今日の一枚

時折、季節の写真などを掲載します。

台高 馬ノ鞍峰 新緑とアケボノツツジなど

2008-05-04 | 山歩き

 台高山脈(高見山から大台ヶ原に連なる奈良県と三重県の境辺りの山並み)の大台寄りになる山で馬ノ鞍峰(1177m)へ行ってきました。川上村から入り、紀ノ川の源流部になります。昔はかなりの山奥と思われていたところです。 今回は近くまで舗装も延びていましたし、目印も付けられていて迷う心配は少なくなっています。ただ山の斜面に延びる山道は狭いので転落しないように注意が必要です。

 高木が多いところで普段はうっそうとするほど薄暗い所ですが、新緑が始まった時期ですので、若干明るく感じました。この時期にはミツバツツジが先ず咲き、続いてアケボノツツジが咲きます。1000mぐらい以上の山地の崖地に育つようです。

 そう期待して行ったのですが、駐車場にも車が少ないし、若葉はきれいでしたが、尾根に出てもなかなかアケボノツツジが見あたらないので、初めはおかしいなと思いながら歩いていました。しばらく行ってからは、次々とアケボノツツジが現れ、それもちょうど見頃時期でした。今までで一番たくさん見られたように思います。

 淡いピンク色をした大きめの花で、大きな木ですので、尾根付近や少し下の斜面に枝を伸ばして高いところで花が咲いています。5mくらいの高さがあります。遠くからでもよく見えます。

 またその咲いている付近の景色がなかなか趣があります。超ひっそりとしてなかなか近寄りがたい雰囲気の場所ですが、木の根っこが露出し落ち葉が堆積してふわふわになった尾根道を登っていきます。変化に富んでいて少し深い森の雰囲気です。

 ミツバツツジも同時に咲いていました。同じピンク色ですが、こちらははっきりとした濃いめの色です。シャクナゲの木もたくさんあるのですが、それはまだ蕾で、もう少し先に一斉に花を開くのでしょう。

 尾根に出るまでの山道から見下ろす川の源流の景色も印象的でした。源流付近やかくし平付近は、全般にかなり湿っぽいです。尾根手前の斜面は昨年の落ち葉が堆積し、その間からギンリョウソウもあちこちから出かけていました。

 写真が多いですので、二日に分けて掲載します。小さな写真のクリックで拡大画像が見られます。