料理とフォト散歩のつれづれ日記

料理と写真について

洛中洛外図屏風 舟木本

2013年12月07日 | 日記

11月末のある日上野へ 

 

久しぶりに会った従兄から

東京国立博物館平成館で開催されている

「洛中洛外図と障壁画の美」で

「舟木本」が展示されているよと聞いて

早速出かけました

 

 

 

室町時代から江戸時代にかけて描かれた風俗画

「洛中洛外図」


その中でも特に浮世絵の創始者とも言われる

岩佐又兵衛が描いた

 「舟木本」

 

確かに表情豊かな人物描写で

当時の活気にあふれた庶民の生活がしのばれます

 

これがその6曲1双の舟木本

屏風の数え方だそうで

六つ折りの屏風が左隻と右隻で1セット、つまり1双

 

実はこの屏風

ワタシの伯父で子供のころ遊びにお邪魔した

滋賀県長浜市で開業医をしていた舟木(本名:船木)が所蔵していたもので

そのため「舟木本」として知られています


飄々とした伯父は余り語らなかったけど

伯母から美出品を色々収集している話を聞いてはいたものの

このような重文のものを持っていたとは知りませんでした




合わせて

同時に展示されていた

フルハイビジョンの4倍の解像度を持つ

4×4mのスクリーン4基に拡大投影された

舟木本VR画像と龍安寺石庭の画像も素晴らしかったデス

 

 昔のプロジェクションは継ぎ目が目立ったもんだけど

特に龍安寺の画像は

全く見た目はわからず一つの巨大な16mのスクリーンのごとくで

数分の間に

夏から紅葉、冬の雪、春の桜、そして梅雨の驟雨と四季が移り変わり

その場にいるような臨場感でした