MT MANIAX

苦難の時にこそ、われわれは隣人に対して寛大であらねばならない。そうしていれば世界はわれわれにとって寛大なものになるはず。

「メリーに首ったけ」をDVDで観ました

2007年02月18日 | 映画館以外で観た映画
 近くの電器屋さんで『メリーに首ったけ』の「もっと過激に全開(フルスロットル)バージョン(スペシャル版のこと)」が2000円で売られていました。定価は約3000円です。以前から『メリーに首ったけ』のDVDを購入したいと思っていましたので迷わず買いました。
 初めてキャベロン・ディアスを観たのは1994年の『マスク』でした。しかし、当時はマスクのCGの素晴しさと、ジム・キャリーの演技力に夢中となってしまい、キャメロン・ディアスにはあまり気にしませんでした。しかし、確か日本では1999年に公開したと思うのですが、『メリーに首ったけ』を映画館で観て、すごい女優さんがいるもんだなあ、と思いました。そりゃこんな人が身近にいれば、みんなが首ったけになるのも無理がありません。キャメロン・ディアスの魅力の一つは「親しみやすさ」であると思っています。ハリウッドの有名女優で日本人にも感じ取れる「親しみやすさ」を兼ね備えた人は少ないと思います。そんなキャメロン・ディアスの魅力一杯の映画が、この『メリーに首ったけ』でした。
 この映画を1999年に映画館で観たとき、本当に大笑いしてしまいました。可愛らしい犬に大怪我を負わせたり、障害者のふりをして人を騙すやつが登場したり、タブーと思われていたことを笑いにしていたためです。
 もっとも大笑いしたのは、「マメとソーセージ」のシーンと、犬と大格闘するシーン、そして足の悪い人が床に落ちた鍵を拾うシーンです。バカなシーンなのですが、めちゃくちゃ大笑いしました。
 今回、DVDで久しぶりに観たのですが、相変わらず面白かったです。

推理小説

2007年02月18日 | 
秦建日子、河出書房新社(河出文庫)、東京、2005

 本作品の単行本が出版されたのは2004年です。その本の『推理小説』というタイトルに惹かれ、頭の片隅でいつも気にしていました。『推理小説』とは、なんと挑戦的な題名なのでしょうか! 映画館で『アンフェア』の予告が流れており、テレビドラマだけではなく映画化されることも知りました。それを機会にしてこの文庫を購入することを決めました。タイトルだけではなく、次の紹介文を読んだだけでも興味がわいてしまいます。

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出版社に届いた『推理小説・上巻』という原稿。そこには殺人事件の詳細と予告、そして「事件を防ぎたければ、続きを入札せよ」という前代未聞の要求が・・・・・・FNS系連続ドラマ「アンフェア」原作!
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 非常に面白い本でした。筆者の秦建日子はもともと劇作家・シナリオライターをされていたそうです。その経験が生きているのかもしれませんが、この『推理小説』には映画やテレビ向きの表現がいくつも見受けられ、面白く感じられました。ときおり、文中に四角で囲った箇所があったり、非常に大きな文字で書かれたページもありました。普段ならばこのような凝った文体が、私は好きではないのですが、この本では嫌味に感じられず、非常に効果的に使われていると感じました。