牛込日乘

日々の雜記と備忘録

二月もはや六日…

2008-02-06 23:59:48 | Weblog
 金曜日、ようやく娘が退院。出社前に病院に寄り、服、おむつ、絵本などを家に持って帰る。すっかり元気になり、心なしか体重も増えたような感じがする。

 土曜は女子医大に入院中の義母が来宅。午後は出社。

 日曜は雪の中、定例の読書会でテネシー・ウィリアムズ(1911-1986)の短編集を読む。六〇〇ページ近いボリュームで事前にあまり読めなかったとはいえ、読んだ十数編はすべてよかった(特に戦前から戦後にかけての作品)。ホモセクシュアル故に女性の描き方が類型的という穿った見方もできるのかもしれないが、メジャーな演劇人として有名なこの作家がマイナー・ポエット的な味わい深い短編を膨大に残していたとは知らなかった。交流のあったゴア・ヴィダルによるイントロダクションもよかった。

TENESSEE WILLIAMS Collected Stories (VintageClassics, 1999)

 仕事は、ようやくマラソンで言えば競技場に帰って一周する段階になってきた。最後にこけないようにしなければと思いつつ、なかなか思惑通りにはいかないのであった。