MT MANIAX

苦難の時にこそ、われわれは隣人に対して寛大であらねばならない。そうしていれば世界はわれわれにとって寛大なものになるはず。

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ

2008年01月19日 | 映画
監督:北村拓司、出演:市原隼人、関めぐみ、浅利陽介、三浦春馬、野波麻帆、板尾創路、日本、2007

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 人生の目的が見つからず無為な日々を送る中で不安と焦りばかりを募らせている高校生の山本陽介。そんな彼の目の前で、ある時突然、チェーンソーを振り回す不死身の男と制服の美少女・絵理との激しいバトルが繰り広げられる。何が何だか分からないながらも、このチェーンソー男を倒さないと自分たちに希望はない、と悟る陽介。そして絵理を助けるため、彼女と2人でチェーンソー男に立ち向かっていく陽介だったが…。
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 これはallcinema ONLINEに書かれていたあらすじです。主人公とヒロインのキャラクターの位置づけは『最終兵器彼女』のようです。最近、流行なのかな、このパターン。あんまり触手が動かされるようなあらすじではありませんが、予告編でかっちょいい映像が流れていたため、観に行くことにしました。
 また、出演者も、意外と私が好きな役者さんたちが出ていたことも、観に行く気になった理由です。関めぐみは『恋は五・七・五!』以来、久しぶりです。注目していたというわけではないのですが、スクリーンで観る限り、女性にしては少しだけ長身の女優さんに見えましたので、活躍の舞台はあるだろうなあ、と思っていました。浅利陽介は『ALWAYS 続・三丁目の夕日』に出演していた役者さんです。ヘタレ青年の役がピッタリはまっています。調べているときに気がついたのですが、2000年のテレビドラマ『永遠の仔』に出演されていたのですね。板尾さんはあらためて書くこともないのですが、大好きな芸人さんです。
 正直なところ映画の物語には期待していなかったのですが、想像していたよりも青春映画としてまとまっていたと思います。映画の前半でチェーンソー男がなぜ生まれたのか、ヒロインの雪崎がどうして驚異的な運動能力を身につけたのか、ということについて少しだけ触れられていますが、理由になっていませんでした(笑)。アメコミ系ヒーロー映画のように誕生秘話にダラダラ時間を費やしていませんので、これぐらいの方が潔いと思います。
 映像については、チェーンソー男がかっこいいです。黒光りして重厚な感じです。映画の冒頭の、月からものすごいスピードで中人口たちに襲い掛かろうとしてくるチェーンソー男は良かったです。
 他の映像については、バイクで主人公が走るときに赤いバラの花びらが流れ散る映像が良かったです。予告編で流れていた映像です。あれは良かったです。他のシーンは、何かの映画で見たような映像があり、真似だなあ、と思いました。監督がテレビCM出身の方のですので、特徴が現れていたと思いました。


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