いつも通りというシュガーベイブの名曲がある。
この曲(作詞作曲/大貫妙子)は字面どおり「いつもとおなじ」という内容なのだけれど、なぜか山下達郎をはじめとするその他のメンバーはみな、「いつも・ストリート」という響きをかけあわせたダブルミーニングだと思っていた、というエピソードがある。なにをかくそうこのぼくも、なぜかずっと「ストリート」の方だと信じていたので、この話を知って「へぇ~」と感心する反面、なんだかちょっと残念な気分でもあった。いつも通りという語感がやけに気に入っていたのだ。だからいまでも、ぼくの中ではいちおう、このうたは「いつも通り」という「通り」を舞台にしているということになっている。聴いていて、そのほうがずっとイメージが拡がる気がするから。
それはそれとして、「いつも通り」や「出会い通り」がある「まち」はきっと、「なんとか銀座」や「純情商店街」がある「まち」よりもずっとすてきな「まち」であるにちがいない。
●「いつも通り」はシュガーベイブが発表したたった一枚のアルバム「SONGS」におさめられています。余談ですが、シュガーベイブは1976年、荻窪ロフトで「解散コンサート」をおこないその活動にピリオドを打ちました。
この曲(作詞作曲/大貫妙子)は字面どおり「いつもとおなじ」という内容なのだけれど、なぜか山下達郎をはじめとするその他のメンバーはみな、「いつも・ストリート」という響きをかけあわせたダブルミーニングだと思っていた、というエピソードがある。なにをかくそうこのぼくも、なぜかずっと「ストリート」の方だと信じていたので、この話を知って「へぇ~」と感心する反面、なんだかちょっと残念な気分でもあった。いつも通りという語感がやけに気に入っていたのだ。だからいまでも、ぼくの中ではいちおう、このうたは「いつも通り」という「通り」を舞台にしているということになっている。聴いていて、そのほうがずっとイメージが拡がる気がするから。
それはそれとして、「いつも通り」や「出会い通り」がある「まち」はきっと、「なんとか銀座」や「純情商店街」がある「まち」よりもずっとすてきな「まち」であるにちがいない。
●「いつも通り」はシュガーベイブが発表したたった一枚のアルバム「SONGS」におさめられています。余談ですが、シュガーベイブは1976年、荻窪ロフトで「解散コンサート」をおこないその活動にピリオドを打ちました。