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タイムボカン

フィクションで描いた歴史として、見逃せないのが『タイムボカン』。
三蔵法師、弁慶、リンドバーグなどの時代を取り上げている。

タイムボカンのモデルとなった昆虫はカブトムシ(1号機、メカブトン)、テントウムシ(テントウキ)、バッタ(2号機)、クワガタムシ(3号機)であったが、仮面ライダーのモデルとなった昆虫もバッタ(1号、2号)、カブトムシ(ストロンガー)、テントウムシ(電波人間タックル)、クワガタムシ(クウガ)がそろっている。

『タイムボカン』では、丹平、淳子たちが出会った「三蔵法師」はアル・カポネ(Alphonse Gabriel Capone、1899~ 1947)の子孫・「アル・カモネ」がマージョたちのガイコツメカに密航して唐を訪れ、変装した姿だった。

17世紀の南フランスに行ったマージョが「魔女」とされ、ワルサー、グロッキーとともに処刑されかけたが、寸前でガイコツメカを使ってタイムスリップした。当時の欧洲人とマージョは日本語で会話したのだろうか?

『オタスケマン』のWikipediaの解説にあるように、『タイムボカン』のダイナモンド、『ヤッターマン』のドクロストーン、、『ゼンダマン』の命のもとといった宝物探しは『オタスケマン』で一旦、影を潜め、歴史そのものが前面に出ていた(モノ探しは次の『ヤットデタマン』でジュジャク探しとして復活)。つまり、『オタスケマン』は『ドラえもん』で時々、出てくるタイムパトロールをメインにすえた作品であった。

リアルタイムで観ていたときは、タイムボカンシリーズで楽しめたおなじみの路線に、いい加減、飽きが来ていた時期で、そのあとに路線変更した『ヤットデタマン』のほうがいいとおもったものだ。
しかし、今になって『オタスケマン』を観れば、充分に作品のよさがわかるとおもう。

『オタスケマン』は歴史を守ることと、それを改竄することが、同じ勢力による表裏一体の行動であることを示している。
また、のちに『クリィミーマミ』で声優として共演し、アニメの声と歌で活躍する水島裕と島津冴子がこの『オタスケマン』で主役2名の声を担当している。

『のび太のパラレル西遊記』はドラえもんのミスによる歴史の大変化で、ドラえもんがタイムパトロールに逮捕されても不思議のない展開だった。

www.flets-square.info/trial/from/tatsunoko/timebokan/index.html
Wikipediaタイムボカン>放映リスト

『タイムボカン』(75~76年)
www.tatsunoko.co.jp/works/timebokan/timebokan.html

『ヤッターマン』(77~79年、2008年、実写映画2009年)
77~79年の作品では、第38話「忍者サスケは男だコロン」のみ、時間移動。ただし、ボヤッキーの夢だった。
ヤッターアンコウをタイムマシンにするもので、ヤッターアンコウの場合、「メカのもと」は操縱室から入れる。
www.tatsunoko.co.jp/works/yatterman/yatter.html

『ゼンダマン』(79~80年)
www.tatsunoko.co.jp/works/zendaman/zendaman.html

『オタスケマン』(80~81年)
www.tatsunoko.co.jp/works/otasukeman/otasukeman.html

『ヤットデタマン』(81~82年)
www.tatsunoko.co.jp/works/yattodetaman/yattodetaman.html

『逆転!イッパツマン』(82~83年)
www.tatsunoko.co.jp/works/ippatsuman/ippatsuman.html

『イタダキマン』(83年)
www.tatsunoko.co.jp/works/itadakiman/itadakiman.html

『怪盗きらめきマン』(2000年)
www.tatsunoko.co.jp/works/archive/kiramekiman.html

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2008年7/16前後 7/19~20


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オタスケマン
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