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物流王の物流徒然

物流に関するブログです

業務の見直し。自社か外注か?その判断

2013-10-05 10:07:13 | Weblog
業務を見直す際に、自社で行うか、外注するか、の判断を迷うときがあります。

それぞれの特徴としては、
自社で行うと、
 ・ノウハウが内製化される。
 ・細かい対応が可能となる。
 ・技術を習得するのに時間がかかる、人員が少ないと引継ぎロスのリスクがある。
 ・業務内容によっては、専門家にはかなわない。
外注で行うと、
 ・ノウハウが残らない。
 ・イレギュラーなどの細かい対応が遅くなる。
 ・任せることができるため、技術習得に時間をかけなくてよい。
 ・専門家による高度な技術で業務を行う。
などが挙げられます。

一般的に、業務の規模が大きくなれば、外注よりも内製のほうがコストは安くすみます。

判断の基準としては、

「業務の特殊性&習得の難しさ」
 ⇒普段の業務の延長線上にない業務で、習得が難しいものは、外注したほうがよい。
 逆に、普段の業務の延長線上で可能な業務や、習得が簡単なものは、内製化したほうがよい。

「人材の定着率」
 ⇒人材が定着しやすければ内製化、流出しやすければ外注。

「発生頻度」
 ⇒発生頻度が低い業務は外注したほうがよい。
 逆に、発生頻度が高い業務は内製化したほうがよい。

「技術の違いによる経営効果の差」
 ⇒技術の違いで経営効果(コスト・利益)に差が出る業務であれば、外注・内製のうち、技術のある方で行ったほうがよい。一般的には外注の方が技術力・ノウハウがある。

「社内特殊性」
 ⇒一般的な技術を使いまわせるなら、外注したほうがよい。
 逆に、社内用に特殊な作業をカスタマイズする割合が大きければ、内製化したほうがよい。

という中でのバランスによります。

極端な例を挙げると、

「数年に1回の業務で、その技術を習得するためにそれ専門の人員を雇うか数年かけて育成しなくてはならないが人員が流出しやすく、素人とプロでは経営効果が大きく異なり、かつ当社独自の特殊性はない」のであれば、外注したほうがよく、

「毎日発生する業務で、他の部署の人間でも少し勉強すれば技術が習得でき、人材も定着しやすく、素人とプロでの技術の差による経営効果の差はそれほど変わらず、一般的な技術に加え、当社独自のアレンジ部分が大きい」のであれば、内製化したほうがよいでしょう。

ちなみに、どちらを選ぶにしても、
「コストが大きく、利益が小さい」のであれば、「業務そのものをなくす」ことを視野にいれたほうがよいでしょう。

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日本は土地が高い

2013-08-11 09:49:56 | Weblog
日本は土地が高い。

その事実が、すべての物価とすべての物流に影響していると思います。

土地が高いせいで、道路に割ける予算が少なくなり、道路が狭くなる。

土地が高いせいで、駐車場が不足する。

駐車場が不足するせいで、路上に停車したりする。

そのせいで、狭い道路が渋滞して、より狭くなる。

道路が狭いせいで、車と車が接触しやすくなる。

道路が狭いせいで、一方通行が多くなり、目的地までの距離が長くなる。そのことがまた渋滞につながる。

そのせいで、運送コストが高くなり、建築資材の高騰につながる。
そのせいで、建築コストも高くなる。

さらに、物流コストはすべての物価に上乗せされる。

そして、土地・建物・車の維持コストが高くなり、収入からそれらを差し引いた可処分所得が小さくなる。

物流にしても、土地・建物のコストが高いため、保管スペースが優先となり、作業スペースや待ちスペースが小さくなり、そのことがまた作業時間の長時間化などにつながる。

これらの影響の大元となる土地コストの高さをどうクリアするか、ということが街づくりや商売などのキーポイントになるのではないでしょうか。
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基礎が大事

2013-08-04 23:36:37 | Weblog
先日、畑で作業していたら、別の畑の人から話しかけられて、上の言葉を言われました。

いわく、

「土を耕して肥料を入れて基礎をつくる。基礎ができていれば、何を植えても育つ」

と。

畑に限らず、仕事でも当てはまると思いました。
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仕事をプライベートに活かせ

2013-06-27 19:46:18 | Weblog
プライベートで得た教訓を仕事で活かすのと同様に、仕事で得た教訓をプライベートで活かすことが大切です。

物流の世界に入って8年目、現場実務からは遠ざかったものの、プライベートでも活かせる教訓は幾つかあります。

たとえば、

・「安全」や「リスク管理」などに気を使うようになった。街を歩いていると、大体危険な箇所がわかるようになる。

・モノを片付けるときに、多少効率よく片付けることができる。何から手をつけてよいかがわかる。

・日用品の「在庫」の状態が頭に入っているため、「現在の在庫」「使用ペース」「次に買い物に行く日までの日数 = リードタイム 」から、最適な買い物計画を導き出せる。

・食材の賞味期限を切らさない。

他にも、いろいろと挙げることができそうです。

大切なのは、仕事は仕事、プライベートはプライベートと全てを切り離すのではなく、共通する教訓はどんどん活かすということです。

日常生活の在庫管理や安全管理が不十分だと、どうしても仕事でも出てしまいますし、日常生活から気を使っていれば、仕事でも気が引き締まって、成果を挙げることができるのです。
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客のため?

2013-06-11 06:27:52 | Weblog
物流業務に限らず、商売は常に「お客様のため」を第一に掲げています。

ここで言う「お客様」とは誰のことでしょうか。

直接仕事をもらっている取引先のことだけを考えてはいけません。

その取引先が取引をしている、次の売り先のことを考え、最終的にはその製品を買う最終消費者のことを考えなければいけません。

それをしないで、取引先のいうことを聞いているだけでは、本当のニーズはつかめません。


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過去ログ・試験情報サイトの移転復活が完了しました。
以下のサイトもご覧ください。
http://butsuryuo.kinugoshi.net
(ブックマークにも同じリンクをはっています)
 
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