moiのブログ~日々のカフェ

北欧&フィンランドを愛するカフェ店主が綴る日々のあれやこれや

携帯電話

2004-08-27 22:03:35 | コラム、というか
白すれば、ぼくは携帯電話にかんしてはひどく「封建的」な考え方の持ち主である。とかく、昨今の携帯電話の傍若無人ぶりは目にあまるものがある。だいたい、いったいだれに断って勝手に便利になろうとしているというのだ。

携帯電話は、いまや「じぶんのモノであって、じぶんのモノじゃない」、そういうものになってしまった。スパムメールや架空請求、挙げ句の果てには「じぶんのアドレス」から送られてくる迷惑メールまで、ちかごろ携帯電話のおかげで不愉快な気分にさせられることが多い。じぶんの持ち物に不愉快な思いをさせられるなんて、まったくもって耐え難い話ではないか。ひとことでいえば、「飼い犬に手をかまれる」あるいは「腹心に裏切られた主君の無念」、そんな感じである。

携帯電話は便利だ。えらいよ、まったく。でも、べつに「お財布」や「チケット」になってほしいとは全然おもわない。ぼくが携帯電話に言いたいのはこういうことだ。

いいから黙って「電話」だけしとけ!

どうしても「便利」になりたいというのなら、それもいいだろう。では、

肩でも揉んどけ!

くりかえすが、こと携帯電話にかんするかぎり、ぼくはひどく「封建的」な考え方の持ち主なのである。