いざトゥルクへ、のはずだったのだが・・・。移動にかかる往復4時間弱の時間をヘルシンキでの仕入れにあてたほうがよいだろうという話になり、残念ながら今回は断念。個人的にはあの「ビミョー」な空気がきらいではないので、またチャンスがあればぜひ行きたいものだ。
さっそくHKLの窓口でツーリストチケットを買い、まずは地下鉄でハカニエミへ。おなじ「マーケット広場」でも、港に面した「マーケット広場」とは異なり、こちらはずっと地元密着型。マーケットホールは、食料品を中心とした一階と雑貨や骨董、おみやげを扱う店がならぶ二階とにわかれていて、客層も地元のおばちゃんや「おのぼりさん」風情のフィンランド人観光客などがほとんどだ。二階のまんなかには「休憩所」といった感じのカフェがあって、地元のおばちゃん、おばあちゃんたちが話に花を咲かせている。
ふと見ると、おばあちゃんたちが食べている「カレリア風ピーラッカ」がめちゃくちゃうまそうではないか。というわけで、急きょ予定を変更、ここで早めのランチをとることにする。
ほんらい家庭料理であるため、おいしい「ピーラッカ」にありつこうと思ったらどこかの家庭でごちそうになるしかないというのが実際のところなのだけれど、ここの「ピーラッカ」はそれでもかなりイイ線をいっているのではないだろうか。おばあちゃんの味覚を信用してよかったよ。
気づけばすっかり荷物が大きくなってしまったのでホテルに引き返し、仕切り直し。トラムにのって「ヒエタラハティ」へ。ここはフリマでよく知られているのだが、うっかり入れ替えの時間帯(清掃が入るため、午後にいちど全員が撤収する)にあたってしまったため出直すことにする。事前にチェックしていた店をのぞきながら、なかばキレ気味に「おやつタイム」である。
フィンランドのケーキというと主流はやはり焼き菓子で、日本人がイメージするようないわゆる「パティシェ系ケーキ」にはめったにお目にかかれない。フィンランド人にとっての「おやつ」は、ケーキよりはむしろ「プッラ」と呼ばれる菓子パンのたぐいなので、あまりニーズがないというのが実際のところなのかもしれない。いずれにせよ、そんなヘルシンキでパティシェ系のケーキが食べたくなったら、なにがなんでも「Kakkugalleria」に行くべきだ。
このお店をはじめて訪れたのは2001年のこと。当時ヘルシンキ在住だった建築家の関本竜太さんに連れてきてもらったのだった。残念ながらそのときお店はお休みだったのだけれど、すっかり気にいってしまい、以後ヘルシンキにきたらかならず立ち寄ることにしている。
今回はケーキをテイクアウトし、フィンランド人にならい近くの公園で太陽の光をいっぱい浴びながらたべてみた。友人や恋人と、あるいはひとりでと、思い思いの時間をのんびりすごすひとびとのいる「シアワセな景色」を見やりながら、こちらもしばしゆったりとしたひとときをすごす。
一服ついたら、さあ出発。あしたはいよいよ帰途につく日、のんびりしている時間はない。さてと、買い付け買い付け。
さっそくHKLの窓口でツーリストチケットを買い、まずは地下鉄でハカニエミへ。おなじ「マーケット広場」でも、港に面した「マーケット広場」とは異なり、こちらはずっと地元密着型。マーケットホールは、食料品を中心とした一階と雑貨や骨董、おみやげを扱う店がならぶ二階とにわかれていて、客層も地元のおばちゃんや「おのぼりさん」風情のフィンランド人観光客などがほとんどだ。二階のまんなかには「休憩所」といった感じのカフェがあって、地元のおばちゃん、おばあちゃんたちが話に花を咲かせている。
ふと見ると、おばあちゃんたちが食べている「カレリア風ピーラッカ」がめちゃくちゃうまそうではないか。というわけで、急きょ予定を変更、ここで早めのランチをとることにする。
ほんらい家庭料理であるため、おいしい「ピーラッカ」にありつこうと思ったらどこかの家庭でごちそうになるしかないというのが実際のところなのだけれど、ここの「ピーラッカ」はそれでもかなりイイ線をいっているのではないだろうか。おばあちゃんの味覚を信用してよかったよ。
気づけばすっかり荷物が大きくなってしまったのでホテルに引き返し、仕切り直し。トラムにのって「ヒエタラハティ」へ。ここはフリマでよく知られているのだが、うっかり入れ替えの時間帯(清掃が入るため、午後にいちど全員が撤収する)にあたってしまったため出直すことにする。事前にチェックしていた店をのぞきながら、なかばキレ気味に「おやつタイム」である。
フィンランドのケーキというと主流はやはり焼き菓子で、日本人がイメージするようないわゆる「パティシェ系ケーキ」にはめったにお目にかかれない。フィンランド人にとっての「おやつ」は、ケーキよりはむしろ「プッラ」と呼ばれる菓子パンのたぐいなので、あまりニーズがないというのが実際のところなのかもしれない。いずれにせよ、そんなヘルシンキでパティシェ系のケーキが食べたくなったら、なにがなんでも「Kakkugalleria」に行くべきだ。
このお店をはじめて訪れたのは2001年のこと。当時ヘルシンキ在住だった建築家の関本竜太さんに連れてきてもらったのだった。残念ながらそのときお店はお休みだったのだけれど、すっかり気にいってしまい、以後ヘルシンキにきたらかならず立ち寄ることにしている。
今回はケーキをテイクアウトし、フィンランド人にならい近くの公園で太陽の光をいっぱい浴びながらたべてみた。友人や恋人と、あるいはひとりでと、思い思いの時間をのんびりすごすひとびとのいる「シアワセな景色」を見やりながら、こちらもしばしゆったりとしたひとときをすごす。
一服ついたら、さあ出発。あしたはいよいよ帰途につく日、のんびりしている時間はない。さてと、買い付け買い付け。