹線の開業で動向が注目された青森駅ですが、約一年ぶりに訪ねてみると駅舎に手が加えられ、外周には張りぼてのごとき装飾がなされ、窓口や売店も現代的に改装されて、若干風情が損なわれてしまいました。とはいえ駅舎自体は昔ながらの建物で、ホームへ続く長い跨線橋もそのまま残り、函館駅と違って往年の設備が随所に残されています。常々申していることなのですが、青森の駅と街には鉄道華やかなりし頃の面影が今なお残っています。弘前のような、戦災を逃れた古式ゆかしい街というわけではありません。しかし、駅と港と市場があって、駅前食堂と商人宿が軒を連ねて、北海道への玄関口として幾多の人と物とが行き交ったであろう古きよき時代が偲ばれます。新幹線が延びるにつれて、東北の県庁所在地の駅がことごとく変貌を遂げる中、新幹線が逸れた青森駅は唯一の例外になりました。それがよいことなのか悪いことなのかは一介の旅人には知る由もありませんが、願わくばこの旅情あふれる駅と街並みが末永く変わらずにいてもらいたいものです。
青森からは列車で再び弘前へ向かいます。結果としては弘前でレンタカーを返しておけばよかったのですが、それは終わったからこそいえることなので仕方がありません。外は再び吹雪いてきました。

★青森1346/つがる6(2046M)/1410弘前
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汽車旅in東北2011三日目(4)

2011-01-10 12:50:10 | B級グルメ
駅前で寿司をいただきます。今回は趣向を変えて、いつものアウガではなく「大黒寿司」を選択します。駅前のロータリーの前、再開発ビルの1階にある小ぎれいな店構えから、その存在は知りつつも敬遠していた店ですが、ものの試しに訪ねてみると、飴色に光るこざっぱりしたカウンターが気持ちよく、にぎりが千円足らずと価格も手頃。しかも安かろう悪かろうではなく、いか、まぐろ、帆立など本場青森のネタが一通り盛り込まれた本物の寿司です。もちろん寿司に関して高みを目指せばきりがなく、あと10倍20倍の予算をかければ全く違う境地にたどり着くのでしょう。しかしB級専門の自分はこれで十分です。寿司以外にもなまこ、たつといった旬の食材に貝焼きなどの一品料理、さらには酒肴も一通り揃って、酒は田酒が選び放題という充実ぶりです。大阪の大衆寿司を、価格そのままでワンランクグレードアップしたような店とでも申しましょうか。今回は列車までの時間がなく、950円のすしランチだけで切り上げますが、これなら帰りの新幹線を待つ間に〆の一献を傾ける向きにも好適です。なんでも駅の周辺にはこの手の店が何軒もあるようです。次回以降の大トリは寿司屋で決まりですね(ニヤリ)

大黒寿司
青森市新町1-2-6
017-722-6480
1000AM-2200PM(火曜休)
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汽車旅in東北2011三日目(3)

2011-01-10 12:23:14 | 東北
ここで毎度おなじみの予定変更があります。函館は取り止めて津軽に終日滞在することにしました。11時台の函館行の列車をあと少しのところで逃してしまい、その次の列車で函館へ向かっても、たかが二時間ほどしか滞在時間がとれなくなったというのが直接の理由です。ただ、雪晴れで日和がよく、このまま津軽に滞在するのも悪くはないと思っていたところだったため、それはそれで納得しています。まずは青森の駅前で腹ごしらえをして土産を買い、それから列車で弘前へ戻り、弘南電車で黒石の町を訪ねて、最後は温泉に寄って帰ります。
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汽車旅in東北2011三日目(2)

2011-01-10 10:04:38 | 温泉
7号線を青森へ向かって移動中です。昨年も立ち寄った花咲温泉で朝風呂に入ります。昨日のつるまい温泉と同様、絵に描いたような津軽の温泉銭湯で、前室を設けた入口の設えに雪国らしさが感じられます。こんな温泉が一桁国道の片側2車線のバイパス沿いにあるというのが津軽ならではです。褐色のなめらかな源泉は昨日のお湯に似ていますが、こちらはわずかに熱めでほのかな油臭が漂います。

花咲温泉
弘前市大字津賀野字浅田987-1
0172-35-5550
600AM-2300PM
入浴料350円
泉質 ナトリウム塩化物泉
泉温 51度
pH 8.0
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汽車旅in東北2011三日目(1)

2011-01-10 09:38:22 | 東北
昨日は宿に戻るやいなや倒れ込むように眠ってしまいました。寝不足が続いた上に、雪道を走って知らず知らずのうちに疲労が蓄積していたということなのでしょう。冬の津軽を何度か訪ねた中でも、今日はとりわけ寒くて雪深い一日でした。なにしろ二、三分も車を停めれば雪だるまと化して、ブラシで雪を払わなければ走り出せないような降りようです。そんな大雪には北海道でも遭遇したことがありません。轟々と舞い上がる地吹雪の中を走って身も心も冷え切れば、たどり着いた街の明かりがことさらに温かく感じられます。名所や絶景をいくつも訪ねたわけではありません。しかし、津軽の冬の厳しさと、その中に息づく人の暮らしの温かさを体感できたという点ではよかったのではないかと思います。
この後は朝風呂に寄りつつ青森へ戻ってレンタカーを返し、列車で函館へ移動して、夕方の列車で帰路につく予定です。例によって出発が遅れ気味なので、その分函館での滞在時間は短くなります。ただ行って折り返すのに近くなるようであれば、そのときは代替案を考えることにします。
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