アスパラガス、オランダキジカクシ(阿蘭陀雉隠)
ユリ科 クサスギカズラ属
学名: Asparagus officinalis L.
※科名は、APG植物分類体系ではキジカクシ科、クロンキスト体系及びエングラー体系ではユリ科になります。
昨年一年生のアスパラガスのポット苗を5ポット購入し、せんぜ畑に植えました。
楊枝のように細い茎の苗でしたが、今年は鉛筆ほどの太さの茎になり、花を咲かせました。
今年は株を充実させるために収穫はせずとし、来年に期待です。
アスパラガスは雌雄異株(しゆういしゅ)で雄株と雌株があり、それぞれ雄花、雌花を咲かせます。
雌花です。
雄花です。
野菜としてのアスパラガスは、雄株か雌株かによって収穫に影響が出てきます。
雄株は細めで沢山の芽が収穫できる、雌株は太い芽が収穫できますが本数は少ないとの事で、栽培農家で栽培されているアスパラガスは雄株が多いようです。
アスパラガスの和名にオランダキジカクシ(阿蘭陀雉隠)がありますが、オランダのキジカクシ、オランダから伝わったキジカクシに似た植物という意味になるのでしょう。
という事は、日本にキジカクシという植物があるという事になります。
上の3枚の写真は、高ボッチ山麓で撮影したキジカクシ(雉隠)です。
アスパラガスの和名がオランダキジカクシという事に納得です。
キジカクシ(雉隠)
ユリ科 クサスギカズラ属
学名 : Asparagus schoberioides Kunth
なんて可愛い!!!
どこかで見たことがある!
『オオバタケシマラン』に似ているかなぁと思いながら、自分の写真を探してみたら、
『オオバタケシマラン』は、実にカーリーでした…。(^^;)
でも、このアスパラガスの雄花の質感といい、どこかで見たような気がしてなりませんが、
なかなか思い出せません…。(^^;)
草花から離れてしまったでしょうか…。
特に雄花は小さな花の中にオレンジ色の葯の塊が見えて色を添えています。
アスパラガスの花、何の花に似ているのか私も浮かびませんが、ユリ科の花の何かに似ているのだと思います。
キジカクシは日本の山野に自生している植物で、アスパラガスと同じに、赤い実をつけます。
まだ一度もこの赤い実を見た事がありませんので、今年は見つけてみたいと思っています。