6月に、3年ぶりにフィンランドをおとずれて印象的だった光景が、いくつかある。そのひとつが胸をはる女子の姿だ。たとえば、カフェではたらく女子たち。やけにみんな姿勢がいい。背筋がぴんとのびている。なかにはそり返るくらいに胸をはったような女子もいて、もうみんながみんないきのいい小海老のように立ちはたらいている。だいたいこういう光景というのは、まず見ていて気持ちがいい。仕事に誇りをもって楽しそうにはたらいている、そんな印象をあたえるものだ。それに、フィンランドの女子のなかには小柄なひともすくなくないのだが、胸をはることでみんな実際以上に大きくみえる。この国では、さすがのデューク更家も出番がない。なんとなく腰が低いのが美徳みたいなところがある日本では、ヘタに姿勢がいいと「エラそう」とか「不遜」とか言われかねない勢いだが、かまうものか、「女子よ、胸をはれ!」、そういいたい(なんだそりゃ?!)。
さて、ここまで女子のことばかり書いてきて、じゃあフィンランドの男子はどうなんだ?という話になるわけだが、これに関してはこう言うしかない。ゴメン、見てなかった。
さて、ここまで女子のことばかり書いてきて、じゃあフィンランドの男子はどうなんだ?という話になるわけだが、これに関してはこう言うしかない。ゴメン、見てなかった。