moiのブログ~日々のカフェ

北欧&フィンランドを愛するカフェ店主が綴る日々のあれやこれや

みるっこ

2005-09-30 23:57:55 | コラム、というか
年もたつと、さすがに店のあちらこちらに調子のかんばしくない部分がでてきたりするもので、ここ数日はグラインダー(コーヒーミル)の様子がなんとなくおかしい。

様子がおかしいといってもべつにあきらかに故障したというわけではなく、なんとなく微粉がふえたとか以前とくらべて挽き目が一定しないような気がするといった、そんなささやかなレベルのものである。とはいえ、いったん気になりだしたら最期、気になって気になって仕方がなくなる性格ゆえ、営業の合間に分解掃除をほどこしてみたりとあわただしい。

moiで使用しているのは、業務用のグラインダーや焙煎機で定評のあるフジローヤル製の「R-220」という機種で、コーヒー専門店などでよくみかける「R-440」という機種を家庭用にコンパクトにしたものである。ちなみに「みるっこ」というステキな愛称もつけられている。「家庭用」とはいえ、いちどに挽ける豆の容量がちがうくらいで、性能じたいは「業務用」とほとんど変わりがないという話だ。じっさい、知り合いの「豆屋さん」によればそうめったに壊れるものではないらしい。

ほんとうなら、不測の事態に備えて「ベンチ要員」を置いておきたいところではあるのだけれど、そのような余裕は残念なことに、ない。鳴りもの入りで登場したルーキーも、そろそろ肘に「不安」を抱える年頃にさしかかってきたということなのかもしれないが、夏も去り活躍の機会もますこれからの時期、なんとかだましだましでもふんばってもらわなければ。

みなさんも、うちの「みるっこ」に温かい応援よろしくお願いします。

トークカフェ「建築家アールトの30代」

2005-09-29 21:27:32 | event
moiのオープン当初からあたためてきた企画が、ようやく陽の目をみることになりました。カフェの空間で、moiになじみの深い方々にフィンランドをはじめとする北欧のアートや文化について語っていただこうという、カジュアルなトークショーです。

今回お話をしていただくのは、moiの設計者でもある建築家の関本竜太(せきもとりょうた)さんです。関本さんは現在、みずから主宰するRIOTADESIGNで数多くの住宅建築を手がけるなど活躍中ですが、2000年にはアルヴァー・アールトの母校であるフィンランドのヘルシンキ工科大学へと建築留学、帰国後も「アルヴァー・アールトの住宅」東京展や「フィンランドカフェ」といったイベントに関わるなど、フィンランドとは切っても切れない関係にあります。

そんな関本さんが今回語ってくださるテーマは、「建築家アールトの30代」。パイミオのサナトリウム、ヴィープリの図書館、自邸、そしてマイレア邸など、大胆な発想と野心的な試みで数多くの「傑作」を世に送り出したアルヴァー・アールトの「30代」を、おなじく「30代」の関本さんが建築家の目線で、自身のフィンランド生活の体験などを織り交ぜつつ、わかりやすくお話ししてくださる予定です。ふるってご参加ください!

タイトル/トークカフェvol.1「建築家アールトの30代」
おはなし/関本竜太(建築家、「RIOTADESIGN」主宰)
日  時/10月12日(水) 19:30~21:00(予定)
会  場/moi(場所はウェブサイトをごらんください)
参 加 費 /2,000円(税込み)
申込方法/メールにて受付。定員に達し次第終了させていただきます。ご了承ください。

参加をご希望の方は、「トークカフェ」参加希望と明記の上、メールにてお名前、お電話番号、参加人数をinfo@moicafe.comまでお知らせください

お申し込みはお早めに!

10/2追記:
おかげさまをもちまして、予定人数に達したため締め切りを終了させていただきます。なお、引き続き「参加希望のメール」を頂いた方につきましては、追加開催がある場合ご連絡させていただきます。追加開催につきましては、今後の動向を見つつ決定させていただきます。よろしくお願いいたします。

10/6追記:
追加開催(10/19)が決定。お申し込み受付中です。くわしくはこちらをご覧下さい。受付人数が少なくなっていますので、お早めにお申し込みください(満席の際にはご了承ください)。

10/7追記:
追加分10/19につきましても、受付を終了させていただきました。

インスタントな「旦那」になる

2005-09-28 21:40:50 | コラム、というか
都での「おたのしみ」といえば、なんといっても「旦那洋食」を堪能することである。

街をあるけば、由緒正しきグリルから家族経営の気さくな洋食屋まで、たくさんの洋食屋が軒をつらね自慢の腕をふるっている。イタリアンよりも中華よりも「洋食」をこよなく愛するぼくとしては、そこはまさしく地上の楽園なのである。とりわけ西陣界隈は、キング・オブ・洋食、「旦那洋食」のメッカ。そして、その一角に店を構えるあこがれの名店が「萬春」である。

その「萬春」の味が「冷凍食品」でカジュアルにたのしめてしまうのが、この上等洋食シリーズ「萬春 ライスグラタン」なのだ。「たかが冷凍食品じゃん」などと侮ってはいけない。コレ、相当に旨いのだ。まあ、値段もそれ相応ではあるけれど、このクオリティーからかんがえればけっして高くはない(と思う)。

京都の「萬春」で本物の「旦那」を気取るのは無理でも、これを食べればインスタントな旦那気分は味わえそう?!

ダーラナ馬のナプキンホルダー

2005-09-27 23:02:17 | 雑貨


ウェーデン生まれ、スウェーデン育ちの「ナプキンホルダー」です。スチール製で、「ダーラナ馬」をかたどったデザインがとても愛らしいです。色は「あか」と「くろ」の二種類。

もちろんナプキンホルダーとしての用途以外にも、シンプルで甘過ぎないフォルムはそのままオブジェとして飾るにも最適ですし、すきな本やDVDなどをさりげなく置いてディスプレイするのもいいですね。

moiにて、2,940円[税込み]で扱い中(売り切れの際はご了承ください)。

コーヒー豆を買いに

2005-09-26 18:17:58 | コラム、というか
動不足ゆえか、ここのところなんだかやけに歩きたい願望が募るいっぽうだ。おまけにきょうはさわやかな秋晴れ。そこで、家での仕事を一時中断して高円寺までぶらぶらとコーヒー豆を買いに歩いてゆく。

Oクンいきつけの「豆屋」、さわやこおふぃは高円寺駅のほどちかくにある。迷った末、深煎りの「さわや夏ブレンド」というのと9月限定の「今月のブレンド」とをそれぞれ100グラムずつ購入する。

9月のブレンドは、パナマ北部の「ベルリナ農園」で生産されたティピカ種をベースにしているとのこと。パナマの豆なんて、めずらしい。伊藤博『珈琲を科学する』(時事通信社)によれば、生産量自体が少ない上、その半分が国内での消費にあてられているのだそうだ。道理で耳なじみがないわけである。



それはそうと、はじめての店で豆を買うのはちょっとドキドキする。よくふくらむ新鮮な豆だろうか、香りはちゃんと広がるだろうか・・・そんなことをいちいちかんがえながら豆を挽き、ゆっくりゆっくり湯を注ぐ。さいしょのひとくちは、さながら祈るような気分である。

できあがったコーヒーは、バランスのよさとさわやかな酸味が印象的な端正な味わい。「アテ」なしで、できればストレートで飲みたい、まさにきょうの空のようなブレンドだった。



往復わずか5キロメートルちょっとの、コ-ヒ-豆を買いにゆくちいさな旅。いい気分。

ご来店ありがとうございました

2005-09-25 23:19:41 | event
日をもちまして、孔雀洞雑貨舗さんの『ワスレモノ設置展~Fragments Of Planet』は無事終了いたしました。会期中ご来店いただいたみなさま、どうもありがとうございました。また、満席でお入りいただけなかったみなさま、ゴメンナサイ。またのお越しをお待ちしております。

なお孔雀洞雑貨舗さんは、11月に「デザインフェスタ」、12月には経堂のROBA ROBA cafeさんでの企画展に登場予定とのこと。そちらも、ぜひおたのしみに!

ヨハンナ・ユホラ

2005-09-24 23:08:59 | カフェの音楽
としもまた、フィンランド政府観光局主催のイベント《Finland cafe》がはじまります。期間中に予定されているさまざまな企画のなかでも、とりわけぼくが注目しているのはヨハンナ・ユホラのライブパフォーマンスです。



フィンランドといえば、数多くの優れたプレイヤーを輩出している知る人ぞ知る「アコーディオン大国」。じっさい、この夏訪れたフィンランドでも、ヴィヴァルディの「四季」を巧みに演奏する若いストリートミュージシャンと遭遇しました。弱冠27歳の「ヘルシンキっ子」ヨハンナ・ユホラは、シベリウス音楽院のフォークミュージック科で学んだ俊英ながら、タンゴやジャズにはじまりクラブミュージックまでさまざまな音楽の要素を吸収し独自のサウンドへと昇華させるとびきりの「個性派」といった印象。その存在感は、たとえるならアコーディオンを持ったビョーク?!

待望のソロ・アルバムもまもなくリリースされるというこのヨハンナ・ユホラのライブパフォーマンスが、なんと《Finland Cafe》では入場無料で楽しめてしまいます(店があるのでぼくは行けそうにないけれど・・・)。東京以外でも三重や大阪でのライブも予定されているそうなので、キュートなアコーディオン・プレイヤーのヒップなパフォーマンスにぜひ直に触れてみてはいかがでしょう。



Johanna Juholaの来日スケジュールの詳細は、コチラでチェック!

冬、ラップランドへ

2005-09-23 11:53:55 | event
ィンランドへの旅の「即戦力」といえば、来月ここmoiで開催されるイベント「旅講座*フィンランド」です。う~ん、どうしよう・・・とまだ迷っているアナタに、背中をどかどかプッシュするトピックをふたつ。

まずこの時期、フィンランド航空の正規料金底値になります。11/15から12/15、1/1から2/16までのあいだならなんと最低8万円!でフィンランド(ヘルシンキ)へ行くことができます。もちろん直行便、最短でたったの9時間半のフライトです。

もうひとつは、つい先だってラップランドのイヴァロにオープンした注目のデザインミュージアム&ショップ「DESIGN HOUSE IDOLI」(画像)です。ハッリ・コスキネンら、現代のフィンランドを代表するデザイナーたちによる「ラップランド」からインスパイアされた作品が展示されているようです。巨匠タピオ・ヴィルッカラがこよなく愛したラップランドの地で、フィンランド・デザインを再発見する絶好のチャンスになりそうです。

ここまで読んでグッときたアナタ、この冬ラップランドへGO、ですよ。まずは、おかげさまで締め切り間近の「旅講座」でテンションを高めてゆきましょう!

みなさまのお申し込み、お待ちしております!

ヘイフラワーとキルトシュ-

2005-09-22 23:10:53 | シネマ
ィンランド映画「ヘイフラワーとキルトシュー」の東京での劇場公開が決まりましたね。10/15(土)よりシネ・リーブル池袋です。



アキ・カウリスマキ以外のフィンランド映画が劇場公開されるのはなかなかないこと。フィンランド語とフィンランドの景色をスクリーンで堪能してみてはいかがでしょう?ちなみにフライヤーはmoiでも配布中です。

オジサンはさすがに映画館では浮きまくりそうなので(笑)DVD化を待つことにします・・・

パブリシティー情報

2005-09-21 16:57:53 | 業務連絡
ァッション誌「FUDGE」の取材がありました。スケジュールの都合上オープン前の時間帯にはめこんでしまったため、いつもより一時間ほど早く七時前からの仕込みとなりました。そんなこんなでちょっとねむいです。

掲載されるのは、来月12日発売の「11月号」「東京で見つけた、かわいい北欧」(仮)という企画での紹介になります。まだちょっと先ですが、本屋さんでみかけたらぜひチェックしてみてください。また、発売になりましたらおしらせします。