花の名前・木の名前・名前の由来

草花や木についている名前の由来。誰が付けたか分からないけど、知って納得のもの、「?」のもの、いろいろあって、面白い。

オウレン(黄蓮)・カクマグサの名前の由来

2008年10月17日 | 草花・植物

☆.:*:・''・:*:.☆.:* オウレン(黄蓮)  キンポウゲ科オウレン属 ・雌雄異株 ・''・:*:.☆.:*:・''''・ 

薬草として知られている。、雪が解ける前から咲き出す「早春花のなかの早春花」。
「キクバオウレン」は、常緑。
「セリバオウレン」葉細い葉で、涼やか。実もまた観賞できる。
中国から薬草として渡来した時点で、在来種の「カクマグサ(加久末久佐)の名がすたれ、漢名の「オウレン」で呼ばれるようになった。

≪別名≫ カクマグサ(かくま草)
       「かく」は「固い」の意味で、根が固いことから「固い根の草」に由来する。
≪名前の由来≫ 根茎を切ると黄色でやや肥厚して、筋状に球が連なっていることから。
  同種のものは、葉の形状から「クキバ」「セリバ」「コセリバ」と区別される。            
  「バイカオウレン」は、梅に似た白い花を咲かせる

      2008/3/17仙台市                オウレンの実20086/24

        

≪薬草としてのオウレン≫
漢方では「三黄丸(サンオウガン)」日本でも古くから薬効が、知られていた。
健胃・整腸剤として、消化不良や下痢止めに用いる。成分の「アルカノイド」は有毒。
薬草サイトhttp://www.e-yakusou.com/yakusou/070.htm

.。o○○o。.  .。o○○o。  和歌に詠まれたカクマグサ  .。o○○o。.  .。o○○o。

うもれける 水際隠れのかくも草 葉末もみえず 行きかくれなむ 
 古今和歌六帖

「かくま草」。この和名が使われなくなったのは残念な気がします。