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PMRCがある限り。

Santa Monica -Theory of A Deadman (2005)-

2007年09月16日 22時25分47秒 | 2005


Theory of a DeadmanのGasolineを買いました。
あの"Nickelbackのチャドが見出した大型新人"とか何とか鳴り物入りのデビュー作が2002年、「見出したも何も、まんまNickelbackですよ、これ。」という内容だったので、特に繰り返し聴く等という事も無くそのまま忘れさっていた訳ですが2005年に2ndが出ていたらしく、知ってしまった以上は聴かざるを得ないというか買わざるを得ないというか、その程度には気に入っていたらしく。

I remember the day, when you left for Santa Monica.
You left me to remain with all your excuses for everything.


またか、というがしないでもないというか、こんな曲ばかり書いていると"この人本当に大丈夫なのか"と変に心配されてしまいそうな気もしますが如何したってアルバム一番の聴き所なので致し方ありません。

こんな状況を歌にする場合、
女性ミュージシャンは昇華気味の前向きな事を言ってくれるのに対して、
野郎ミュージシャンはこれ以上無いという程に真後ろを向いた女々しい事を言ってくれます。例外無く。
頼もしい限りです。

というよりも、別れをモチーフにした曲では
女性ミュージシャンの場合、亡くなった相手を想う曲が殆どです。
野郎ミュージシャンの場合、振られた相手を想う曲です。例外無く。

このアルバムにはもう一曲、Hello Lonely (Walk Away from This)があります。
Hello lonely, How you doing today.
歌いだしから素晴らしいじゃないですか。
最初のフレーズで相手がご健在な事が判ります。

力強く繰り返されるサビは以下の通り。
How do I live without you?
インナーの歌詞を見るまで
I don't wanna live without you.
と言っているものだとばかり思っていました。
大変失礼しました。
大して違いませんが。


えー、
"おおアメリカ、我が大地"といった骨太いハードロックですが、Nickelback程に暑苦しくないのはシンガーの声質の為でしょうか、若さの成せる技でしょうか。
前作から特に路線変更は無く、素直に自分達の信じる音楽を曲として紡いでいる作風には好感が持てます。
アルバム最後の曲まで飽きさせずに聴かせる技量は前作に見られなかったものであり、今後も要注目です。


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