mola_circus モラを楽しむ

パナマのクナ族が着ているモラ(ブラウス)は、模様がまるで絵画のようです。いっしょにモラを楽しみませんか。

樋口詩乃個展

2022-09-07 | 作品展覚書
大分アートプラザ2Fで開催されている
日本画家 樋口詩乃個展へ
誘われて行ってきました。










「晴れ間」2022年
青色に錆が浮き出したような枯れ様も美しい紫陽花。





大分アートプラザ2Fメインホールはとても広い会場です。

大作も目を引きますが、
全体で50点の作品と出会いました。




これは「枯れ牡丹」と題された作品です。

大きさがこれでは伝えられませんが、
「2016 麻紙、膠、岩絵の具、水干、
アクリル」とだけで、確かな数字はわかりません。

私の見たところでは、幅150高さ150+
しかし大外れの数字かもしれないし、、
大きいとだけご理解下さい😅






「白皙」2016 麻紙、膠、岩絵の具、水干、アクリル

日本画のイメージとは少し異なりますか、
花鳥風月ばかりが日本画ではないでしょうが、

樋口さん独特の画の世界があります。


こちらも、




壁面にドンと構える
「祈り」2013 麻紙、金箔、膠、岩絵の具、水干、アクリル






「あの日人や物が何もかもすべて濁流に飲み込まれて消えていった。
悪夢を終わらせて欲しいと祈るしかなかった。」

東北を襲った大地震をテーマに
多摩美術大学の卒業制作として描かれたと聞きました。









何もかも飲み込まれてしまったけど

このグリーンに再生の祈りが込められていると私は感じました。


会場では、
題名未設定の未完の作品が一つ置かれていて、
樋口さんが絵筆を握って、
その描かれる過程を見ることができます。


若い才能がこれから益々開花していくことでしょう。




「結」 2019 麻紙、膠、岩絵の具、水干、アクリル



期待します。

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