花の名前・木の名前・名前の由来

草花や木についている名前の由来。誰が付けたか分からないけど、知って納得のもの、「?」のもの、いろいろあって、面白い。

タネツケバナが咲きだしています。田植えの準備は……

2011年03月30日 | 四季の風景

                 タネツケバナ(種漬花・種付花 アブラナ科タネツケバナ属

3月11日の大震災と巨大津波。
それだけでも、魂が抜けそうな被害だったのに、東京電力の原発事故。
家も財産も、家畜も、農地も漁業の生産手段も、みんな置いて避難所の生活。
しかも、一つところに落ち着くこともかなわず、こんな目にあうなんて。

今日、震災後初めて、草むしりをしていたら、「タネツケバナ」が咲いていました。
タネツケバナの名前の由来は、「種モミを、水につける時期」からきているという説が。
農家の方は、気が気ではないと思います。
もうすぐ、春の気配。
やらなきゃないことが、山ほどあるはず。
一度耕作を放棄した土地がどうなるか、みんな知っています。

自然界は「春だ春だ」と、早春の花をひらかせ始めています。気が気でありません。
原発事故収束の糸口は、見つからないのでしょうか。

「タネツケバナ」のもう一つの由来に、「種の繁殖力の強さから、種付けうまの意味合いで、付けられた」という説もあります。
しかし、この花が水田雑草の一つであり、水田を白く染めて開花すると、「種籾(たねもみ)」の下準備をせかされているような気がして、付けられた名前であると思います。
    

さくらだという
春だという
一寸、お待ち
どこかに
泣いている人もあろうに
    山村暮鳥    新聞に紹介されていました。







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