遠き国
2024-08-03 | 雑記
ふらんすへ行きたしと思えども
ふらんすはあまりに遠し
・
・
と、詩ったのは萩原朔太郎でしたが、
実際には行けなくとも、
世界は遠くないように感じられる昨今です。
娘から、
フランス土産が届きました。
私は、暑いので家にいることが多く、
相変わらずの動画三昧で、
フランスもエジプトも、
なんなら世界中をいながらにして回っているような日々です。
エジプト考古学者の「河江肖剩の古代エジプト」チャンネルはよく見ていますが、
3000年以上も前の、
色彩の残る壁画を目の当たりに見られるのも
なんとすごい事だと思いませんか。
河江チャンネル「解説ラメセス2世」より
これは、ラメセス2世の正妃、
ネフェルタリのお墓の壁画ですが、
当時の色彩が残る壁画の素晴らしさには目を見張るものがあります。
壁画に描かれたものは全てに意味があり、
次々と現れる神々によって冥界へと誘われる過程が表されます。
ミイラに仕立て、
一人の権力者を冥界へと誘うために、
どれだけの人々が、背後で身を削り、
後世にこれだけの物を残したかにも思いは至ります。
が、
エジプトのファラオの墓たるや、
想像を絶することばかりです。
もう30年以上も前に買ってきた、
我が家にあるパピルスに描かれた絵ですが、
ここにきて初めて、
描かれた者の正体がわかりました。
ホルス神に手を引かれる
ハトフル神となったネフェルタリの姿です。
「家の守り神」と言われて買ってきたのですが、ただ物を知らなかっただけのことでした。
最近は、旅行も自由になり、
河江氏のチャンネルも新たな展開を見せています。
ツタンカーメンの黄金のマスクも、
近々大エジプト博物館へ移動されるんでしょうね。
やはり実際に行くとなると、
フランスもエジプトもあまりに遠し、、
ですね。
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