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信州松本からの投稿(2004年11月11日~)

馬場屋敷で見た松本押絵雛 「桃抱き童子」

2016-04-04 | 松本の話題・情報
馬場屋敷で見た松本押絵雛

馬場屋敷で見た松本押絵雛 「桃抱き童子」

「桃抱き童子」


松本の押絵雛は、天保年間 (1830~1844) に始まったとされ、錦絵を基にして小さな押絵雛が作られていたようです。
明治頃からは需要に応えるために分業化(顔描き・顔張・胴張・下絵描き・心拵え・台造りなど)が進み、押絵雛も大型化してきたようですし、松本の特産品として県外にまで販売されていたようです。
松本の押絵雛は鉄道が開通した明治後期から、次第に座雛に取って代わられるようになり、大正期には技術を保有する人が途絶えてしまい姿を消しました。
しかし、博物館や民家に残る押絵雛を参考に松本押し絵雛研究会(ベラミ人形店)がその技術を復活させて、復元製作されています。

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