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PMRCがある限り。

Trickster -Kidneythieves (2003)-

2006年03月27日 22時57分45秒 | 2003


昨日、ちょっと用事が出来て正月ぶりに実家に帰って来たのですが、折悪しく春休みに突入していた甥と姪のセットが遊びに来ておりました。The Little Williesを唯一の友として夜中に車で突っ走って明け方に到着したので昼までは寝てるつもりだったのですが、やつら、朝の7時くらいから全開ではしゃぎまわり、寝るどころの騒ぎではありません。それでも長い運転で疲れてる上に、この所ずっと寝てないので喧騒の中でうとうとし始めた頃に、なにやら叩き起こされました。4才の甥の方です。便宜上、彼の名前をヒロとしておきます。
目を開けてみると、なにやらピルケース様の円筒形の箱を手にしています。
「「開けて。」
灰色の顔色で倒れてる人間を起こしてまで開けたい箱でしょうか。
開けました。中にはサイコロが入っています。
サイコロと言っても、普通の1~6が入った物ではなく、これ以上無いというくらい、ふてぶてしい面構えの顔が青、赤、黄の3色で2面ずつ描かれてます。
「どれか上にしてこれ(蓋)閉めて。
ヒロ、後ろむいてるから。」

彼の真意が判りました。
3色のどれが上になってるかを蓋を開けずに当てるつもりです。
つまり、私は彼が新しく買ってもらった手品セットの実験台ということです。
新しいおもちゃを手にした4才児にとって、倒れている人間の倒れざるを得ない都合だとか目の下のクマだとか意に介するわけがありません。

言われるがまま、とりあえず黄色を上にして見えない様に蓋をします。
「おぅ、閉めたぞ。」
4才相手ににタメ語です。

閉めたケースを私から受け取った彼は、何やら目の高さに持って行って真剣に見てます。
「「黄色。」

開けてみました。確かに黄色です。

・・・次回に続く。

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