GET A STEP AHEAD !

一歩一歩前進!

王滝レポート

2005-09-19 17:30:59 | レース
王滝100km.この日のために練習してきました.
目標は
「鈴木さんに勝つ!」
「小池さんに勝つ!」
「できれば7時間!」

西山君と一緒に前日朝7:00に出発.現地で鈴木さん,大国谷さ
んと合流し,宿へ.宿で食事中,西山君と鈴木さんが農工大の
研究室の先輩後輩であることが発覚.妙な盛り上がりを見せる.
夕食後,参加者ミーティングみたいな奴に参加.佐復君と合流.
じゃんけん大会にも参加.珍しく商品ゲット.North Faceの
ウェストバッグ.奥さんにあげよう.宿では5人で30畳の部屋に
泊まる.一人あたり6畳.凄いっす.ぐっすりと眠って4時起床.
やっぱり車中泊と違って良く眠れるっす.

当日朝は宿でおにぎりを食べて出発.うんこが出なかったのが
ちょっと不安.去年,おなか痛くなったんだよなー.でも,しょ
うがない,まぁ,いいか.会場に到着.中盤後方にバイクを並べ
る.すぐ前に佐復くん.

スタート.さまちゃんはじめFORZAの人達がじりじり上がって行
くのを見て僕もじりじりと抜いていくことにする.途中からシマ
ノドリンキングの人達にくっついて番手を上げていく.この時点
で西山君は右斜め前にいる.大国谷さん/鈴木さんは見えない.

そのままの状態で先導が外れてスタート.西山君はスーっと前に
行ってすぐ視界の外に.速いなぁー.でも,僕はマイペースで.
心拍をあまり上げないように気をつける.結構抜かれるが,気に
しない.マイペース,マイペース.と,そのうちに大国谷さんに
も抜かれる.鈴木さんに登りで抜かれるならしょうがないが,序
盤で大国谷さんに抜かれて4人の中でビリになるのはちょっとまず
い.ということで大国谷さんについていくことにする.

そのまま10km地点くらいを通過したとき,どこからか「シュー」
という音が.まさか僕じゃないよな.空気圧3kgも入れたし.登り
だしリム打ちするわけないし.「シュー」なんか前輪のほうから
聞こえるみたい.やっぱりオレ?? 前輪に耳を近づける.次第に
鮮明になる音.やっぱりオレだ.ふとみると前輪から垂直に立ち
上がる錆色の小物体.ゴミかと思ってつかんで真上に引き抜くと
「シューーーー!」といっそうボリュームアップ.まいりました.
修理します.去年と違い,今年はパンク対策品は万全.チューブ
も2本持ってるし,イージーパッチもある.いくらでもパンク修理
してやるぞ.

ということで約10分でパンク修理完了.パンクが恐いので空気圧
高めに入れる.推定3.2kg.落ち着いてパンク修理はしたものの
気分的にはやはりがっくり.気を取り直して追いかけることにする.
結構抜かれたため,遅い人が多いので,バリバリ抜いていく.
気分よくゴボウ抜きしている最中,うしろの人がなんか言っている.
「ゴニョゴニョ...」
「ハイ?なんですか?」
「サドルバッグ空いてるよ.」
「あ,そうですか.ありがとうございます」
あーサドルバッグ閉め忘れね.サドルバッグね.んっ?サドルバッグ?
えっえっえっーと,もう1本のスペアチューブが入っていたんです
けど.. 恐る恐るサドルバッグを覗き込む.「....」
ふーっとため息をひとつ.受け入れるにはあまりにも重すぎる現実
に直面し,クラクラしながらバッグのジッパーを閉めて再スタート.
のこり90km,スペアチューブなし.(実はイージーパッチも落とし
ていた..)

相変わらず遅い人を抜きまくる.が,下りは空気圧が高いせいか,
あるいはタイヤがしょぼいせいか,ドリフトしまくり.一度だけ
崖から落ちそうになるが,なんとかセーフ.今日は下りは慎重に
行こう.とか,思っているうちに30kmを過ぎる.チェックポイント
はまだか.正直,登りがきつい.下りまでは良かったけど,スゴく
つらい.ほんとにリタイヤしたいくらい.鈴木さん,大国谷さん,
西山くんはずっと先に行ってしまったのかな..

ふと見ると天然エイドステーションで休んでいる鈴木さん発見.
よしよし.結構追い上げたな.2個目のカーボショッツをニュルニ
ュル吸ってしばらくして第一チェックポイント.2時間59分.タイ
ムがヤバイ.7時間どころの話ではない.9時間かかっちゃうかも.
悶々としてPowerBarを食べているところに鈴木さん到着.鈴木さん
の補給終了は待たずに出発.ライバルですから.
その後登って下って湖のほとりへ.湖の廻りは結構平坦で景色が良
い.こういう負荷が軽いところでは僕の脚はグルグル廻る.ガンガ
ン抜いて湖のまわりの平坦区間終了.約50km地点.

またイヤーな登りが始まってちょっとしたところで今度は大国谷さん
発見.メカトラかしらん.が,ライバルなのでかまわずパス.登りで
腰が痛くなってきた.そのまま数キロ行ったところで我慢できなくな
って腰痛休憩.ついでにPoerBarを食べる.疲れてくるとPowerBarを
噛むのがつらい.アゴが痛くなる.時間もかかる.と思っていると
見たくない青と黄色のメットとジャージ.鈴木さんだ.なんだかよく
わからない奇声を発しながら僕の前を通過.ちょっとムカつく.Power
Barが残っているが,このまま食べていると大国谷さんにも抜かれかね
ないので,残りをポケットにしまい,再出発.

登りは本当に腰が痛い.ガレ場を登っていて気がついたのだが,僕は
ガレ場やシングルトラックの登りが遅いようである.自分でもあきれ
るくらい遅い.ひょっとするとパンク対策のために空気圧が高すぎる
のがいけないのかも.空気圧を2kg台前半にできればタイヤが凹凸を
吸収してくれるのかも..やっぱりチューブレスなのかな..
登りへろへろ,下りは超慎重にガレ場を通過し,67kmの第2チェック
ポイントへ到着.と,奥に鈴木さんを発見!が,そのまま抜いてしまう
ほど元気ではないので,鈴木さんのとなりに停車.カーボショッツを
ニュルニュル.ちょっとでもリードするために鈴木さんのPowerBar完食
を待たずにスタート.ライバルですから.

相変わらずガレ場の登り.相変わらずヘロヘロ登る.しばらくして鈴
木さんが元気に抜いていく.
あー,だめだ.今回は鈴木さんの勝ちだ.僕の完敗だ.
「勝ちますよ!」なんて言ってすみませんでした.
そのまま腰痛と戦いながら第3チェックポイントを通過.もう完走す
るだけでいいや.ほんとにきついわ.100km.今回完走したら2度と走
らないぞ.もうとにかく完走,完走.

90km地点通過.あとは下るだけかな.とにかく完走,完走.
と,ふと見ると夢か幻か,青と黄色のメットとジャージ.鈴木さんが
休んでる!! イヤッホー!
遠くから「鈴木さーん」と叫んで万が一にでも逃げられたら悔しくて
たまらないので,そーっと近づいて「イエーイ!」と言いながら真横
を通過してみる.鈴木さん,「あっ!」と言った後,なにか言ってい
たが知らない.後は逃げるのみ.ライバルですから.

下りだったら僕のほうが速いという自信は持ちつつも,不安なので下
りをぶっとばす.漕ぎまくり.逃げる逃げる.ぶっとばしながらもパ
ンクはイヤなのでラインは慎重に.漕ぎまくりのまま去年のパンク地
点を通過してそのままゴール.タイムを見忘れたけど,後からゴール
した人が8時間4分とかアナウンスしてたから,多分8時間3分くらいか
な.

ま,タイムは正直こんなもんでしょう.パンク修理用品をすべて落と
してしまい,後から考えると恐ろしい状態でしたが,完走できて本当
に良かったです.目標の「鈴木さんに勝つ!」が達成できたのも良か
ったです.本当にキツいレースでしたが,やはり達成感は最高です.
(でも,もう来年は出ないかな..)

西山君は6時間台,小池さんは7時間13分でこの2人には完敗.実力な
のでしょうがないですね.

次は10月のアドベンチャーin富士見に向けて頑張ります.

9/18(日) 王滝100km

2005-09-19 12:59:44 | レース
9/18(日) 王滝SDAクロスマウンテンバイク100km
記録: 8時間03分くらい? 3??位

とりあえず結果だけ.
記録はこんなもんかなぁ.でもまぁ,無事完走できてよかったっす.