天気の予報では午後からは晴れてくる予報でしたので、ちょうどいい時期かなと思い東吉野のよく行きます明神平方面へ行きました。
雪は多い方で駐車場所にも早く着きいつも通りに8時ごろから上っていきました。数人の人が上は吹雪でそこまでで引き返して来られたと聞きながらも、その程度が理解できていなかったようです。
明神平に近づいてからは吹雪がかなりひどくなり雪を避ける場所がないのであしび山荘の階段の下に入りましたが、そこまでも吹雪が入り込み寒さはますます厳しくなりました。リュックの中にもすぐに雪が入り込み、手袋を取ったものだから、濡れた手が赤く変わって手の感覚もおかしくなり、とてもとどまっていられませんでした。寒さで少し震えてきました。
早く脱出しなければというので、吹雪のためにどこが道だったかもわかりにくい足が埋まってしまうよな雪の中を大慌てで下りました。アイゼンの裏には雪が団子について歩きにくかったです。そのためか下の方で、沢にかけた梯子を下りようとして足を踏み外して落ちました。そんなに高さもない場所でしたし雪がふわふわして何事もなかったです。吹雪の中を何とか下りました。
下の温泉で時間を過ごした後は嘘のように青空も見えるし、雪をかぶった山はきれいにも思えました。下りるにつれて道路の雪も融けてきて、朝のは何だったのだろうという感じでした。一番タイミングの悪い時間に頂上に着いたようでした。
上では写真を撮るという余裕はなく少し下って撮ろうとデジカメのケースを開けましたら、ケースの中もカメラも雪で凍り付いているように見えちょっとその吹雪はとれませんでした。ずっと下の方できれいな鳥が木に残っている葉を啄んでいました。
