花の名前・木の名前・名前の由来

草花や木についている名前の由来。誰が付けたか分からないけど、知って納得のもの、「?」のもの、いろいろあって、面白い。

カラスノエンドウ(烏野豌豆)・スズメノエンドウ(雀野豌豆)

2009年06月01日 | 草花・植物

 カラスノエンドウ(烏野豌豆)・スズメノエンドウ(雀野豌豆)マメ科ソラマメ属 
ヤドカリくらぶ   

 

カラスノエンドウ名前の由来 花を見れば「マメ科、エンドウ豆」の種であることがわかる。
       しかも食べられるので、「エンドウ」の名がついた。
       「カラス」は、熟した莢が黒い「カラス色」になることから。
「スズメノエンドウ」:
「カラスノエンドウによく似ているが、小さいことから。

別名「シービービー (シービービー豆)」:莢に詰まった豆を取り除き、付け根を少しちぎり、とがった方を口にくわえて吹くと「シービービ」と音がする。

 

野原や土手だけではなく、町の中でも、よく茂る。この繁殖の仕方は、雑草の仲間と言ってもよいと思う。
植え込みにも、枝にからみつくようにして、大量に繁殖しているのをよく見かける。

 

《食べる≫実が出来てまだ軟らかいうちは、莢ごと「キヌサヤ」のようにして食べられる。
少しでも固くなったら、莢ごとは食べられない。剥いて実だけを茹でて食べられる。
黒く熟したものは、食べたことがない。豆をやわらかく戻せば、食べられるとは思うが、手間をかけてまで食べるものか否か。
蔓の先端の若芽、若茎も、柔らかいうちは「天ぷら・炒め物・素揚げ」にして食べられる。

 

《肥料に使う》「窒素」成分があり、肥料としても使える。今年初めて家庭菜園にすきこんでみた。
「緑肥」 といい、レンゲソウと同じ「根粒菌」が付いている。葉や茎を緑のまますきこめば土を肥やす働きがある。(根粒菌には「窒素」が含まれている)